プロイラストレーター団体「イラストレーターズ通信」(https://iratsu.com)のBlog。 主宰の森流一郎が書いています。
ファンのもとにマンガやアニメの正規コンテンツが届くようにして、違法アップロードの需要を減退させ、健全なインターネット社会を醸造するという理念を掲げ、マンガ・アニメ海賊版対策協議会が「Manga-Anime Guardians Project(MAGP)」を8月1日から本格稼働させることになりました。 その第一歩として、ファンを正規版コンテンツへ誘導するリンク集である「Manga-Anime here」がオープンしています。 Manga-Anime here http://manga-anime-here.com/ Manga-Anime Guardians Projectを本格始動~国内外のマンガ・アニメファンに「本物」を~ 一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構CODA http://www.coda-cj.jp/news140730j.html どういったサイトかというと、たとえばこの
『ラブライブ!』および『ラブライブ!サンシャイン!!』が、著作権を侵害した無許諾違法グッズに対して刑事告訴も辞さない方針を表明しました。 https://twitter.com/LoveLive_staff/status/868333522339213312 news.lovelive-anime.jp 「警察による度重なる摘発にもかかわらず、残念ながら『ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!』の著作権を侵害する商品がイベントや通販サイトを通じて販売・配布されたり、またはアミューズメント施設の景品とされる事例が後を絶ちません。」とのこと。 これまでにも違法グッズを摘発してきたにも関わらず、無くなることのない著作権侵害に公式サイトからも警告が出されました。 違法グッズには手を出さない!
2017年1月18日NAVERまとめ対策,著作権侵害対策 インターネット界には、引用と転載の違いが分からない人が多い。 引用は誰にも断らずにしてよいが、転載は著作権者の許諾が必要ということが理解されていない。区別がつかないばかりか「出典」と書いておけばどんな画像でも無断使用できる、と思いこんでいる人も少なくない。そこで引用と転載の違いについて詳しく説明してみよう。 引用は法律で認められている 写真やイラストを作者に無断で転載するのはルール違反。しかしどんなルールにも例外がある。著作権法の例外は著作権法30〜47条に書いてある。そのなかで、ぼくたちに身近な例外は主に2つある。 ひとつは私的複製。自分個人で楽しむ分にはいくらでも無断で画像を複製してもかまわない。ネットでみつけた写真を自分のパソコンやスマホの壁紙にするのはOK。好きなように修正してOK。それを同居する家族にあげてもOK。しか
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)が大筋での合意に達したのを受け、内閣官房TPP政府対策本部は10月6日、協定の概要についてまとめた文書をサイトで公開しました。 環太平洋パートナーシップ協定(TPP協定)の概要 このうち、18章「知的財産」の項目では、以前から関係者の間で懸念されていた著作権侵害の「非親告罪(被害者の告訴がなくても起訴・処罰できる犯罪)化」について、やはり導入する方針であることが書かれています。ただし「市場における原著作物等の収益性に大きな影響を与えない場合はこの限りではない」と、一部“例外”も認められる形に。 故意による商業的規模の著作物の違法な複製等を非親告罪とする。ただし、市場における原著作物等の収益性に大きな影響を与えない場合はこの限りではない。 これについて、以前からTPPについて触れてきた漫画家の赤松健さんは、Twitterで次のようにコメントしています。
シンガーソングライターの谷山浩子さんが、ニコニコ動画に“無断投稿”されていた自身の楽曲が削除されたことについて、「白黒つけないグレーな感じのまま何となくいければいいかなと思います。楽しい遊び場が復活しますように」などと、Twitterで見解を表明しています。 ニコニコ動画には、谷山さんの楽曲を特定のテーマでまとめたメドレー動画「谷山浩子の○○な曲たちシリーズ」があり、約7年前から一部ユーザー間で親しまれていました。 「谷山浩子の○○な曲たちシリーズ」 現在は、この大半が“権利者の意向”により視聴できなくなっていますが、谷山さんによると、「谷山浩子のカオスな曲たち」などが今年6月に削除された際に、「自動的に検索して消去するシステムから自身の曲を外すようお願いし、事務所やメーカーからも承諾を得ていた」とのこと。しかし、これがヤマハの違反動画に対処する部署に伝わっていなく、他の作品まで削除された
マンドリン奏者の石橋敬三さんが、自身の曲を海外のMV(ミュージックビデオ)で無断使用され、さらに著作者であるはずの自分の動画がYouTubeで閲覧できなくなるというトラブルに見舞われていた件で、問題のMVが削除されたと報告しています。 石橋さんは8月下旬にブログ記事「著作権が根拠なく奪われようとしています。」でこのトラブルを報告して話題に。2011年に作曲しYouTubeに公開していた「Aries」の音声が、「著作権侵害の申し立て」を理由にミュートされたことを明らかにしました。8月16日に公開されたレバノンの歌手、スィーリーン・アブデンヌールさんのミュージックビデオでAriesの音源がそのまま使用され、YouTubeが著作権保有者をあべこべに判断したためだと思われます。問題のMVのクレジットには石橋さんの名前がなく、「完全に故意」であり「権利を侵害している」と訴えていました。 YouTub
映画「君の名は。」の製作委員会が、違法にアップロードされた動画を視聴しているユーザーに警告リプライを送るアカウント「映画『君の名は。』製作委員会著作権担当」(@kiminona_rights)を立ち上げました。違法アップロード動画のURLをツイートしているユーザーに、当該ツイートを削除するようリプライで呼びかけ続けています。 違法アップロード動画のURLを監視しているもよう 違法視聴者に1件ずつリプライを送るという地道なやり方に、一部では「ネタアカウントでは?」という疑問の声も。しかし、東宝に確認してみたところ、間違いなく公式のアカウントとのことです。 「君の名は。」公式アカウントとも相互フォローになっています また、このやり方では逆に違法動画がアップロードされているURLを知ってしまう人が増えて逆効果ではないかという声もあがっていますが、まずは違法であると知ってほしいとのこと。そもそも何
※最新情報はこちらになります 【結論】海外プロダクションによる石橋敬三作品の盗用問題について 本日8月22日19時10分、衝撃的なメールが届きました。 要するに、僕の楽曲の著作権は、”僕ではなく他人にある” という判断を受けたのです。 これまでの流れをわかりやすく以下に書きます。 ① 僕の作品『Aries』がレバノンのプロダクションに無断盗用された。(有名アーティストのMV) ② なぜか先方から著作権侵害の申し立てがあった。 ③ Ariesは僕が2011年に作曲したものなので、逆にこちらから侵害の申し立てをした。 ④ 申し立てが却下された! ← 上記メールの内容です。 ※詳しい内容はこちらの過去記事を御覧ください。 ちなみに、再審査を申し出ることもできるそうですが、それが再度却下された場合は、僕のアカウントが停止になるなどの措置があり得るらしいです。 つまり、僕は海外大手プロダクションから
by Kyle McDonald ある著作物を揶揄や風刺する目的で模倣した作品である「パロディ」が原著作の著作権を侵害するのかしないのかという線引きは法的に微妙な問題であり、しばしば裁判で争われていました。諸外国におけるパロディ作品の法的扱いはさまざまで、イギリスではこれまで「元作品の作者の許可があれば著作権に反しない」とされてきましたが、新たに施行された法律によって、パロディ作品の扱いに変化が生じています。 The Copyright and Rights in Performances (Quotation and Parody) Regulations 2014 http://www.legislation.gov.uk/ukdsi/2014/9780111116029 BBC News - Parody copyright laws set to come into effect
By k3anan 違法ダウンロードを検知しISP経由で違反者にコンテンツ使用料を払ってもらう、というのが「Rightscorp」の仕事です。2カ月前まで、Rightscorpはひと月に3万件の違法ダウンロードを検知してコンテンツ使用料を請求していたそうですが、現在はひと月の検知件数が13万件にまで伸びているそうです。違反者が増加すればRightscorpの収入も増えるはずですが、最新の収益報告によるとRightscorpの収益はこれまでよりも減少しているとのことです。 Rightscorp nails 30,000 users for piracy in one month, still loses money | Ars Technica http://arstechnica.com/tech-policy/2014/11/rightscorp-nails-30000-users-fo
日本音楽著作権協会(JASRAC)とドワンゴ・ユーザーエンタテインメントの発表によると、札幌地方裁判所は7月16日、ニコニコ動画から音を抽出するWebサービス「にこ☆さうんど」(2月に閉鎖)を運営していた男性(30歳)に対して、懲役3年(執行猶予4年)罰金500万円の有罪判決を言い渡した。 2014年2月に閉鎖した 「にこ☆さうんど」は、ニコニコ動画から音声データを抽出してMP3としてダウンロードできるサービス。URLを入力するだけで容易に変換・ダウンロードできたことから、利用者数は20万人以上に及び、1日あたり約1500件のファイル変換が行われていた。警察の調べによると、サイトに掲載した広告を通じてこれまでに約1億3000万円の収益を得ていたという。 運営者の男性は5月8日に、北海道警察本部サイバー犯罪対策課および北海道手稲警察署に逮捕され、その後札幌地方検察庁により5月28日に起訴され
【前回記事はこちら】 『あの名作マンガはなぜ買えない? 創作者に“ものすごい”力を許す著作権の常識』 前回記事では、少女マンガ『キャンディ・キャンディ』にまつわる事件(「キャンディキャンディ事件」)やボーカロイド「初音ミク」などを通じて、創作者が保有する著作権の強さについて紹介させていただきました。 前回の繰り返しになりますが、いわゆる「キャンディキャンディ事件」とは、以下のようなものです。 ・作画者のいがらしゆみこさん(以下、マンガ家のいがらしさん)が、原作で原案者の水木杏子さん(以下、原作者の水木さん)の許諾を得ることなく、キャンディキャンディの主人公・キャンディのキャラクターでビジネス始めたことに端を発する事件で、このビジネスに対して、原作者の水木さんが、二次的著作物の著作権侵害の訴訟を起こした。 ・キャンディキャンディのストーリーが、水木さん原作、いがらしさん作画による著作物である
美少女ゲームメーカーのクリアブルーコミュニケーションズは12月12日、Twitterで自社製品を「割った」(違法コピーした)などとツイートしていたユーザーについて、福島県警察本部サイバー犯罪対策室の捜査を経て、同ユーザーと保護者との面談を行い、謝罪を受けたと発表した。 本件は今年3月、同社製品「ハピメア」について、Twitterで「割ったわー 近々ほうそうするかー!」とツイートしていたユーザーを、同社の石川社長が見つけ苦言を呈したところ、「割ったとツイッターに書きましたが それが何を意味するかあなたはわかってるんですか?w」「放送するかーともつぶやきましたが実際動画をあげたり放送をしてもいません 違いますか?w」と、同ユーザーが応答。このほかにも挑発的な発言を繰り返し騒動となっていた。 ハピメア 同ユーザーは、ニコニコ生放送でのゲーム実況配信者でもあったが、しばらくしてTwitterを含め
NPO法人コモンスフィアによる発表(一部抜粋) 作家が二次創作同人誌を認める意思表示のマーク「同人マーク(仮)」を、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの活動母体であるNPO法人コモンスフィアが発表し、マークのデザイン案を7月28日まで募集しています。同プロジェクトには、漫画家の赤松健さんや、講談社週刊少年マガジン編集長の菅原喜一郎さんも参画。完成したマークは2013年晩夏に少年マガジンでスタートする赤松さんの新連載から順次利用する予定です。 著作権の意思表示ツールとしてはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが広く使われていますが、「日本のいわゆる同人文化の求めているツールとは違うのでは、という指摘がある」といいます。日本がTPP(環太平洋連携協定)に参加し、著作権侵害が非親告罪化される可能性もある中で、ファンが同人誌を安心して製作・販売できるように今回のマークが構想されました。なお、マーク
EOCS/コンピュータソフトウェア倫理機構 オフィシャルウェブサイト Welcome to Ethics Organization of Computer Software Offical Website! 宮城県警察本部生活環境課と仙台南警察署は、平成25年2月19日、ファイル共有ソフトを使い、ゲームなどを違法配信していた神奈川県在住の漫画家A(男性・38歳)を、著作権法違反(公衆送信権の侵害)疑いで逮捕しました。 この漫画家Aは、ファイル共有ソフト「Share」を使い、当機構加盟会社のゲーム作品やアニメーションビデオ作品を含む多数のファイルを、著作権者の許可を得ずに無断でアップロードし、不特定多数のインターネットの利用者に対して自動送信できるようにしていました。 加盟会社2社が告訴をしており、当機構調査部では、宮城県警からの要請により、アップロードファイルについての真贋鑑定などを実施し
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