国連安全保障理事会が北朝鮮への制裁強化を決めたことで、北朝鮮は13日、決議に対して「全面排撃する」との声明を出した。北朝鮮の建国記念日である9日9日に見込まれていた大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験は行われなかったものの、緊張感はまったく和らぐ気配がない。 今後、米北関係はどこへ向かうのか。北朝鮮情勢に詳しい、米ヘリテージ財団の上級研究員、ブルース・クリングナー氏に聞いた。 核・ミサイル開発は理にかなっている ――金正恩氏は北朝鮮の核兵器・ミサイル開発を急ぐことによって、何を成し遂げようとしているのか。 金体制の存続を図ろうとしている。一連の開発は、米国の攻撃を抑止する1つの方法なのだ。北朝鮮はイラク、ユーゴスラビア、リビアでの米国の攻撃を例に挙げて、ああいうやり方が自らを守る方法だと述べている。仮に北朝鮮が同盟国を攻撃した場合、米国がこれに反撃することをとどまらせる目的があるとも見ら
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