東京・立川市の集団食中毒で原因と特定された「刻みのり」を製造・販売した大阪の食品会社「東海屋」によりますと、問題の商品は、ことし12月1日が賞味期限となっている業務用の商品で、「東海屋」では、賞味期限がこの日以降となっている商品、491パックを対象に自主回収しています。 また「東海屋」によりますと、この商品を製造する際、のりを刻む作業を大阪・北区の個人業者に委託していますが、この業者は、乾燥した状態の「のり」を1枚1枚機械に入れて刻む際、東海屋との取り決めに違反して、手袋をせずに素手で作業をしていたということです。 この業者は、作業の効率が悪くなるとして、長年、手袋を使わずに作業をしていたということで、「東海屋」の田中健二社長は「衛生管理の指導が十分できていませんでした。大勢の方を不安にさせ、大変申し訳なく思います。早急に回収をはかり、これ以上の被害の拡大を防ぎたいです」と話しています。
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