これから寒くなってくると、アツアツの湯気が立った味噌汁が欲しくなります。熱い味噌汁をすすると、おなかの中まで温まって体がポカポカします。 しかし、味噌汁の健康効果を十分に得ようとするなら、実はアツアツにしない方がよいといいます。詳しい話を管理栄養士の柴田聡美先生に伺いました。 味噌は昔、肉食が禁じられて魚も手に入りにくい地方では、貴重なたんぱく源として重宝されてきました。「味噌の医者殺し」と言われるほど、健康効果の高い食物なのです。 「味噌の原料である大豆にはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれます。さらに、麹の働きで発酵することによって、これらの物質の消化吸収が良くなり、栄養価もいっそう高まるのです。 また、味噌は発酵によって『脂肪酸エチル』という物質ができます。これはがんを抑える効果があり、酵母や乳酸菌、麹菌にも同様の効果があるということがわかってきています。1981
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