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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (29)

  • クルーズ船の隔離は「失敗」だったのか、専門家が語る理想と現実

    乗客乗員3000人以上が2週間隔離された(横浜港に停泊するダイヤモンド・プリンセス号、2月7日) KIM KYUNG HOONーREUTERS <なぜもっと早期に下船させなかったのか、船内の感染症対策が不十分だったのでは?という批判の声に、感染症対策の第一人者が早期に下船できなかった理由を考察。誌3月10日号の緊急特集「新型肺炎 何を恐れるべきか」より> 日は、新型コロナウイルスの封じ込めに失敗したのだろうか。 クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号(以下、クルーズ船)は、横浜港で2週間にわたり乗船客を隔離し、2月19日から乗客を下船させたが、2月28日現在、乗客と乗員3711人中700人以上が新型コロナウイルスに感染し、6人の死者が報告されている。 なぜもっと早期に下船させなかったのか、船内の感染症対策が不十分だったのでは? などさまざまな批判が国内外から出ている。 災害対策や危機管理

    クルーズ船の隔離は「失敗」だったのか、専門家が語る理想と現実
  • 自分に自信がないのは克服できる、自分ひとりで(認知行動療法の手引き)

    <自信のなさから、うつ、無気力、対人恐怖症まで。新しい年には、自分自身で自分の思考を改善し、行動を変えていくのがいいかもしれない> 日人は自信がない、とよく言われる。さまざまなアンケート調査などでも、そうした結果が出ている。謙遜を美徳とする文化的背景もあるだろうが、それでもやはり、胸を張って「自分に自信がある」と答えられる日人は少ないはずだ。 自信過剰に振る舞う人を見て「ああはなりたくない」と思う人もいるかもしれないが、自信をもてないことは、決してよいことではない。実際、人生のさまざまな場面で悪影響を及ぼしている。 だが、心の内に深く関わる問題だけに、自信をもてるようになりたいと思っても、なかなか他人には相談しづらい。そんな場合に、自信を付けるための、具体的で現実的なスキルを教えてくれるが助けとなるだろう。 2004年に初版が刊行された『自信をもてないあなたへ 自分でできる認知行動療

    自分に自信がないのは克服できる、自分ひとりで(認知行動療法の手引き)
  • 天皇退位の顛末にみる日本の旧思想

    葉山御用邸近くの海岸を散策される天皇、皇后両陛下(2019年1月21日)  Issei Kato-REUTERS <202年ぶりに天皇の譲位が叶ったが、一代限りの特例なので次はどうなるかわからない。歴史的には普通のことだったのに、またカメラの前で直接国民に訴えることになるのか> 陛下が4月18日、伊勢神宮に参拝し退位を報告された。そこに長女の黒田清子さんが祭主として立ち合われた。 祭主は、古来藤波氏が務めていた。藤波氏はもともと大化の改新の立役者の藤原鎌足とおなじ中臣氏で、伊勢神宮に仕える系統を区別するためこう名乗った。久邇宮朝彦親王が明治8(1875)年に就任して以来、皇族がその任にあたった。朝彦親王は幕末の頃公武合体に奔走し、安政の大獄にあい、維新の時には幕府に通じて政府転覆を謀ったという濡れ衣を着せられて一時的に皇籍離脱させられ、その後岩倉具視が伏して謝罪したという人である。 昭和2

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  • 平成時代は衰退の30年ではない

    バブル崩壊、金融危機、相次ぐ災害……平成は苦難の時代ではあった praetorianphoto/iStock. <バブル崩壊で始まった平成を「衰退の時代」と捉えるムードがあるが、実際には日の今日の衰退は昭和に端を発している> 2019年になれば平成は残り4カ月となるため、すでに「平成30年間の回顧」というムードが見られます。多くの場合、「平成というのは衰退の時代」だという暗黙の合意を前提にしており、改元という「ガラガラポン」で時代のムードを一新したいという期待感を伴っているようです。 一方で、それでは今上天皇が「衰退期の天皇」として歴史に残るわけで、それは余りにも失礼という考え方もできます。例えば内閣府参与で安倍総理のブレーンである谷口智彦氏などは、「今上天皇は国の『ヒーラー・イン・チーフ』つまり『最高癒し責任者』」としての責務を全うされた、という評価をしています。 つまり時代は衰退期で

    平成時代は衰退の30年ではない
  • 他人を信用できない「ROM専」日本人のせいで経済が伸びない? | 加谷珪一 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    SNS大好きなのに活用し切れていない日人。この、広域プラットフォームを活用するのに必要な能力こそ、まずリアルな世界での...> ソーシャルメディアは、もはや社会になくてはならない存在となっているが、日ではネット空間でのコミュニケーションは所詮、バーチャルなものであるとの意識も根強い。だが、ネット空間でのコミュニケーションのあり方は、実はリアルな世界の延長線上にあり、両者を区別することは難しい。 ネットの利用状況調査の結果を見ると、日人はリアルな世界でも他人を信用しない傾向が強く、ネットの利用形態もこうした状況を反映した形になっている。見知らぬ他人を「信用」する能力は、資主義の原動力の一つだが、この部分において日社会には改善の余地がありそうだ。 日人のネット利用はもっぱら「ROM専」 総務省が公表した2018年版情報通信白書には、ネット利用をめぐる興味深い調査結果が掲載されてい

    他人を信用できない「ROM専」日本人のせいで経済が伸びない? | 加谷珪一 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
  • 日本でコストコが成功し、カルフールが失敗した理由

    <カルフールなど多くの外資系小売会社が撤退や苦戦を強いられるなか、コストコが日の消費者の支持を集め、躍進を続ける要因を、その事業構造や収益構造から分析する> 世界の総合小売企業売上ランキング第2位で世界9カ国に事業展開するコストコに対して、同6位で世界34カ国に事業展開するカルフール。(※) 日には1999年に第1号店を出し現在は25店舗を展開するコストコに対して、ほぼ同時期の2000年に第1号店を出し2005年には日から撤退したカルフール。 進出国数では圧倒的にコストコを上回る国際的小売会社であるカルフールがわずか5年の間に日を撤退したのはどのような理由だったのであろうか。 カルフールのみならずテスコなど外資系小売会社の大半が日進出後に撤退や苦戦を強いられてきたなかで、日の消費者の支持を集め、さらに躍進を続けるコストコの成功にはどのような要因が考えられるのであろうか。 稿で

    日本でコストコが成功し、カルフールが失敗した理由
  • キャノーラ油で認知症が悪化する──米研究

    <安価でヘルシーなイメージで人気のキャノーラ油が脳に悪影響を与えるという研究結果が出た> 日々の料理に欠かせないキャノーラ油について、衝撃的な研究結果が発表された。米テンプル大学の研究グループがアルツハイマー病のマウスにキャノーラ油を与えたところ、学習能力と記憶力が低下し、体重増加を招くことが判明した。 英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に12日7日に掲載された論文は、私たちにとってごく身近な用油であるキャノーラ油が、脳にどれほどのダメージを与えかねないかについて、新事実を明らかにしている。 「キャノーラ油は他の植物油より安価で、ヘルシーだと宣伝されているため、消費者に人気がある」と、研究グループを率いたテンプル大学ドメニコ・プラティコ教授は言う。「だが、キャノーラ油がヘルシーと主張する根拠は薄弱で、とりわけ脳に与える影響を調査した研究はほとんどない」。プラティコは、同大ル

    キャノーラ油で認知症が悪化する──米研究
  • 精神医学の専門家が危惧する、トランプの「病的自己愛」と「ソシオパス」

    トランプは単にクレイジーなのか、それともキツネのようにずる賢いのか? Carlos Barria-REUTERS <トランプの危険な人格を「警告」する義務感に駆られた専門家が寄稿した解説書は、何より米社会の「邪悪の正常化」に警鐘を鳴らす> 2015年6月16日に大統領選への出馬を発表して以来、ドナルド・トランプの常軌を逸した言動に関する話題は途切れたことがない。 ビデオやツイッターでの揺るぎない証拠があるというのに平然と嘘をつきとおし、それを指摘されたり、批判されたりすると、逆上する。そして、こともあろうか、ツイッターで個人を執拗に攻撃する。 これまでの大統領候補や大統領からは想像もできなかったトランプの言動に対し、インターネットやメディアでは「彼は単にクレイジーなのか、それともキツネのようにずる賢いのか?(Is the man simply crazy, or is he crazy l

    精神医学の専門家が危惧する、トランプの「病的自己愛」と「ソシオパス」
  • ネガティブになりがちな内向型人間にも、10の強みがある

    <人付き合いが苦手な「内向型人間」も、自分の強みを活かせば成功を収められる。では、どうやって自分の強みを知るか> 世の中には、内向型人間と外向型人間がいる。おおざっぱに言えば、人付き合いが苦手な人と、人と関わるのが好きな人だ。 コミュニケーションコーチのシルビア・レーケンによれば、内向型人間は「自分は劣っている」と思い込みがち。そこで、自らも内向型だというレーケンは、スピーチから人脈づくり、パートナー探し、子育てまで、人生のあらゆる場面で内向型の強みを活かすノウハウをまとめ、『内向型人間のための人生戦略大全』(岡朋子訳、CCCメディアハウス)を出版した。 レーケンは言う。自分の「内向性」と正面から向き合い、自分の強みを活かせば、内向型人間だって社会的に成功できる、と。 とはいえ、自分の強みをどうやって知るのだろうか? レーケンによれば、内向型人間の典型的な強みには以下の10項目がある。こ

    ネガティブになりがちな内向型人間にも、10の強みがある
  • 日本のおもてなしは「ピクトグラム」に頼り過ぎ

    <実は日は案内用図記号(ピクトグラム)の先進国。独自の進化を遂げ、世界にも影響を与えてきた。いま、観光需要の増加に対応するため、一部のピクトグラムを見直そうと政府が音頭を取っているが、英語能力の低さはそのままでよいのか> 【シリーズ】外国人から見たニッポンの不思議 湯船から立ち上る3の曲線。日人ならおそらく目にしたことがあるであろう、「温泉」を意味する案内用図記号(ピクトグラム)だ。昨夏から、このお馴染みの温泉を含めたピクトグラムの「リニューアル」が取り沙汰されてきた。 JIS(日工業規格)で統一規格となっている案内用のピクトグラムは、現在136種類。今年3月には、経済産業省がパブリックコメントを含めた意見を集約し、7種類のピクトグラムに対し修正案を提示している。 背景にあるのは、直前に迫った2020年の東京五輪の存在、そしてここ数年で「爆増」している外国人観光客の伸びだ。2020

    日本のおもてなしは「ピクトグラム」に頼り過ぎ
  • トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実

    <知識層からときに「白いゴミ」とまで蔑まれる白人の労働者階級。貧困と無教養を世代を越えて引き継ぐ彼らに、今回の選挙で「声とプライド」を与えたのがトランプだった>(写真:筆者が取材したニューハンプシャー州のトランプの選挙集会) 無名の作家が書いたメモワール『Hillbilly Elegy』が、静かにアメリカのベストセラーになっている。 著者のJ.D.ヴァンスは、由緒あるイェール大学ロースクールを修了し、サンフランシスコのITベンチャー企業の社長として働いている。よく見るタイプのエリートの半生記がなぜこれだけ注目されるのかというと、ヴァンスの生い立ちが普通ではないからだ。 ヴァンスの故郷ミドルタウンは、AKスチールという鉄鋼メーカーの拠地として知られるオハイオ州南部の地方都市だ。かつて有力鉄鋼メーカーだったアームコ社の苦難を、川崎製鉄が資提携という形で救ったのがAKスチールだが、グローバル

    トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実
  • 大人気の台湾旅行、日本人が知らない残念な話

    <年始に台湾旅行に行った。アジアの情緒があるからと日人は受け入れているようだが、環境意識は低く、有名レストランですら清潔とは言いがたく、サービスも日と比べて......> (観光地の九份は上のアングルの写真で有名。確かに美しい街並みだったが、一体どこに行けばこのような写真を撮れるのか、私にはわからなかった) こんにちは、新宿案内人の李小牧です。今回は台湾について取り上げたい。 今年の年始にと息子と3人で台湾旅行に行った。私にとっては2回目の訪問だが、前回は2008年の総統選取材だったため、観光はまったくしていない。今回は家族とともにたっぷり観光を楽しんだ。 しかも今回は、若者のようなケチケチ旅行にチャレンジしてみた。飛行機はLCC、ホテルも格安だ。2泊4日の旅行(帰りは機中泊)で総費用は10万円程度。この金額で家族3人が正月休みを堪能できるのだからともかく安い。 桃園国際空港に到着後

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  • アメリカ政治を裏で操るコーク兄弟の「ダークマネー」

    <今年の大統領選はトランプが共和党の筆頭候補になるなど予想外の展開で進んでいる。既存の支配階層「エスタブリッシュメント」への有権者の強い反発が広がっているためだ。実はこうした現象の裏には、アメリカ政治をコントロールする保守系資の策略があった> 2016年の大統領予備選では、政治評論家やジャーナリストがまったく予期しなかったことが起きている。テレビのリアリティ番組で有名になったビジネスマンのドナルド・トランプと、社会活動家の歴史が長く、無所属で知名度がほとんどなかった左寄りリベラルの上院議員バーニー・サンダースが熱狂的な支持を得ている。 以前、別のメディアでも書いたが、この現象の背後には、「収入格差」というアメリカの社会問題がある。現在のアメリカでは、上位0.1%に属する少数の金持ちが持つ富は、下方90%が持つ富の合計と等しい。そして、70年代にはアメリカの過半数だった「中産階級」が消えつ

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  • 過剰反応はダメ、ゼッタイ

    フランスは今、テロに対する怒りと悲しみに包まれている Guillaume Horcajuelo-REUTERS Solidarité! この悲しみを共有し世界中で団結しよう。そういった強い意志を示す声が世界各国から挙がっている。僕も心からお悔やみを申し上げます。そして一緒に平和な世界作りに貢献することを誓います。 僕にできることは、ここで議論の材料を提供すること。そしていつものギャグを我慢すること......今回だけだよ。 テロの効果は、受ける側の反応次第。何千年の歴史を持つ「テロ行為」は、相手に恐怖を与えることで、ほかの手段で得られないほどの大きな反応を引き出すことが目的なのだ。恐怖を感じた側が、普段の行動を控えるのも、必要以上に軍事的な対応をするのも、テロ犯の目標達成につながる。だからテロが起きたあと、テロリストの狙いを把握して、それを達成させないように努めるのが賢いレスポンスだと思う

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  • フェイスブックから主要サイトへのトラフィックが2015年に激減した理由

    圧倒的支配者 フェイスブックにアクセス流入を依存してきたサイトは、フェイスブックの心変わり一つで敗者に転落する Stephen Lam- REUTERS フェイスブックに「集客」を頼っているウェブサイトに悪いニュース。フェイスブックは自分のことしか考えていない(とうにご存じだったかもしれないが)。 デジタルマーケティング情報サイトDigidayのレポートによると、フェイスブック上でフォロワーの多かったウェブメディアへのフェイスブックからのトラフィック(アクセス流入)は、2015年に入って急落している。Digidayのレポートは、同じ分析サービスであるSimpleReachとSimilarWebのデータを使って弾き出したものだ。 例えば、ハフィントンポストへのフェイスブックからのトラフィックは、今年第1四半期~第3四半期に60%も落ち込んだ。Foxニュース、バズフィードも同様で、いずれも同期

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  • コーヒー、アルコール、喫煙、肥満......脳によくないのはどれ?

    脳機能低下を防ぐために コーヒーアルコールの長期的な影響は? あるいは喫煙や糖尿病、肥満についても知っておいたほうがいい Ocus Focus-BIGSTOCK 「大人になると神経細胞は再生しない」――最近までそう信じられていた。脳の機能は年齢とともに低下するばかりだと。ところが近年、生きている脳の活動を「見る」ことができる技術が登場し、脳科学が飛躍的に発展。「脳は鍛えることができる」という発見が広まった。 日では2005年に「脳を鍛える大人のDSトレーニング」(脳トレ)がブームになり、アメリカでも2007年にPBS(公共放送)で「ザ・ブレインフィットネス・プログラム」というスペシャル番組が放送されるなどして、脳トレーニングの関連市場が立ち上がった。ちなみに「脳トレ」は、米欧や韓国などでも発売されている。 その後、さまざまな報道や研究発表、商業的な主張が入り乱れ、混乱と誤解が広まったの

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  • インターネットで他人を血祭りにあげる人々

    ツイッターでアメリカの情報を追っている人は知っているかもしれないが、2013年12月にある女性が書いたツイートが、世界的に大炎上する事件があった。 IACというネットサービス企業でPRのシニア・ディレクターという要職に就いていたジャスティン・サッコは、当時30歳で、洗練された金髪美人だった。ニューヨークから南アフリカへの長旅の途中、乗り換えのロンドン・ヒースロー空港で次のようなツイートをして、飛行機に乗り込んだ。 "Going to Africa. Hope I don't get AIDS. Just kidding. I'm white!" (アフリカに向かっているところ。エイズにかからないといいけど。冗談よ〜。だって私、白人だもん) ぱっと見ると、人種差別丸出しのひどいツイートだ。けれども、ジャスティン人は、アメリカのスタンドアップコメディアンがよく使う自嘲のテクニックで「愚かな白

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  • 戦略なきツイッターの命運が尽きるとき

    山は越えた? ユーザー数を3億人の大台に乗せた後は伸び悩むツイッター Chris Ratcliffe-Bloomberg-GETTY IMAGES ツイッターが伸び悩んでいる。それはこの会社が、質的に大きな問題を抱えているからだ。 ツイッターはテクノロジーブームに乗って、たまたま大ヒットしたオモチャのようなもの。絶えず進化を続けるフェイスブックや、画期的な配車アプリでタクシーの在り方を変えつつあるウーバーとは全然違う。 大成功しているテクノロジー企業は、何らかのビジョンに基づき設立される。創業者が何らかの問題を解決したり、物事のやり方を変えるテクノロジーを発明して、それを広めるために会社を立ち上げるのだ。 ツイッターは違う。どちらかといえば偶然ヒットしただけなのに、創業者は自分たちが賢いから成功したと思っている。だからいま苦境に立たされても、どうしていいか分からない。 ポッドキャストの会

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  • 日本の学校教育に足りないのは万年筆だ

    今週のコラムニスト:スティーブン・ウォルシュ [3月25日号掲載] 娘が小学校を卒業するお祝いに、万年筆を贈ることにした──友人からある日、そう聞かされた。なんて素晴らしい選択だろう。彼女の娘の将来の夢は、総理大臣になること。世界の指導者は条約に署名するのにボールペンやシャープペンシルを使ったりしない。早くから練習しておくに越したことはないではないか! とはいえ友人いわく、万年筆はいつでも使えるわけではない。彼女の娘も、授業や宿題に使えるのはシャープペンシルだけだ。なんてもったいない。万年筆を教育現場に取り入れれば、産業界が直面する革新性の行き詰まりから出生率の低下まで、日の差し迫った社会問題の解決につながるかもしれないのに。 私はよく、初めて日に来たときの最大のカルチャーショックは何だったかと聞かれる。べ物?お辞儀? を脱ぐこと? いや、実は10代後半の若者が授業で鉛筆を使ってい

    bitgleams
    bitgleams 2014/04/02
    言いたい事はだいたいわかる。が、インク漏れで服などを汚したくはないなぁ……w 消しゴムで消すのがよくないというならば、ボールペン等でもほぼ同じ事ができる。日本製のペンは使い心地いいですよ。
  • 安倍首相の「歳末の靖国参拝」が対立軸を固定化する不毛

    報道によれば、東京電力が提案していた、柏崎刈羽原発の再稼働を含む再建計画は25日の原賠機構の合意を受けて27日に政府に提出され、来年1月には認定される見通しだということです。ということは、原発再稼働問題に関しては、事実上、安倍政権としては同意していると見るべきでしょう。 その安倍首相は、同じく25日に沖縄県の仲井眞知事と会談しています。沖縄県としては、在沖米軍の普天間基地を返還して移設するための辺野古沖に関する埋め立てを承認する見通しとなったと報じられています。 これで懸案だった原発再稼働、辺野古沖埋め立て問題が「前進」する可能性が濃厚となりました。前回の特定秘密保護法と同じように、国論が二分する中で、その溝を埋める努力が見られないまま「決定」が進められています。私は個人的には、柏崎刈羽の再稼働と辺野古沖の埋め立てには反対ではありません。ですが、世論との対話のないままでの進め方には強い疑問

    bitgleams
    bitgleams 2013/12/26
    2013年12月26日記事