戊辰戦争後に会津藩士が埋葬されていたことを記した資料=福島県会津若松市で2017年10月2日、湯浅聖一撮影 幕末の戊辰(ぼしん)戦争(1868年)で戦死した会津藩士のうち少なくとも567人が、藩の降伏から10日ほど後に埋葬され始めたとする史料が福島県会津若松市で見つかった。同市在住の歴史研究家、野口信一さん(68)が2日、市役所で記者会見し発表した。これまでは新政府軍が遺体の埋葬を許さなかったとされてきたものの、史料には埋葬の場所や経費などが詳細に記されており、野口さんは「埋葬を裏付ける貴重な史料だ」と話している。【湯浅聖一】 史料は「戦死屍(せんしかばね)取仕末金銭(とりしまつきんせん)入用帳(にゅうようちょう)」。会津藩で要職を務めた藤沢内蔵丞(くらのじょう)の子孫が、1981年に若松城天守閣博物館へ寄贈した史料174点の一つ。野口さんが昨年12月、市史史料目録の編さん準備をしていた時
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