バングラデシュの首都ダッカで、飲食店襲撃事件の現場周辺を移動する兵士と警察官(2016年7月2日撮影)(c)AFP 【7月3日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で武装集団が飲食店を襲撃した事件で、店内では当時、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」明けが間近に迫る中、客たちが夕食を楽しんでいた。そこを武装集団が突然襲撃し、客を外国人とバングラデシュ人とに分け、惨殺を始めた。 事件現場となったのは「ホリー・アーティサン・ベーカリー(Holey Artisan Bakery)」。事件発生から11時間後、特殊部隊の突入までに、店の白い床は真っ赤な血の海となり、あちこちに惨殺された外国人の遺体が横たわっていた。 この欧米スタイルの飲食店は、昔からバングラデシュの富裕層が居住し、数多くの大使館があるガルシャン(Gulshan)地区にあり、外国人や地元住民に人気の隠れ家的な店