■MultiPath iSCSIの考慮 iSCSIでデータストアに接続する場合、通常は普通のNICを使ってソフトウェアiSCSIとして利用するのが一般的です。ESXiからストレージに対して物理的にNICが一本しかなければ、それが壊れた場合、全落ちとなってしまうので冗長化を考える必要があります。 冗長化を実現する場合、以下の二つの手法があります。 ●NIC Teaming ●iSCSI Port Binding 奨励されるのは後者のiSCSI Port Bindingです。NIC Teamingにおいては冗長化はできても分散ができない、冗長かつ分散ができるにしてもスイッチ側が対応しておく必要があるなど、ある一定の条件が求められるからです。また、同一サブネットに属するVMkernelインターフェイスを複数構成したiSCSIソフトウェアイニシエータは単一のNICしか利用しない仕様であることも理由