中国との朝貢関係を結んでいた琉球では、福建省の福州に琉球館(柔遠駅)という滞在施設があり、ここに琉球人のスタッフが常駐していました。当然、現地では中国語を話さなくてはなりませんので、言葉を学ぶための中国語のテキストがありました。このテキスト、受験用のものではなく、超実践的!現地で実際に起こる状況を想定しての会話集です。 それでは王国時代の中国語テキスト『学官話』の一部を見てみましょう。 【レッスン1】中国の悪ガキに怒りをブチまけよう おまえという子は、私があなたをからかってもいないのに、どうして私をののしるのだ。家庭教育もなっていない、このろくでなし!もともと中国は礼儀を重んじる国だと聞いていたのに。お前のこんな行動や話し方を見ていると、私は中国へ勉強しに来たのに、学ぶべきことが何にもないという気になるよ。 (這個小孩子!我又不惹你。你來罵我做什麼。没家教的雑種!原説中國有道理的。看你這樣
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