ドライバーが仮眠している乗用車の窓ガラスがたたき割られ、金品が奪われる「窓割り強盗」事件が今年に入り、大阪府内で50件以上相次いでいる。 人通りが少ない未明から早朝の時間帯に集中しており、府警は警戒を強めるとともに、大けがをする危険もあるとして、注意を呼び掛けている。 府警によると、被害に遭ったのは、路肩や飲食店駐車場などに停車中の車。ドライバーが眠っている間に、助手席側の窓がいきなり割られ、助手席上のバッグが奪われた。多くは、大阪市内のキタやミナミなど繁華街の近くで発生しているが、最近は市外でも被害が確認されている。 3月19日には、午前2時45分頃から同4時半頃にかけ、同市の北、東淀川、大正の各区で3台が相次ぎ襲われ、計約45万円が奪われた。同27日未明には豊中市内でも発生した。 目撃情報などによると、犯人は男2人以上のグループで、車で移動。当初は白っぽい乗用車で、3月中旬以降は青っぽ