【ソウル=辻渕智之】客四人が死亡した焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、原因となったユッケ用の生肉は本場韓国でどう管理されているか。ソウル中心部で食堂や屋台がひしめく広蔵市場そばの専門店を九日訪ねた。
実は今回の焼き肉店での食中毒の原因は、ユッケと断定されたわけではありません。ユッケの他にカルビとロースも共通で食べられていて、カルビ、ロースが生焼けだった可能性もあります。しかし、ユッケの可能性が大きいようです。 飲食店は、食品衛生法第六条三号で、病原菌などがついていない食事を出す義務を課せられています。 しかし、それでも生肉には食中毒の原因となる細菌がついていることがあります。出血性大腸菌による食中毒は、年間に5件程度起きています。 だから抵抗力の弱い子供や高齢者は生肉を食べてはいけません。 そうしたことを理解して、生肉を食べるかどうか、家族に食べさせるかどうか、自分の責任で判断しましょう。 O26、O111、O157といった腸管出血性大腸菌は、牛の腸管、つまり食道から肛門の間にいます。平成10年の法改正により、日本の全ての屠畜場では、屠畜に際して牛の食道と肛門の両方を結索する
焼き肉チェーン「焼き肉酒家えびす」の集団食中毒事件を受け、富山市保健所は、生食用肉を提供する焼き肉店などに対し、菌がつきやすい肉の表面をそぐ「トリミング」作業をした場合でも、生肉に細菌が残っていないか自主検査するよう指導する方針を固めた。 厚生労働省は再発防止へトリミングを重視する動きを見せているが、同市は、「トリミングは万能ではない」とし、さらに厳しく対策を講じるべきと判断。週内にも始める立ち入り検査で店側に伝える。 厚労省は今月5日付の通知で、都道府県や保健所設置市に対し、生食用肉を扱う飲食店や精肉店などの施設で〈1〉トリミングなどの加工〈2〉保存〈3〉「生食用」の表示〈4〉自主検査の有無――の各項目がきちんと行われているか月内に確認し、報告するよう求めた。特にトリミングについては、温度管理や器具の専門化、手指の洗浄方法などチェックポイントを細かく列挙し、重視する内容となっている。 た
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