九州国立博物館(福岡県太宰府市)で7月から開催中の展覧会「視覚革命 異国と出会った江戸絵画」について、ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院のタイモン・スクリーチ教授が「展覧会のタイトルなどが自分の著書からの盗作だ」として博物館に謝罪を申し入れていることが分かった。博物館側は盗作の疑いを否定している。【朴鐘珠、ロンドン小倉孝保】 教授は博物館への抗議の中で、1998年に出版した自分の学術著書「大江戸視覚革命」(作品社)を挙げ、「江戸視覚革命」という表現は外国文化が江戸絵画に与えた影響を表現する言葉としてユニークで、この書名は自分の知的財産であると認識している、と主張。これが権利の所有者(スクリーチ教授)の許可なく使用されているとして、博物館に謝罪や展覧会図録の変更を要求している。 スクリーチ教授によると、博物館側は教授とのメールでのやり取りの中で「視覚革命との表現は日本では70年代にはすでに
宋教仁狙撃 「東京朝日新聞」1912/03/22 上海停車場の椿事 兇漢は直ちに逃走 宋教仁氏は人も知れる如く、革命党員中錚々たる急先鋒にして、永く日本に亡命し、具さに辛酸を嘗め、一昨秋の革命乱にて黄興氏等と相携へて各地に奔走し、事成るに及んで、白面の一亡命客は忽ち唐内閣に農林部総長の栄職を得、声望隆々たりしが、後、職を退き、五政党を統一して国民党を組織し、現に其理事たる人なり。 昨夜十二時、宋教仁は黄興と共に参議院議員の北京に行くを送りて滬寧線上海停車場に到り、改札口に佇み居る時、一人の支那壮漢、突如として宋教仁に接近し来り、ピストルを以て宋を狙撃する事四発、其一発は宋の腹部に命中し、宋は倒れたるが、之を見たる右の支那青年は機敏に逃走せり。宋教仁は直にレーンジ・ロードの鉄道病院に送られたるが重傷なりと云ふ。同行の黄興は危険を恐れ、停車場役員の自動車を借りて帰宅せり。 当地日本旅宿なる豊陽
2012年12月31日に起きた、台湾とモンゴルの関係の転機について。歴史四方山話満載でなかなか面白いネタである。主にRFI中国語を参照した。 Ulan Bator (Mongolia) / Mario Carvajal ■清朝・理藩院の名残、蒙蔵委員会が消滅 現在、中華民国が統治しているのは台湾に限定されるが、建て前としては清朝の後継国家として中国本土の領有権も主張している。その中国本土の中でもチベットや新疆、甘粛省など旧藩部を統括する部局が蒙蔵委員会だ。清朝の理藩院からの組織割りが21世紀の今まで残っていたという次第。 台湾行政院の組織改組に伴い、2012年12月31日を持って消滅。業務及び人員はモンゴル処、チベット処として大陸委員会に所属することになった。 ちなみにモンゴルもチベットも統治していなかったのに70人のスタッフがいたとのこと。業務としては台湾在住のモンゴル人、チベット人絡み
勃軍大勝利 「東京朝日新聞」1912/11/02 参加兵数三十万 土軍退却醜態 土耳其(トルコ)スレシヤ州に於ける合戦は明かに勃牙利軍の勝利に帰したり。双方の本軍は各約十五万宛より成り、二十九日相接触し、爾後合戦数回に及べり。戦線長き事、二十五喜米(キロメートル)を越え、交戦四十八時間以上に亙れり。勃牙利(ブルガリヤ)軍は迅雷の勢ひを以てルレプルガスよりブナルビサルに至る間に立ち並ぶ土耳其軍の陣地を攻撃せるが、土耳其軍亦頑強に之を抵抗せり。然れども結局、土軍の戦敗に帰し、皆狼狽、列を乱してセライ地方よりチョルルー方面に退却し、恰も雪崩の如き勢を呈せり。勃軍は猛烈に之を追撃し、多大の死傷を生ぜしめたり。猶、大砲、旗等多数、勃軍の手に落ち、又捕虜となれる土兵少からず。 タイムス巴爾幹論 倫敦(ロンドン)タイムスは塞爾比(セルビヤ)及び黒山がノヴィバサルを占領し、以て墺太利(オーストリヤ)のサロ
清国の特派大使 「東京朝日新聞」1912/08/13 清国新政府は未だ承認せられず、故に今回の御大葬式に参列すべき特派大使も一個の袁世凱氏の施設として参列する由。其人名左の如し。 大使 袁克定 副使 胡惟徳 支那特派大使謝絶 支那政府より御大葬参列特派大使を派遣すべき旨、内交渉ありたるも、我外務省にては未だ支那政府を承認し居らず。之を諸外国大使と加ふる能はず。一外国紳士として待遇するの外なきを以て、特派の厚意は謝するも、其待遇に就ては、予め承知せられたしと通告し置きたれば、多分支那特派大使派遣は之れなかるべしと外務当局者は語れり。 【メモ】 袁世凱政権からの弔問使派遣に関する記事二題。 袁克定は袁世凱の長男であり、吉野作造が家庭教師となっている。 胡惟徳は同政権の外相に当たる人物である。 南満の豊作 「東京朝日新聞」1912/08/13 本年南満一帯の農作は近年稀なる好景況にして、到る処、
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