性犯罪の被害者が、警察にすぐに届け出るのをためらった場合でも、その後に捜査ができるよう被害に遭った証拠を医療機関で採取して残しておけるようにする取り組みが始まり、23日に福島県警察本部が証拠を採取する専用のキットを福島市内の診療所に配布しました。 これは、性犯罪の被害者を支援する取り組みの一環として、警察庁が試験的に今月から全国5か所の医療機関で始めたもので、23日は福島市内の婦人科の診療所を福島県警察本部の担当者が訪れました。 性犯罪の被害は警察にすぐに届け出るのをためらう人が少なくなく、その後に被害を訴え出たときには証拠がなくなっているため、犯人の検挙に結び付かないという課題がありました。 担当者は今回の取り組みについて、被害者が望む場合は警察への届け出がなくても医師が専用のキットを使って証拠を採取できるようになることや、警察が24時間以内に証拠を取りに行って匿名で預かり、最長15年間
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