菅官房長官は今夜11時半ごろから臨時に記者会見し、バングラデシュの首都ダッカの飲食店で起きた人質事件で、当時この飲食店にいたとみられ、連絡が取れなくなっていた日本人7人全員の死亡が確認されたと発表しました。
東京工業大学(東工大)は6月21日、マテリアルズ・インフォマティクスと実験の連携により、希少元素を使わずに赤く光る新窒化物半導体を発見したと発表した。 同成果は、東京工業大学科学技術創成研究院フロンティア材料研究所/元素戦略研究センター 大場史康教授、平松秀典准教授、細野秀雄教授、京都大学大学院工学研究科 日沼洋陽特定助教、田中功教授らの研究グループによるもので、6月21日付けの英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。 計算科学、データ科学、合成・評価実験およびこれらを連携した手法により、膨大な数の物質の評価を行い、その結果に基づいて新物質や新機能を開拓することを目指した「マテリアルズ・インフォマティクス」が、米国をはじめ世界各国で盛んになりつつある。今回、同研究グループは、量子力学の基本原理に基づいた第一原理計算によるマテリアルズ・インフォマティクスと高圧合
産業技術総合研究所(産総研)は6月27日、1000℃付近の高温域で高精度に温度測定ができる白金抵抗温度計を開発したと発表した。 同成果は、産総研 物理計測標準研究部門 温度標準研究グループ ウィディアトモ・ジャヌアリウス主任研究員、チノーらによる研究グループによるもので、6月26日~7月1日(現地時間)にポーランドにおいて開催される国際学会「TEMPMEKO 2016」で発表される。 シリコンウェハや金属などといった各種材料の熱処理に用いられる1000℃付近の高温域では、白金抵抗温度計のセンサー部に生じる熱ひずみなどにより、測定値が変動するため、高温域での信頼性の高い高精度な温度測定は、これまで困難となっていた。 今回、同研究グループは、市販されている従来型の白金抵抗温度計を複数本用意し、適度な熱処理を行った後、国家標準の「水の三重点装置」と「銀の凝固点装置」に繰り返し出し入れして、白金抵
GaAsに添加されたMnの濃度が0.9%より小さいときは、正孔の波(波動関数)はMn原子によって乱され、Mn濃度の増加によって正孔の波の乱れはより大きくなる。しかし、Mn濃度が0.9%以上になり半導体が強磁性への相転移を起こすと、正孔の波の散乱が強く抑えられ、波のコヒーレンスが増大し、秩序が回復することが今回明らかになった 東京大学(東大)は6月29日、磁性をもつ原子を半導体中に加えて強磁性にすることにより、伝搬する電子の散乱が抑えられ秩序が回復する特異な現象を観測したと発表した。 同成果は、東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻 宗田伊理也特任研究員(研究当時、現在は東京工業大学工学院 助教)、大矢忍准教授、 田中雅明教授(スピントロニクス連携研究教育センター センター長)らの研究グループによるもので、6月28日付の英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。
ノルウェーの民家上空を照らすオーロラ。(PHOTOGRAPH BY SERGIO PITAMITZ, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 北極圏の空にオーロラが現れる夜、どこからか不思議な音がかすかに聞こえてくるという。実際にそれを耳にしたことのある人は、オーロラの輝きが頂点に達するほんの数分間、ラジオの雑音にも似た、パキパキ、サラサラ、シューシューという小さな音を聞いたと証言している。地元では長い間、単なる言い伝えにすぎないと考えられてきたが、フィンランドの科学者らがこのほど、音は実際に存在することを証明し、発生原因についても有力な説を提示した。 6月22日にスウェーデンのストックホルムで開かれたバルティック・ノルディック音響会議で発表された報告によると、「オーロラの音」の原因は、寒い夜に形成される「大気のフタ」によって帯電した大気が閉じ込められることにあるという
1億年近く前の鳥類の翼の先端。骨、軟部組織、羽毛が琥珀の中に保存されている。元々、ペンダントに加工されて「天使の羽」と名付けられる予定だったことから、このサンプルは「天使」というニックネームが付いた。(PHOTOGRAPH BY RYAN C. MCKELLAR) 1億年近く前に生きた原始的な鳥の翼が、琥珀に閉じ込められた非常に保存の良い状態で見つかった。羽毛の重なり方、模様、色、配列など、現在の鳥類にそっくりの形態が、当時の鳥類にもすでに備わっていたことがわかる。 科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」の6月28日号に論文が掲載された。白亜紀末期に絶滅した鳥類の系統、エナンティオルニス類のものである可能性が最も高いという。ナショナル ジオグラフィック協会もこの研究を支援している。(参考記事:「琥珀の中から新種の吸血バエ化石を発見」) 「我を忘れるほどの発見」 恐竜の多くが羽毛に覆われ
日本電気(NEC)は6月30日、新規ナノ炭素材料となる繊維状カーボンナノホーン集合体「カーボンナノブラシ」を発見したと発表した。 同成果は、NEC IoTデバイス研究所 弓削亮太主任研究員らの研究グループによるもので、6月1日付の米国科学誌「Advanced Materials」に掲載された。 カーボンナノホーンは、NEC 中央研究所 飯島澄男特別主席研究員が1998年に発見したナノ炭素構造体で、直径2~5nm、長さ40~50nmの角状の形をしている。これまでカーボンナノホーンは、直径100~300nmの放射状に延びた球状の集合体(球状CNH集合体)として作製されてきたが、今回、同研究グループが発見したカーボンナノブラシは、カーボンナノホーンが、丸棒ブラシのように放射状かつ繊維状に細長く伸びて集合した形状となっている。
インド北部ウッタルプラデシュ州ギャングノーリ村で、汚染された水で体を洗う村人ら(2016年5月8日撮影)。(c)AFP 【6月30日 AFP】インドの大部分が干ばつの被害を受け、モンスーンによる雨が待ち望まれている中、乾燥して気温も高い北部の、とある村は水であふれている。 しかし、この農作地の豊富な水は重金属による汚染が懸念されており、世界第2位の人口を抱えるインドの課題が浮き彫りとなっている。 河川や湖、地下水の汚染に加え、干ばつに見舞われている地域での慢性的な水不足もあり、インドの水に関する問題は深刻だ。 北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州ギャングノーリ(Gangnauli)村の住人は、地下水が地元企業の廃棄物に汚染されているのではないかと疑っている。 住人のディビヤ・ラティ(Divya Rathi)さんは、庭でバケツに張った水で遊ぶ娘を見ながら、「子ども達は腹痛や
宿便は体内に毒素が溜まってしまう、腸をスッキリさせることが健康につながる⋯こんな妄想に取り付かれた方々がいます。 「コーヒー浣腸」は販売しただけで有罪だそうです宿便の解決方法として「コロンクレンズ」(コロンはcolonで大腸のこと)を推奨している一派がいます。医療機関で大掛かりなコロンクレンズ(単なる浣腸なんだけどね)を行っているとことも見受けられますが、医学的な裏付けはかなーり薄いと考えていいでしょうね。だって宿便自体、まともな医師はだーれも見たことないことは、以前ブログで書きました。 第三者に医学的治療をする場合、当然医師免許が必要になりますが、自分で勝手に自分へ対して何らかの医学的な施術をする場合は医師法には反しません。これを上手く利用した健康業者が有罪判決を受けました。 コーヒー浣腸が未承認の医薬品と判断され、薬事法違反で有罪判決になりました。この確信犯的元社長、なんと71歳とのこ
**ロケット級の着想力をもつ「伝説のエンジニア」 エレクトロニクス分野において高度成長を牽引した日本人の“偉人”といえば、誰を思い浮かべるだろうか? 松下幸之助、井深大、盛田昭夫といった名前はすぐに出てくるはず。しかし、一般的な知名度はそれほど高くないが、電子立国日本の礎を築いた「伝説のエンジニア」と称される人物がいる。佐々木正さんだ。 佐々木さんは、主にシャープの技術担当専務として活躍。同社副社長に就いた後、ソフトバンク顧問などを務めた。1915年生まれで現在101歳。「電卓の父」「電子工学の父」などと称される。『ロケット・ササキ』(新潮社)は、元日経記者のジャーナリストが、その佐々木さんの足跡をたどる評伝だ。 「ロケット・ササキ」というのは、佐々木さんの次から次へとスピーディに湧き出る着想力に、当時小型電卓用LSIを共同開発していた米国人エンジニアが「戦闘機のスピードでは追いつけない」
英国は科学技術の水準の高さで欧州で1、2を争う。欧州連合(EU)が2020年までの7年間に総額800億ユーロを投入する大型研究助成事業「ホライズン2020」でも重要な存在だ。 ただEUから離脱して英国の国際競争力が低下すれば、海外からの研究費調達力や人材確保の面で、今の水準を維持できるかは不透明。研究開発をめぐる世界各国の関係も変わることになりかねず、日本の企業や大学、研究機関にも影響を与える恐れがある。 「英国が今後、高い科学技術の水準をどう維持するのか。その動向で日本への影響度も変わる」。須崎彩斗三菱総合研究所科学・安全政策研究本部産業イノベーション戦略グループグループリーダーはこう指摘する。 科学論文シェア4位、被引用数1位 英国の科学技術の高さを示す指標の一つに論文数がある。米トムソン・ロイターのデータを基に文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)がまとめた調査結果による
「アダムとイブのもつれる遺伝子」第7回 “誠実さ”は生まれつき決まっている 選ぶなら、一途な人?奔放な人? 「糟糠(そうこう)の妻」と呼ばれるように、夫を立て、操を立てる貞淑な女性はいつの世も世間から尊ばれるもの。しかし一方で、人気ドラマ「不機嫌な果実」に登場する人妻のように、奔放極まる女性も人を惹きつけます。「アダムとイブのもつれる遺伝子」第7回では、生命情報学がご専門の国際医療福祉大学助教、筒井久美子(つつい・くみこ)先生から、「異性に対する“誠実さ”は遺伝子に左右されている」という驚きの説が明かされます。 「誠実になる遺伝子」がヒトの中に存在する 「浮気者は一生治らない」なんてよく言いますけど、実は、ヒトの中には「他人に対する誠実さ」をつかさどる遺伝子が存在するんですよ。その名も「KATNAL2(カットナル・ツー)」。カッとなる、って何だかダジャレみたいですけど、それはただの偶然で(
お久しぶりです。 僕です。 久しく特段何も無かったのですが、今回とうとう僕が想定していたセキュリティ上の問題が起こりました。 教育システム管理用ID、生徒が見られる場所に - 日本経済新聞 > 佐賀県の教育情報システムから大量の個人情報が盗まれた不正アクセス事件で、県内の複数の高校が、システム管理者の情報を生徒も閲覧できる状態にしていたことが27日、警視庁への取材で分かった。 > 警視庁サイバー犯罪対策課によると、県立高校などの校内ネットワークシステムは、教員と生徒それぞれにIDとパスワードが割り当てられているが、生徒が閲覧できる範囲は限られている。全生徒の個人情報を閲覧するには管理者用のIDなどが必要になる。 > しかし、複数の高校は管理者用IDなどを含むファイルを、システム上の生徒が閲覧できる場所に保管していた。 まぁ僕の想定の範囲内です。 なぜなら 2014年4月16日の時点で生徒用
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