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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (45)

  • 処刑された英王妃アン・ブーリンの愛読書、消された文字を発見

    かつてアン・ブーリンが所有していた時祷(じとう)書に紫外線を当てると、肉眼では見えない文字が余白に浮かび上がる。運命に翻弄された王妃の時祷書は、1536年に彼女が処刑された後に所在が分からなくなり、1903年ごろに発見された。(PHOTOGRAPH COURTESY HEVER CASTLE & GARDEN) 英国王ヘンリー8世の2番目のであるアン・ブーリンはしばしば「男を誘惑する女」として、また最終的に英国の宗教のあり方が変わる原因となった女性として描かれる。だが実際のブーリンは、教育と宗教改革に身をささげる知的で信仰心のあつい女性だった。 しかし、1536年5月にブーリンが姦通と近親相姦という無実の罪を着せられて逮捕され、処刑された後、ヘンリー8世は彼女のことを忘れようと決意した。ブーリンの紋章は宮殿の壁から取り去られ、きらめく宝石は暗い金庫にしまい込まれ、彼女が所有していた貴重な

    処刑された英王妃アン・ブーリンの愛読書、消された文字を発見
  • 【動画】サメの胸を正確無比に切り裂き、肝臓だけを食べるシャチ

    シャチがホホジロザメを狩る様子を初めて記録した映像。ほかの4頭のシャチがいる前で「スターボード」がサメの肝臓を取り出している。(解説は英語です) 2023年2月、南アフリカのケープタウンの海岸に19頭のエビスザメの死骸が打ち上げられた。打ち上げられた死骸はすべて同じ状態だった。胸をざっくりと裂かれ、そこから肝臓を吸い出されていたのだ。ほかの臓器は無傷だった。 海岸の近くに住むアリソン・タウナー氏は、サメを殺した犯人がすぐにわかった。まるで外科手術のように正確無比なやり方は、「ポート」と「スターボード」と呼ばれる2頭のオスのシャチの特徴的な手口だ。ポートの背びれは左に、スターボードの背びれは右に曲がっているので、2頭はすぐに見分けられる(ちなみに「ポート」は英語で左舷、「スターボード」は右舷を意味する)。2頭は少なくとも2015年からこの方法でエビスザメやホホジロザメを襲っていて、今回も2日

    【動画】サメの胸を正確無比に切り裂き、肝臓だけを食べるシャチ
  • 人工甘味料が腸内細菌を乱すと判明、健康に悪影響の恐れも、研究

    甘さがきび砂糖の数百〜数千倍に及ぶものもある人工甘味料は、一般に人の体内では処理されない。カロリーがゼロであるか、少ししかないのはそれが理由だ。(PHOTOGRAPH BY TRISTAN SPINSKI) ダイエットをうたう炭酸飲料を飲んで、砂糖に付き物のうしろめたさやカロリーを気にせずに甘さを堪能する。その快感は多くの人が経験したことがあるだろう。しかし、新たな研究によると、人工甘味料はかつて考えられていたほど無害ではなく、それどころか糖尿病や体重増加のリスクを高めるかもしれない。 科学者らは以前より、人工甘味料と人間の糖尿病との関連を疑ってきたが、これまでは実験用のマウスでしか証拠は示されていなかった。今回、イスラエルの科学者たちが、同様の試験を人間で行ったところ、人工甘味料は人間の腸にすむ細菌の働きを妨げるのみならず、後に血糖値を下げにくくする可能性があることがわかった。血中にブ

    人工甘味料が腸内細菌を乱すと判明、健康に悪影響の恐れも、研究
    bhikkhu
    bhikkhu 2022/09/16
    非栄養性甘味料の摂取は耐糖能に影響を与える可能性があるが個人差が大きく長期的な影響は不明。一方で砂糖も健康リスクがあるので甘いものは我慢して水を飲もうと。何やのこの記事…。
  • 「繭の集合体」を作る新種のハチを発見、日本で

    直径2~3センチほどのこの物体は100~200個ほどの小さな繭(まゆ)が集まったもので、集合繭と呼ばれる。ツンツンと突き出ているのが1個1個の繭だ。

    「繭の集合体」を作る新種のハチを発見、日本で
  • 脳に電気刺激、うつ病や自己免疫疾患にも、進む研究

    脳の深部に電極を埋め込んで特定のニューロンを刺激し、てんかんやパーキンソン病などを治療する脳深部刺激療法は数十年前から実証されているが、電気を使った治療法はほかのさまざまな病気にも応用可能であると専門家は考えている。(SCIENCE HISTORY IMAGES, ALAMY STOCK PHOTO) 電気刺激を利用して、うつ病や自己免疫疾患などの症状を治療する研究が進んでいる。手術で脳の奥深くに電極を埋め込み、特定のニューロン(神経細胞)を電気で刺激する脳深部刺激療法(DBS)が、てんかんやパーキンソン病に有効であるということは、数十年前から実証されてきた。最近では、同じ方法でほかにも治療できる可能性のある病気が増え、さらに体内からだけでなく体外からの電気刺激でも効果が得られるかもしれないと考える科学者たちもいる。 DBSで重度のうつ病などを治療しようという試みが注目を集めたのは2010

    脳に電気刺激、うつ病や自己免疫疾患にも、進む研究
  • 最大の花「ラフレシア」の栽培に初めて成功した植物学者の物語

    ラフレシアは自生地の熱帯雨林以外で栽培するのが難しく、絶滅の危機に瀕している。(PHOTOGRAPH BY FRANS LANTING, NAT GEO IMAGE COLLECTION) ラフレシアは、世界で最も奇妙な花かもしれない。 その一生は、小さな種子がミツバカズラというブドウ科のつる植物に寄生することから始まる。数カ月から数年後(厳密な期間は誰も知らない)、ミツバカズラの樹皮からこぶのようなラフレシアの花芽が出てくると、ゴルフボールほどの大きさから、やがてキャベツのような大きさへと膨らんでいく。そしてついに、血のように赤く、腐った肉のような悪臭を放つ巨大な花を咲かせる。(参考記事:「【動画】驚き!花々のタイムラプス 5選」) だが、ラフレシアの未来は気がかりだ。ラフレシア属の植物は東南アジアの熱帯雨林にのみ自生し、約30種が知られている。ところがいくつかの種は、生息地の破壊や怪し

    最大の花「ラフレシア」の栽培に初めて成功した植物学者の物語
  • ロシア北極圏に「光る雪」 正体は海の微生物、なぜ?

    ロシア北極圏にある白海生物ステーション付近の雪の中で、青く明るい光を放つ海洋カイアシ類が発見された。(PHOTOGRAPH BY ALEXANDER SEMENOV / WHITE SEA BIOLOGICAL STATION (WSBS MSU) 2021年12月の凍るように寒い夜、生物学者のベラ・エメリアネンコ氏は白海沿岸にある調査所から散歩に出かけた。ここはロシアの北極圏。エメリアネンコ氏に連れだって同じ調査所に勤務する分子生物学者の息子ミハイル・ネレティン氏、さらに2匹のイヌもいっしょに歩いていた。 凍りついた潮間帯を、猛烈な北極の風が吹き荒れるなか進んでいると、ネレティン氏が雪の吹き溜まりの中に青い光を見つけた。エメリアネンコ氏が携帯電話を落としたのだろうか? 近付いていくと、足音に合わせて優美な青い光の筋が現れる。前を駆けていくイヌたちの後には、イヌを追うように光の軌跡が現れる

    ロシア北極圏に「光る雪」 正体は海の微生物、なぜ?
  • 8万人の命を奪ったドラキュラ伯爵のモデル「串刺し公」ヴラド3世の生涯

    生前に描かれたヴラド3世(1431~1476年)の肖像画の模写。現在は、オーストリア、インスブルックにあるアンブラス城に展示されている。(ERICH LESSING/ALBUM) ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」のモデルの一人と言われるヴラド3世は、現在のルーマニア南部にかつて存在したワラキア公国の君主だった。ワラキア公国は1859年にモルダビア公国と統合し、ルーマニア王国として生まれ変わる。ヴラド3世は、1448~1476年の間に断続的にワラキア公国を統治し、ヴラド・ドラキュラ(ドラゴンの息子という意味)とも呼ばれていた。しかし、敵を拷問するなど暴虐の限りを尽くしたことから、ルーマニア語で「ヴラド・ツェペシュ」、すなわち「串刺し公ヴラド」という呼び名で最もよく知られるようになった。一部では、その生涯の間に8万人以上の命を奪ったともいわれている。犠牲者の多くは、串刺しにされて殺された

    8万人の命を奪ったドラキュラ伯爵のモデル「串刺し公」ヴラド3世の生涯
  • 人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明

    2010年にデニソワ洞窟の発掘現場で見つかった臼歯の化石は、新しいヒト科ヒト属(ホモ属)であるデニソワ人の存在を示す重要な遺伝的証拠となった。この臼歯は、5万年以上前の女性のもの。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NATIONAL GEOGRAPHIC) 5年前の2010年に報告されたばかりの謎多き“第3の人類”デニソワ人。その歯の化石を分析したところ、彼らは現生人類やネアンデルタール人と数万年もの間共存していたことが、11月16日付けの科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」の論文で明らかになった。 我々ホモ・サピエンスの祖先が、かつて他のヒト科ヒト属(ホモ属)とユーラシア大陸を共有していたことを裏付ける研究結果である。約4万年前に姿を消したネアンデルタール人は、現生人類と数十万年もの間すぐそばで暮ら

    人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明
    bhikkhu
    bhikkhu 2021/08/27
    やっぱりホモサピによる殲滅対象だったんじゃろかー
  • おなかの中まで見えてます、半透明のカエルたち

    体が透けているため、雌のキボシアマガエルモドキ(Hyalinobatrachium aureoguttatum)の腹腔内にある卵が丸見えだ。この写真は生息地の近くに設置した簡易スタジオで撮影した。(PHOTOGRAPH BY JAIME CULEBRAS) 中南米に生息している小さくて、体が半透明なグラスフロッグたち。その驚きの姿を見てみよう。 月の出ていないある夏の夜、エクアドルのアンデス山脈の麓で、小さな雄のカエルが沢の脇に生えた葉の上に座っている。 雌の気を引くために絶好の舞台を選んだその雄は、甲高い声で自分の存在をアピールする。だが、場所さえ良ければ万事がうまくいくわけではない。その黄緑色のカエルは、ほかの雄を見て、どうやって雌と懇ろな関係になるかを学んだ。産みつけられた“誰かの”卵塊を見つけると、何時間も寄り添って、大切な卵を守っているふりをする。すると驚くべきことが起きる。その

    おなかの中まで見えてます、半透明のカエルたち
    bhikkhu
    bhikkhu 2021/07/31
    “すると驚くべきことが起きる。その雄カエルを経験豊かな父カエルだと勘違いした雌たちが、熱い視線を送り始める”今まさにガキを世話する男がモテる!わかったかオンナスキー!
  • 寄生虫ハリガネムシがカマキリを操作、驚きの謎の一端を解明

    寄生生物は、自然界にあまねく存在する。すべての野生動物は、少なくとも1種の寄生生物に寄生されていると言われるほどだ。それら寄生生物の中には、自らの利益になるように、寄生相手(宿主)の形や行動を変えてしまう種がたくさんいる。 これは、宿主操作とよばれており、多くの生物学者を魅了してきた。寄生生物による宿主のゾンビ化やマインドコントロールとも言われ、一般書でもたびたび紹介される。しかし、ほとんどの事例で、宿主操作の仕組みは謎に包まれている。 我々の身近なところでは、秋になると、水辺をふらふらと歩くカマキリをみかけることがある。このカマキリを眺めていると、自ら水に入っていく。フランスのある地域では、夏の夜になると、たくさんのコオロギが森から出てきて、次々に水泳プールに飛び込むそうだ。 いずれの場合にも、水に入ったカマキリやコオロギを観察していると、お尻からにゅるにゅるとひも状の生物が出てくる。こ

    寄生虫ハリガネムシがカマキリを操作、驚きの謎の一端を解明
  • mRNAワクチンでがんを治す、画期的な治療法に光

    悪性黒色腫(メラノーマ、画像のピンク色の部分)は、人間のがんの中で最も恐れられているものの1つだ。転移が早く、ほとんどすべての臓器に広がる可能性がある。画像は肺に転移したもの。なお、画像の細胞の色は実際の色ではない。(IMAGE BY DR. CECIL H. FOX, SCIENCE SOURCE) 2019年2月、司法試験の勉強をしていたモリー・キャシディーさんは、耳に激しい痛みを感じた。やがて痛みはあごにまで広がり、舌の下にしこりも見つけた。米アリゾナ州ツーソンに住み、教育学の博士号ももつ彼女は、「どの病院に行っても、生後10カ月の息子を育てながら勉強しているストレスが原因だと言われました」と振り返る。納得がいかずにさらに他の病院に行くと、のどやあご、鼻、口、耳などにできる「頭頸部がん」だと判明した。 キャシディーさんは舌の一部と35個のリンパ節を切除する手術を受け、35回の放射線照

    mRNAワクチンでがんを治す、画期的な治療法に光
  • 寄生虫がハイエナを「操作」、ライオンに襲われやすくなると判明

    「トキソプラズマに感染した個体とそうでない個体で、ライオンに近づく距離に大きな違いがあることを目の当たりにして愕然としました」と、米ミシガン州立大学の行動生態学者で、論文の共著者であるケイ・ホールキャンプ氏は語る。 トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)は単細胞の寄生性原虫で、ネコ科動物を終宿主とするが、ヒトを含む哺乳類や鳥類を中間宿主とし、世界人口の少なくとも3分の1が感染していると言われている。この寄生虫はネズミなどの宿主を操り、イエネコなどのネコ科動物の近くで大胆な行動を取らせてネコに寄生することが知られる。しかし、野生の大型哺乳類に同じような効果を及ぼすことが研究者によって確認されたのは、今回が初めてだ。(参照記事:「トキソプラズマが人の脳を操る仕組み」) 加えて、トキソプラズマのように致命的な疾患は引き起こさない原虫が、野生動物の行動にこれまで考えられていたよりも大

    寄生虫がハイエナを「操作」、ライオンに襲われやすくなると判明
  • 古代ローマ、女剣闘士は実在した?

    武器を手に持つ女性の像。以前は体を洗う道具と考えられていた。 Photograph courtesy Alfonso Manas ローマ帝国時代、女の剣闘士はほとんど存在しないと考えられてきた。しかし、ドイツの美術館に所蔵されている彫像を分析した結果、訓練を積んだ女性たちが円形闘技場で死闘を繰り広げていた可能性が明らかになったという。 研究を率いたのはスペイン、グラナダ大学のアルフォンソ・マナス(Alfonso Manas)氏。女剣闘士の存在を示す発見は、この小さなブロンズ像で2例目だという。 ドイツ、ハンブルグの美術工芸博物館の所蔵で、制作は約2000年前。腰を布で覆い、胸をあらわにした女性が左手で大きな鎌のような物体を振りかざしている。 女性が手にしているのはシカ(sica)だとマナス氏は考えている。湾曲した短剣で、トゥラケス(トラキア剣闘士)が用いていた。トゥラケスは一般的に、羽根飾

    古代ローマ、女剣闘士は実在した?
  • 地下にすむ奇妙な魚、新種どころか新しい科だった、インド

    『ロード・オブ・ザ・リング』に登場するキャラクター、ゴラムにちなんで名付けられたゴラムスネークヘッド。新たに設けられた科に属する魚2種のうちの1種。(PHOTOGRAPH BY RALF BRITZ) インド南部の地下水に生息するライギョに似た魚が、新たな科に分類されることになった。新しい科の通称は「ドラゴンスネークヘッド」だ。彼らは原始的な「生きた化石」の一種であり、最も近縁なライギョのグループから、1億年以上前に枝分かれしたと見られている。 魚類で新しい科(種、属の上に位置する分類学上のカテゴリー)ができるのは非常に珍しいと語るのは、ドイツ、ドレスデンにある動物学博物館ゼンケンベルク自然史コレクションの魚類学者で、研究を主導したラルフ・ブリッツ氏だ。例えば人類が属するヒト科には、チンパンジー属、オランウータン属、ゴリラ属などがいるように、たいていの場合、科にはさまざまな種が多数含まれる

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  • 顕微鏡写真コンテスト2020、驚くべき受賞作20点

    ニコンが主催した第46回顕微鏡写真コンテストの入賞作品が発表された。世界中から寄せられた数千点にのぼる作品の中から選ばれた20点を紹介する。

    顕微鏡写真コンテスト2020、驚くべき受賞作20点
  • コンゴのエボラついに終息へ、決め手はワクチン接種

    2019年、コンゴ民主共和国(DRC)北東部の街ベニ。保健スタッフが救急車にカクレ・カベンディブワくん(14)を運ぶ。この前日、姉妹がカクレくんを近くの保健センターに連れて行ったが、治療センターに行くことを勧められると、逃げ出してしまった。保健センターから連絡を受けた世界保健機関(WHO)が家族を発見。家族は地域の啓発担当者と何時間も話し合った末、カクレくんを救急車で搬送することに同意した。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI) 世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話題でもちきりだが、史上2番目に大規模なエボラウイルス病(エボラ出血熱)のアウトブレイク(集団感染)がついに終息するかもしれない。 コンゴ民主共和国(DRC)のキブ地域で、大流行へとつながるエボラウイルス病の最初の症例が報告されたのは2018年8月だった。以後、これまでに約3450の症例と

    コンゴのエボラついに終息へ、決め手はワクチン接種
  • 脇役から主役へ、バニラの下剋上な歴史

    国際アイスクリーム協会のランキングによると、アイスクリーム好きの29%が真っ先に選ぶのはバニラで、2位以下のチョコレート(8.9%)、バターピーカン(5.3%)、ストロベリー(5.3%)を大きく引き離し、断トツ1位だ。 こんなに人気のバニラなのに、英語で“プレーン・バニラ”と言うと、平凡、単調でつまらないものの代名詞となっている。華やかさに欠ける「プレーン・バニラなワードローブ」とか、オプション機能のない「プレーン・バニラな製品」、退屈な「プレーン・バニラな音楽」といった具合だ。ところが実際のバニラは、退屈とはほど遠い歴史をたどってきた。 チョコの脇役から主役へ バニラは、2万5000種から成る一大植物群、ラン科の仲間。中南米が原産で、メキシコの東沿岸に住むトトナコ族によって栽培が始められたと考えられている。15世紀にトトナコ族を征服したアステカ族がバニラを手に入れ、やがてアステカ族を征服

    脇役から主役へ、バニラの下剋上な歴史
  • 【動画】なぜセックスは隠れてするのか、鳥で研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    アラビアヤブチメドリ(Turdoides squamiceps)は人間と同様、優位に立つカップルでも日常的に性行為を隠す。このような行動が科学文献に記録されている、人間以外で唯一の種だ。研究チームがその理由を探った。 アラビアヤブチメドリ(Turdoides squamiceps)の英語名 Arabian babbler は、アラビアのおしゃべりという意味だが、名前に似合わず私生活を他言することはない。 最新の研究によれば、群れのなかで優位に立つカップルであっても、アラビアヤブチメドリはわざわざ仲間から隠れて交尾を行うという。このような行動は人間特有のものと広く考えられてきた。(参考記事:「東ヒマラヤの新種――チメドリ」) 「群れを支配するオスとメスはカップルとしてのコミュニケーションや交尾そのものを隠すため、相当な努力をしています」と話すのは、学術誌「Evolution and Huma

    【動画】なぜセックスは隠れてするのか、鳥で研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 超ワイルドな砂漠のイベント「バーニングマン」写真22点 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    米国ネバダ州の砂漠で毎年開催されているバーニングマンは「コミュニティー、芸術、自己表現、自立を重んじる仮設都市」を自称するイベント。1986年の夏至に、二人の男性がサンフランシスコのビーチで高さ約2.4メートルの像を燃やしたのが始まりだ。その後、イベントはみるみる大きくなり、像の高さも30メートルを超えるまでになった。2018年は8月26日〜9月3日の日程でイベントが開催された。次回は2019年8月25日〜9月2日だが、2016年の写真を見てイベントの雰囲気を味わい、想像を膨らませておこう。(参考記事:「ハイチの祭り、創造力が爆発するカラフル仮装15点」)

    超ワイルドな砂漠のイベント「バーニングマン」写真22点 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト