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ブックマーク / transact.seesaa.net (69)

  • HIV否定論者Christine Maggioreの訃報

    これが2008年最後のエントリになるけど、あえて訃報をとりあげる。 亡くなったのはChristine Maggioreという52歳の女性で、「HIVはAIDSの原因ではない」というHIV否定論(AIDS再評価運動)の主張者のひとりである(HIV否定論は、反進化論と温暖化否定論とともに、自然科学分野における3大否定論と呼ばれている)。 このChristine Maggioreは、HIVに感染していることがわかっていながら、母子感染リスクを下げるための抗レトルウィルス剤(ARV)の使用を拒否し、感染のリスクのある母乳養育を行って、娘Eliza Janeに母子感染させた。そして、2005年春にEliza JaneはAIDS関連肺炎で3歳で亡くなった。 しかし、Christine MaggioreはHIV否定論を取り下げることはなく、娘の死因はAIDSではないと主張し続けた。そして、自らも過去半年

    HIV否定論者Christine Maggioreの訃報
  • 統計なんか使っていない能見正比古の血液型性格判断

    Tweets by @kumicit ■東芝がウェスチングハウスをコントロールできないことが勝利の決め手だった?(04/09) ■人生に意味を与えるUFO(03/14) ■UFO統計(03/14) ■2011年9月20日(01/30) ■180年くらい歴史がありそうな都市伝説「ブアメードの血」(08/06) ■143年の歴史を誇る都市伝説「ブアメードの血」Update 2016/08/05(08/05) ■メモ「人種偏見と発砲判断」(07/24) ■ハーブレメディは見過ごされている世界的健康被害(05/30) ■メモ「メスメリズムで死人が蘇生すると書いてたHahnemann」(05/08) ■メモ「ホメオパシーとデュナミスの関連調査中...」(05/05) ■メモ「危機的状況化での非難の政治力学」(04/24) ■メモ「災害後の人々の行動」(04/21) ■東芝がウェスチングハウスをコント

    統計なんか使っていない能見正比古の血液型性格判断
  • Intelligent Design Society of Kansas

    カンザス州のインテリジェントデザイン応援団なIntelligent Design NetworkのパロディサイトIntelligent Design Society of Kansasをたまたま見つけた。FAQがわりと見通しの良い、インテリジェントデザインの解説になっているので、読んでみることにする。 なお、この色で注釈をつけた:[Craptaculus.com --Intelligent Design Society of Kansas Frequently Asked Questions (FAQ) What is Intelligent Design? インテリジェントデザインとは何か? Intelligent Design (ID) is a scientific theory that says evolution's naturalism is wrong: an Intell

    Intelligent Design Society of Kansas
  • 「百匹目の猿」の嘘を暴いた"The Hundredth Monkey Phenomenon"by Ron Amundson

    出遅れ気味なのでブログでは、「百匹目の猿」をデバンクした有名な著作(英文)の翻訳をしてみようと思う。 --------(以下、Ron Amundson  "The Hundredth Monkey Phenomenon "の翻訳)--- Ron Amundson: "The Hundredth Monkey Phenomenon " first published in Skeptical Inquirer vol. 9, 1985, 348-356 (http://www.uhh.hawaii.edu/~ronald/HMP.htm) 超常現象について主張の論拠はいろんな形で示されています。たとえば、個人的な証言(「私は宇宙人に誘拐された」)とか、日常でのちょっとした不思議なこと(「夢に出てきた人からちょうど電話がかかってきたことはありませんか?」)とか、「古代人の知恵」なども。実際の

    「百匹目の猿」の嘘を暴いた"The Hundredth Monkey Phenomenon"by Ron Amundson
  • 予期される反応

    Tweets by @kumicit ■東芝がウェスチングハウスをコントロールできないことが勝利の決め手だった?(04/09) ■人生に意味を与えるUFO(03/14) ■UFO統計(03/14) ■2011年9月20日(01/30) ■180年くらい歴史がありそうな都市伝説「ブアメードの血」(08/06) ■143年の歴史を誇る都市伝説「ブアメードの血」Update 2016/08/05(08/05) ■メモ「人種偏見と発砲判断」(07/24) ■ハーブレメディは見過ごされている世界的健康被害(05/30) ■メモ「メスメリズムで死人が蘇生すると書いてたHahnemann」(05/08) ■メモ「ホメオパシーとデュナミスの関連調査中...」(05/05) ■メモ「危機的状況化での非難の政治力学」(04/24) ■メモ「災害後の人々の行動」(04/21) ■東芝がウェスチングハウスをコント

    予期される反応
  • 「いわゆるintelligent designは、理神論の現代版だ」なわけないでしょ

    池田信夫氏がさらりと間違ったことを書いている[via 進化論と創造論についての第1掲示板]ので、指摘しておく。 間違ってる部分は、エントリの論とは無関係に記述されたところ:では、なぜスミスは人々が「よい均衡」を選ぶと信じたのだろうか? その答は、おそらく書が言及していない理神論にあると思われる。これは神を人格的な存在と考えず、世界の秩序そのものが神の具現化だと考える教義で、ニュートンがその影響を受けていたことはよく知られている。彼の発見した古典力学の完璧な規則性は、まさに神の存在証明ともいえるものだった(いわゆるintelligent designは、理神論の現代版だ)。 [池田信夫: "「見えざる手」は誰の手か" (2008/03/24)]間違っている点は以下の2点: Newtonは確かに理神論の影響を受けているが、理神論とは違う立場にあった(神の介入を主張する点で) インテリジェン

    「いわゆるintelligent designは、理神論の現代版だ」なわけないでしょ
  • やっぱりNOMAが成り立たない理由

    Tweets by @kumicit ■東芝がウェスチングハウスをコントロールできないことが勝利の決め手だった?(04/09) ■人生に意味を与えるUFO(03/14) ■UFO統計(03/14) ■2011年9月20日(01/30) ■180年くらい歴史がありそうな都市伝説「ブアメードの血」(08/06) ■143年の歴史を誇る都市伝説「ブアメードの血」Update 2016/08/05(08/05) ■メモ「人種偏見と発砲判断」(07/24) ■ハーブレメディは見過ごされている世界的健康被害(05/30) ■メモ「メスメリズムで死人が蘇生すると書いてたHahnemann」(05/08) ■メモ「ホメオパシーとデュナミスの関連調査中...」(05/05) ■メモ「危機的状況化での非難の政治力学」(04/24) ■メモ「災害後の人々の行動」(04/21) ■東芝がウェスチングハウスをコント

    やっぱりNOMAが成り立たない理由
  • NOMAが成り立たない理由 つづき

    インテリジェントデザインの山たるDiscovery Instituteのサイトに掲載された記事で、Benjamin Wikerは、神の不在を示唆すような記述をすることを侵犯行為と定義し、そのような侵犯行為をする者を唯物論者=進化論者と定義する。Whatever Gould’s intentions might have been, one thing should be quite clear from the history of evolutionary theory: Darwinism has always meant to cross the borders into the moral domain, treaties to the contrary, and will continue to do so until only one truth is left--Darwi

    NOMAが成り立たない理由 つづき
  • NOMAが成り立たない理由

    Tweets by @kumicit ■東芝がウェスチングハウスをコントロールできないことが勝利の決め手だった?(04/09) ■人生に意味を与えるUFO(03/14) ■UFO統計(03/14) ■2011年9月20日(01/30) ■180年くらい歴史がありそうな都市伝説「ブアメードの血」(08/06) ■143年の歴史を誇る都市伝説「ブアメードの血」Update 2016/08/05(08/05) ■メモ「人種偏見と発砲判断」(07/24) ■ハーブレメディは見過ごされている世界的健康被害(05/30) ■メモ「メスメリズムで死人が蘇生すると書いてたHahnemann」(05/08) ■メモ「ホメオパシーとデュナミスの関連調査中...」(05/05) ■メモ「危機的状況化での非難の政治力学」(04/24) ■メモ「災害後の人々の行動」(04/21) ■東芝がウェスチングハウスをコント

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  • メモ「孤独はペットの擬人化や神への信仰を強める」

    Tweets by @kumicit ■東芝がウェスチングハウスをコントロールできないことが勝利の決め手だった?(04/09) ■人生に意味を与えるUFO(03/14) ■UFO統計(03/14) ■2011年9月20日(01/30) ■180年くらい歴史がありそうな都市伝説「ブアメードの血」(08/06) ■143年の歴史を誇る都市伝説「ブアメードの血」Update 2016/08/05(08/05) ■メモ「人種偏見と発砲判断」(07/24) ■ハーブレメディは見過ごされている世界的健康被害(05/30) ■メモ「メスメリズムで死人が蘇生すると書いてたHahnemann」(05/08) ■メモ「ホメオパシーとデュナミスの関連調査中...」(05/05) ■メモ「危機的状況化での非難の政治力学」(04/24) ■メモ「災害後の人々の行動」(04/21) ■東芝がウェスチングハウスをコント

    メモ「孤独はペットの擬人化や神への信仰を強める」
  • 乗り遅れな気もするけど、merca論宅氏について考えてみた

    Kumicitは、メタな論を偉そうに語る"merca論宅"氏が、"脳内ニセ科学批判者"をメタな論で批判していると思ってた。これなんか、まさにその言い訳としか読めない:同ブログでは、なるべく個人批判・人格批判は避けています。従って、批判は全て一般化してます。菊池さんや天羽さんから、ポパーのみでニセ科学を批判しているサイトの例示を要求された際にも、躊躇したのは、そのためです。一般化がメタ議論につながって来ますが、あえてそうしています。 [merca:"方針" (2007/09/22) on 社会学玄論]でも、違った。 主敵は"脳内妄想"ではない "merca論宅"氏の主敵は、"脳内妄想"ではなくネット上にいる。"merca論宅"氏は、社会学玄論で、一度だけ、その主敵のURLを書いていた:Commented by 論宅 at 2007-03-20 23:30 x ogawaraさん  論宅です。

    乗り遅れな気もするけど、merca論宅氏について考えてみた
  • 種選択・利他的遺伝子・群選択

    「NATROMの日記:池田信夫氏からの反論(2007/04/29) vs 池田信夫 blog:利他的な遺伝子(2007/04/29)」についての調べものの続き。チェックポイントは3つ: 種選択(Species Selection)という用語はメジャーではないが、存在する。群選択(Group Selection)とは全然違うもの。 利他的遺伝子(Altruistic Gene)という用語は存在する。ただし、Gene centric viewのメタファーである利己的遺伝子(Selfish Gene)と対比される用語ではない。 群選択(Group Selection)をめぐる戦闘は継続中... 種選択という用語はある Species Selection(種淘汰・種選択)という用語は存在する。「キャンベル生物学」によれば:分岐進化は、たとえある新種が全体的な傾向と反対であっても進化傾向を示すことが

    種選択・利他的遺伝子・群選択
  • マルチレベル選択の攻防メモ

    とりあえず概観はwikipedia: Group selectionから。流れは、Sober&DS Wilsonが1994年に群選択サイドから砲撃するも、ただちにDennettやDawkinsが反撃。EO Wilson[2005]が「利他行動は血縁選択ではなくコロニーレベルで説明されるべき」と主張するも、翌年にはFoster et al[2006]が、「EO Wilsonは定番誤解に基づく主張だ」と反撃。 Multilevel selection theory In recent years, the limitations of earlier models have been addressed, and newer models suggest that selection may sometimes act above the gene level. 近年、初期のモデルの限界が指摘

    マルチレベル選択の攻防メモ
  • 似ている創造論者とLeftist

    創造論者たちは、進化論を唯物論だと批判する 創造論者たちは、進化論を唯物論すなわち形而上学的自然主義(超自然は存在しないという主張)だと批判する。たとえば、インテリジェントデザインの山たるDiscovery Instituteのサイトには:Yet a little over a century ago, this cardinal idea came under wholesale attack by intellectuals drawing on the discoveries of modern science. Debunking the traditional conceptions of both God and man, thinkers such as Charles Darwin, Karl Marx, and Sigmund Freud portrayed human

    似ている創造論者とLeftist
  • 進化論とLeftistメモ

    進化論とLeftistメモ...といってもwikipediaの和訳1個だけ。 進化論と左翼 http://en.wikipedia.org/wiki/Evolutionary_theory_and_the_political_left 進化論と左翼は時々、互いを警戒する関係にあった。左翼の一部、特にマルキストや共産主義者たちは自然選択による進化論(ダーウィニズム)に批判的な見方をしてきた。この批判の一部はイデオロギー的理由だった:適者生存や弱肉強の概念が、経済的あるいは社会的理想に合わない。逆に言えば、ラマルキズムにおける進歩は理想に合う。これはソ連のルイセンコ学説に特徴的に現れた。そしてそれは経済的および農業的問題を引き起こした。 左翼の大多数は、当然ダーウィニズムには反対しないが、彼らの見方によれば競争を強調しすぎ、共生のような自然の中での協調要素を無視するような進化論の解釈に批判的

    進化論とLeftistメモ
  • 自然選択を嫌うLeftistたち

    その昔(1948-1953)、Trofim Denisovich Lysenko[1898-1976]は、旧ソ連の生物学を支配していましたとさ。メンデル遺伝学を機械論&退廃だといって排除し、ダーウィン進化論を否定して、定向進化と獲得形質の遺伝というネオ・ラマルキズムを採用し、反対者はシベリア送り。これがスターリン時代の旧ソ連の公式教義。 日でも1960年代なかばまで、ルイセンコを持ち上げた生物学者たち(八杉竜一とか徳田御稔とか)がいたらしい。 1967年に出版された「日のルィセンコ論争」(みすず書房)[Amazon]というがある。著者の中村禎里氏は1932年生まれで東京都立大学理学部卒で、生物学史が専門で、立正大学教養部および仏教学部教授をしていた。の前書きなどからすると、少なくとも執筆時点の中村禎里氏自身の立ち位置もLeftistとみてよい。 中村禎里[1967]によれば、日

    自然選択を嫌うLeftistたち
    bhikkhu
    bhikkhu 2007/03/17
    なんか反自然選択派って権力への憧憬を感じるお。自分がコントロールできない領域を認めたくない、というか。
  • 呪術と祈りと

    代替医療の背後にある呪術思考 Stevens[2001]は、今日の"補完"医療あるいは"代替"医療が呪術思考などに基づく考えを含んでいると主張する。そして、呪術として一般的に信じられているもの、フォースとパワーと、つながったコスモスとシンボルと類感呪術と感染呪術を挙げた:Forces(フォース). Most peoples seem to believe in forces in nature that are separate from and operate independently of any spiritual beings and are also separate from those forces identified and measured by science, e.g., gravity, electromagnetism, and the strong and

    呪術と祈りと
    bhikkhu
    bhikkhu 2006/12/21
    こういうのって多分二万年くらい前はそれなりに有効というか適応的だった簡易型認知フレームワークだよね。
  • 生物学まわりの目的論についての調べものメモ

    まずは、Stanford Encyclopedia of Philosophyの「Teleological Notions in Biology(生物学における目的論の概念)」から:生物学における目的論の概念 "機能"とか"デザイン"といった目的論用語がしばしば生物科学に登場する。目的論主張の例には以下のようなものがある: 捕者に見つけられたことを伝えるためのアンテロープ[wiki:レイヨウ]のストッティング機能 急上昇できるようにデザインされたワシの翼 目的論の概念は、生物学が超自然の創造主による意図的デザインの証拠を提示するというダーウィン以前の見方に一般的に伴われるものである。大半の生物学者が創造論者の見方を否定した後も、次のような用語がどうかについて、生物学における目的論の役割についての懸念に対する様々な素地が残った: 生気論(特別な生命力を事実と仮定する) 遡行因果律(back

    生物学まわりの目的論についての調べものメモ
  • 米国での神についての世論調査

    Tweets by @kumicit ■東芝がウェスチングハウスをコントロールできないことが勝利の決め手だった?(04/09) ■人生に意味を与えるUFO(03/14) ■UFO統計(03/14) ■2011年9月20日(01/30) ■180年くらい歴史がありそうな都市伝説「ブアメードの血」(08/06) ■143年の歴史を誇る都市伝説「ブアメードの血」Update 2016/08/05(08/05) ■メモ「人種偏見と発砲判断」(07/24) ■ハーブレメディは見過ごされている世界的健康被害(05/30) ■メモ「メスメリズムで死人が蘇生すると書いてたHahnemann」(05/08) ■メモ「ホメオパシーとデュナミスの関連調査中...」(05/05) ■メモ「危機的状況化での非難の政治力学」(04/24) ■メモ「災害後の人々の行動」(04/21) ■東芝がウェスチングハウスをコント

    米国での神についての世論調査
  • Humeの論をつぶしておきたいID論者たち

    William Paley (1743–1805)などが設計説(デザイン論)を主張したのに対して、同時代のDavid Hume(1711-1776)[wiki]は不可知論を以って対抗していた:キリスト教は合理的に擁護しうるか、ということがヒュームの主題の一つであった。宇宙に何らかの目的があることを彼は否定しなかった。その目的について知りうるかどうかが問題だったのである。設計説の支持者ならば宇宙やその構造物が人工のものに似ていると主張することによって、その目的は知的で意図的なものに違いないと推論できる。ヒュームの戦略は、このようなアナロジーの限界をさらすことにあった。たとえこの世界が機械に似ていたところで、その原動力になっているのがキリスト教神学の超越的な神や理神論者たちの恵み深き神であるという保証は何もない。例えば、人間の心と神のような設計者の御心の相似性を強調すれば、神の属性として無限性

    Humeの論をつぶしておきたいID論者たち