太陽エネルギーを動力とした有人の固定翼機「ソーラー・インパルス2」が2016年7月26日(火)、世界一周フライトを達成しました。最後のレグはエジプトからアブダビ到着までのおよそ2日間で、アブダビ国際空港には日本時間9時すぎ、現地4時すぎに到着しました。 「ソーラー・インパルス2」は化石燃料を使わない世界一周飛行を史上初めて達成したものです。この世界一周は中国の南京から、ハワイ・オアフ島のカラエロア空港までの最長区間を飛行中、日本を通過する予定でしたが、ハワイ方面の天候が芳しくないとの判断で急遽、名古屋小牧空港に着陸し、深夜の着陸時にはUFO騒ぎが起きるなど、大きな話題となりました。 その後も天候を見ながらハワイへ向かったものの、名古屋からハワイへのレグで、バッテリーが過熱し、その修理に時間を要し、当初予定の日程から遅れたものの、世界一周を達成しました。