ブックマーク / bijutsutecho.com (14)

  • 「傷を負ったのは日本」。会田誠ら参加のグループ展で日本大使館が公認を撤回

    「傷を負ったのは日」。会田誠ら参加のグループ展で日大使館が公認を撤回オーストリア・ウィーンで開催中の展覧会「JAPAN UNLIMITED」について、在オーストリア日大使館が11月5日までに公認を取り消した。展示されていた、安倍晋三首相や昭和天皇、東京電力福島第一原発などを扱った作品が問題視されたとみられる。 「JAPAN UNLIMITED」の展覧会ページ オーストリア・ウィーンにある、美術館や博物館の集合体「ミュージアム・クォーター」で開催されている展覧会「JAPAN UNLIMITED」 。日とオーストリアの国交150年の記念事業として開かれていた展の公認を、在オーストリア日大使館が5日までに取り消した。毎日新聞などが伝えた。 「JAPAN UNLIMITED」は、ウィーン在住のイタリア人キュレーター、マルチェロ・ファラベゴリがキュレーションを担当。展覧会は、社会批判的な

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  • 谷口吉郎・吉生記念金沢建築館で「清らかな意匠」を見る

    谷口吉郎・吉生記念金沢建築館で「清らかな意匠」を見る2019年7月、金沢から世界へ建築文化を発信するというコンセプトのもと「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」がオープンした。日のモダニズム建築の巨匠・谷口吉郎の住居跡地に、吉郎の長男であり、国際的な活動を行う建築家・谷口吉生が設計、建設した同館。その館内と開館記念展の様子を紹介する。 金沢21世紀美術館、鈴木大拙館、兼六園などのアートスポットで知られる石川県金沢市。同市に2019年7月、新たなアートスポット「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」が誕生した。 この谷口吉郎・吉生記念金沢建築館は、建築・都市についてのミュージアム。東京国立近代美術館、出光美術館、東京国立博物館東洋館、博物館明治村などの美術館・博物館建築を多く手がけた建築家・谷口吉郎の住居跡地に、その長男で国際的な活動を行う建築家・谷口吉生が設計、建設した。 谷口吉郎・吉生記念金沢建築館

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  • 坂倉準三の名建築、ふたたび。「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」の建築が公開

    坂倉準三の名建築、ふたたび。「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」の建築が公開2016年3月に閉館した「旧神奈川県立近代美術館 鎌倉」を改修して再利用した文化施設「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」。この6月の開館に先立ち、4月20日から5月6日まで「新しい時代のはじまり」展が開催される。坂倉準三の名建築はどのように生まれ変わったのか? その様子をレポートで紹介する。 鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムの南正面 ル・コルビュジエに師事した建築家・坂倉準三が設計し、2016年3月に惜しまれながら閉館した「旧神奈川県立近代美術館 鎌倉」。この建物を再利用した文化施設「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」が6月にグランドオープンするのに先立ち、4月20日から5月6日まで「新しい時代のはじまり」展として建築を公開する。 正面玄関 鶴岡八幡宮宮司の吉田茂穂はこの建築について、「鎌倉の歴史文化などを建物で紹介することはで

    坂倉準三の名建築、ふたたび。「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」の建築が公開
    blackspring
    blackspring 2019/09/09
     旧神奈川県立近代美術館 鎌倉
  • 「ダムタイプ―アクション+リフレクション」展が東京都現代美術館で開催。インスタレーションで体験する、その視覚言語と思想

    「ダムタイプ―アクション+リフレクション」展が東京都現代美術館で開催。インスタレーションで体験する、その視覚言語と思想日を代表するメディア・アーティストグループ、ダムタイプ。その大規模個展「ダムタイプ―アクション+リフレクション」が、東京都現代美術館で開催される。展では過去の代表作に加え、新作やパフォーマンスアーカイブも展示。会期は11月16日〜2020年2月16日。 Dumb Type S/N Photo: Yoko Takatani ダムタイプは1984年、京都市立芸術大学の学生を中心に結成。バブル経済の表層性のなかにあった「情報過剰であるにも関わらずこれを認識できていない(=ダム、dumb)状態」を敏感にとらえ、鋭い批評性を持って活動を展開した。台詞を排し、装置、映像、音、そしてパフォーマーの身体によって作品を構成した彼らは、ポスト・ヒューマンのビジョンを世界に先駆けて表現したパ

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  • 「もの派」再考を契機に「ポスト工業化社会の美術」を照射する。埼玉県立近代美術館で「DECODE/出来事と記録」展が開催

    「もの派」再考を契機に「ポスト工業化社会の美術」を照射する。埼玉県立近代美術館で「DECODE/出来事と記録」展が開催関根伸夫を含む「もの派」のアーカイヴをはじめ、現存しない1960年代末から70年代にかけての作品の記録写真や資料を展観し、「ポスト工業化社会の美術」という見取り図を提示する展覧会「DECODE/出来事と記録-ポスト工業化社会の美術」が、埼玉県立近代美術館で開催される。会期は9月14日〜11月4日。 関根伸夫 位相―大地 1 1986 紙・刷り=岡部徳三 版元=双ギャラリー 埼玉県立近代美術館蔵 近年国際的に評価が高まっている「もの派」と呼ばれる動向。この見直しを契機として、1960年代末から70年代にかけての美術状況を記録写真や資料との関係から検証する展覧会「DECODE/出来事と記録-ポスト工業化社会の美術」が、埼玉県立近代美術館で開催される。会期は9月14日〜11月4日

    「もの派」再考を契機に「ポスト工業化社会の美術」を照射する。埼玉県立近代美術館で「DECODE/出来事と記録」展が開催
  • 「引込線」があいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」の展示中止に対する抗議声明発表。「自由な芸術活動が探求される公共の場を」

    「引込線」があいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」の展示中止に対する抗議声明発表。「自由な芸術活動が探求される公共の場を」2008年のプレ展を幕開けに、埼玉県所沢市を舞台に行われてきた芸術祭「引込線」。その実行委員会が、「あいちトリエンナーレ2019『表現の不自由展・その後』の展示中止に対する抗議声明」を発表した。 あいちトリエンナーレ2019のメイン会場である愛知芸術文化センター 「あいちトリエンナーレ2019」の一企画である「表現の不自由展・その後」の展示中止を受け、芸術祭からも抗議の声が上がった。 「あいちトリエンナーレ2019『表現の不自由展・その後』の展示中止に対する抗議声明」を公表したのは、2008年から続く芸術祭「引込線」の実行委員会。 「引込線」は、2008年の「所沢ビエンナーレ・プレ美術展 -引込線-」から6回の開催を数える芸術祭で、運営主体が美術家や批評

    「引込線」があいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」の展示中止に対する抗議声明発表。「自由な芸術活動が探求される公共の場を」
  • 「引込線」が「引込線/放射線」に名称を変えて開催。展覧会、書籍、ウェブサイトなど多岐にわたるプロジェクトをチェック

    「引込線」が「引込線/放射線」に名称を変えて開催。展覧会、書籍、ウェブサイトなど多岐にわたるプロジェクトをチェック2008年のプレ展を幕開けに、埼玉県所沢市を舞台に行われてきた「引込線」。7回目となる今年は「引込線/放射線」に名称を変え、第19北斗ビル(9月8日〜10月14日)、旧市立所沢幼稚園(10月12日〜11月4日)での展示のほか書籍、サテライト、ウェブサイトという5つの場で7ヶ月にわたって開催される。 寺内曜子 Air Castle 1994 Photo by Hugo Glendinning 埼玉県所沢市を舞台に、2008年から行われてきた「引込線」。一般的な美術展と異なり統一的なテーマやディレクションはなく、展覧会と書籍刊行を軸に、美術家と批評家の協働による表現の場として開かれてきた。 7回目となる今年は、名称を「引込線/放射線」に変えて開催。当初から掲げる「自主的な協働」「統

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  • まとめ:あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」展示中止にまつわるタイムライン

    まとめ:あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」展示中止にまつわるタイムライン河村たかし名古屋市長の発言が発端となり、安全上の理由から展示が中止となった「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」。この問題をめぐる主要な発言や動きを、時系列でまとめる(随時更新予定)。 愛知芸術文化センター 7月31日朝日新聞、《平和の少女像》が「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」に出品されることを報道。 報道内覧会開催。 8月1日「あいちトリエンナーレ2019」開幕。 《平和の少女像》の展示について、松井一郎大阪市長が「にわかに信じがたい!河村市長に確かめてみよう。」とツイート。 ※「表現の不自由展・その後」に関する問い合わせ件数=705(電話200、メール500、FAX5) 8月2日河村たかし名古屋市長が「表現の不自由展・その後」を視察。大村知事に対

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  • 塩田千春が癌との闘いを経て見せるもの。森美術館「塩田千春展:魂がふるえる」のここに注目

    塩田千春が癌との闘いを経て見せるもの。森美術館「塩田千春展:魂がふるえる」のここに注目ベルリンを拠点に、世界各地の美術館、国際展、ギャラリーなどでこれまでに300以上の展覧会に参加し、高く評価されてきた塩田千春。その25年間の活動を振り返る大規模個展「塩田千春展:魂がふるえる」が、森美術館で開幕した。闘病を乗り越えた塩田が展で見せるものとは何か? レポートでお届けする。 展示風景より、《不確かな旅》(2016 / 2019) 待望の展覧会が、ついに開幕した。森美術館の「塩田千春展:魂がふるえる」は、間違いなく今年もっとも重要な展覧会のひとつとなるだろう。 展は、ベルリンを拠点に世界地で活動を続けるアーティスト・塩田千春にとって、過去最大規模の個展。1972年生まれの塩田は93年より国外を拠点にしており、マリーナ・アブラモヴィッチやレベッカ・ホルンに師事してきた。これまで日では高知県

    塩田千春が癌との闘いを経て見せるもの。森美術館「塩田千春展:魂がふるえる」のここに注目
  • 学芸員は名前が出せない? 美術館の(奇妙な)現状を探る

    学芸員は名前が出せない? 美術館の(奇妙な)現状を探る美術館で展覧会の企画や研究を担う学芸員。その個人名をめぐり、SNSで議論が巻き起こっている。学芸員の個人名を積極的に出したがらない日の風潮はどこから来るのか? 学芸員は現状に対してどのような思いを抱いているのか? 文=橋爪勇介 イメージ画像 Photo by Anna Sullivan on Unsplash 個人名を出さない風潮 発端はひとつのtweetだった。岐阜県現代陶芸美術館館長・高橋秀治が、三重県立美術館の「担当学芸員によるギャラリートークを開催します」という投稿に対し「外部講師だけでなく担当学芸員も名前を出して欲しい。自分が勤務する美術館でもそうだけど、学芸員は名前を出したがらない人が多いと思う。美術館の財産でもある学芸員を各美術館がもっと売り出しましょうよ。学芸員の顔が見える美術館に」と引用RTしたのだ(なお三重県立美術

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  • 「もの派」を代表する作家・関根伸夫が76歳で逝去

    「もの派」を代表する作家・関根伸夫が76歳で逝去「もの派」を代表する作家であり、日のみならず世界的にも高い評価を受けてきた関根伸夫が、5月13日にロサンゼルスで逝去した。享年76歳。 関根伸夫 提供=ときの忘れもの 「もの派」を代表するアーティスト・関根伸夫が5月13日に逝去した。 関根の作品を取り扱うギャラリー・ときの忘れものによると、関根はロサンゼルス郊外のトーランス市の病院にて療養中だったというが、心不全から肺炎を併発。13日9時20分(現地時間)に亡くなったという。 関根は1942年埼玉県生まれ。多摩美術大学で斎藤義重(1904〜2001)に師事し、68年に同大大学院油画研究科を修了した。同年に第1回が開催された「神戸須磨離宮公園現代彫刻展」に《位相ー大地》を出品し、同作を李禹煥が評価したことで、「もの派」が始まった。 『美術手帖』1970年2月号には李禹煥に加えて、関根伸夫、菅

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  • BankARTが来年4月に閉鎖へ。 日本郵船と契約更新できず

    BankARTが来年4月に閉鎖へ。 日郵船と契約更新できず横浜・中区にある複合文化施設「BankART studio NYK」が2018年4月に閉鎖されることが明らかになった。同施設を管理する日郵船との契約更新ができなかったため。 BankART Studio NYK 横浜・中区にある複合文化施設「BankART Studio NYK」が2018年4月に閉鎖することが明らかになった。 「BankART Studio NYK」は1953年に建てられた日郵船の元倉庫。2006年に建物の一部分をリノベーションして、アートスペースに転用。08年に横浜トリエンナーレの会場として使用するために全面改修した。広さは3000平米で3階建て。内部には展示室、川俣正が制作したホール、制作スタジオ、カフェ・パブ、ショップ、ゼミ室を兼ねた図書室などがあり、「横浜トリエンナーレ」や「日産アートアワード」など、

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  • クリスチャン・ボルタンスキー 庭園美術館の亡霊に耳をすませる

    クリスチャン・ボルタンスキー 庭園美術館の亡霊に耳をすませるフランス現代美術を代表する作家クリスチャン・ボルタンスキーの個展「アニミタス-さざめく亡霊たち」が、東京都庭園美術館(目黒)で9月22日から開催されている。ボルタンスキーは、これまで歴史的な記憶や死をテーマに、映像作品やサイトスペシフィックな作品を制作してきた。日でも、ジャン・カルマンと共作した新潟・越後有の《夏の旅》(2003)や香川・豊島の《ささやきの森》(2016)といった作品を発表している。東京初個展に寄せて来日した作家の言葉とともに、展をレポートする。 クリスチャン・ボルタンスキー、記者会見にて 東京都庭園美術館の外観特別制作された「音」の新作《さざめく亡霊たち》クリスチャン・ボルタンスキーの東京初個展の会場となるのは、1933年に朝香宮邸として創建されたアール・デコ調の建築を改築した東京都庭園美術館。館1階に足

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  • 藤田嗣治全所蔵作品展が提起した、日本の美術館の可能性

    藤田嗣治全所蔵作品展が提起した、日の美術館の可能性東京国立近代美術館所蔵品ギャラリーで開催中の「MOMATコレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。」(12月13日まで)。波乱に満ちた生涯を描いた映画も公開され、画家・藤田嗣治への注目はいっそう高まっています。この展示では、同美術館所蔵の藤田作品をすべて公開。なかでも、藤田が手がけた戦争画14点が初めて一挙に展示され、話題を呼んでいます。国内外で人気の高い画家・藤田ですが、実はこの展覧会には、美術館のありかたと未来を考える意図も。今回は、担当学芸員の蔵屋美香さんにお話を聞き、藤田と戦争画を、そして美術館のこれからを考えます。 近江ひかり 「藤田嗣治、全所蔵作品展示。」展示風景。戦争画を含む、東京国立近代美術館所蔵の藤田嗣治作品がすべて公開されている 撮影:大谷一郎 「複雑な人」藤田嗣治と戦争画──この展示では、東京国立近代美術館所蔵の

    藤田嗣治全所蔵作品展が提起した、日本の美術館の可能性
    blackspring
    blackspring 2015/12/07
    蔵屋美香
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