「隠れ里」とは、人里離れた場所に存在し、時折迷い込む人々をそのまま取り込んだり、福を与えたりする異界である。浄土や竜宮のように遠くにある異界ではなく、人間が生活を営む里のすぐそばに存在すると解釈された異界であった。 また「山家」という山中にある不思議な一軒家も里人に福を与えると解釈され、迷いこんだ者が何か一つ家財道具を持ち出すと幸せになれると言われた。 この人々が憧れた身近に異界「隠れ里」は実在したのであろうか。実はまるで昔話のような話が現実に存在するのだ。 中国には「女人村」という「隠れ里」や「桃源郷」のモデルが実在するという。四川省と雲南省の境目に住むある部族の家庭には、お父さんがいないのだ。ここには瀘沽湖湖畔にはね摩梭(モソ族)と呼ばれる少数民族が住んでいる。 この少数民族は、1500年間も女系家族制度を維持しており、男が夜に妻に通う”妻問い婚”習俗が守られてきた地球最後の『女人国』
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