宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日午後0時6分42秒、新型基幹ロケット「H3」の3号機を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。搭載していた地球観測衛星「だいち4号」を高度約600キロの予定軌道に投入し、打ち上げは2回連続で成功した。1号機の失敗を受けて2号機には模擬衛星などを載せていたため、H3としては初の主衛星の軌道投入となった。 【打ち上げ動画】ごう音を上げて上昇する新型ロケットH3の3号機 だいち4号は、鹿児島市出身の有川善久プロジェクトマネージャが開発責任者を務めた。夜間や悪天候でも地表を観測できるレーダーアンテナを備える。災害時の被害状況把握や地殻変動の観測による減災などへの活用が期待されている。
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