「IWGP王者はG1クライマックスで優勝できない」 こういうジンクスが新日本プロレスにはある。 過去27回の歴史の中でIWGP王者が優勝したのは1995年の武藤敬司と2000年の佐々木健介の2回だけしかないからだ。 新日本プロレスのG1クライマックスBブロックはIWGP王者ケニー・オメガが完全優勝宣言して、7月31日現在、5試合を戦って全勝、目下負けなしで首位を走っている。 それを内藤哲也や飯伏幸太らが追う展開だ。 「周りはそう思っていないかもしれないけれど、オレは確かな足取りでチャンピオンロードを進んでいる。違うやり方はあるかもしれないけど、オレと同じことができるヤツは他にはいない。2度目となる今回は、IWGPチャンピオンとしてG1優勝を果たす」 オメガはこう優勝宣言をしている。 「G1はプロレス界において最高のイベント」 勝ち点では順風満帆と言った印象のオメガだが、古巣のバレットクラブ