ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (62)

  • 「今の公教育は異常。異常を拡大するな」:日経ビジネスオンライン

    遠藤:親の世代と費用が大きく変わっています。それを予想して資金計画を立てていればいいですけど、さすがになかなかそうもいかない。今、年収が500万~600万円、もしくは700万円と、平均水準を大きく上回っていても、どの家計も教育費でめちゃくちゃ苦しいですよね。 年収で生活の苦しさは語れない というよりも、年収水準では全く測れないわけです。例えば地方で年収400万円と東京で年収500万円なら、物価などが全然違うわけですから、一概には言えませんが500万円の方が恐らく暮らしぶりは貧しいですよね。でも、じゃあ地方に住むのがいいかと言えば、地方は疲弊しているし、そこの親の経済力では、東京の大学に行かせて子供の学費と仕送りを負担するのは大変です。すると、地方の子供から高等教育の機会が失われてしまう。 高校無償化の議論があった時に、政治家が所得制限で910万円とか、900万円とか言っていましたが、正直言

    「今の公教育は異常。異常を拡大するな」:日経ビジネスオンライン
  • 「少年事件は楽に数字を取れる」が招いたこと - ジャーナリスト・池上彰氏×『謝るならいつでもおいで』著者・川名壮志氏:日経ビジネスオンライン

    相次ぐ「少年事件(この場合の少年とは、「満20歳に満たない者」を意味する)」が注目を集めている。川崎市で中学1年生を殺害した容疑で神奈川県警は先月末、少年3人を逮捕した。今年1月、名古屋市の女性殺害事件で大学生が逮捕され、昨年7月には長崎県佐世保市で高校生が同級生を殺害する事件が起きた。 2014年4月には改正少年法が成立し、少年事件は厳罰化の方向にある。しかし実は、少年による凶悪犯罪の件数は劇的に減っている。 少年事件はなぜ大々的に報じられるのか。加害少年の「心の闇」とは一体何か。 NHK「週刊こどもニュース」の「初代お父さん」を務めたジャーナリスト・池上彰氏と、2004年の佐世保小6同級生殺害事件を描いたノンフィクション『謝るなら、いつでもおいで』(集英社)の著者で毎日新聞記者の川名壮志氏が語り合う。 (対談は2月7日に実施した。構成は外薗 祐理子) 池上彰(いけがみ・あきら)氏 ジャ

    「少年事件は楽に数字を取れる」が招いたこと - ジャーナリスト・池上彰氏×『謝るならいつでもおいで』著者・川名壮志氏:日経ビジネスオンライン
  • 寺と僧侶が「完全消滅」した:日経ビジネスオンライン

    鹿児島市内を歩いて、どれだけの人がこのことに気づくだろうか。 「寺が少ない」――。 文化庁の『宗教年鑑』によれば、鹿児島県内の寺院数は489カ寺だ。例えば、鹿児島とほぼ同等の面積の山形県では1485カ寺、また広島県では1737カ寺である。 鹿児島県の人口10万人に占める寺院数(寺院密度)は、29.1カ寺。全47都道府県中の順位で言えば、寺院数が42番目、寺院密度が44番目と、確かに低水準ではある。 廃仏毀釈が激しかった鹿児島県 それには理由がある。 「鹿児島と言えば、西郷隆盛や大久保利通など、明治維新を主導した偉人を輩出した土地柄で一見、華やかな印象があります。ですが当時、この地域が大きなタブーを犯したことは、県民ですらあまり知らない事実なのです。いわゆる廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)です。今でもその後遺症を、鹿児島は引きずっています」 こう語るのは鹿児島県民俗学会会員の名越護さん(72歳)

    寺と僧侶が「完全消滅」した:日経ビジネスオンライン
  • 緊急寄稿:今、新国立競技場に何が求められているか:日経ビジネスオンライン

    槇 文彦(まき・ふみひこ)氏 1928年東京都に生まれる。1952年、東京大学工学部建築学科卒業。米クランブルック美術学院及びハーバード大学大学院修士課程修了。スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル、セルト・ジャクソン建築設計事務所、ワシントン大学のキャンパス・プランニング・オフィス勤務を経て、ワシントン大学とハーバード大学で都市デザインの準教授。1965年に帰国、槇総合計画事務所を設立し、東京大学教授も務めた。受賞歴多数。建築家最高の名誉とされるプリツカー賞を1993年に受賞。 10月の下旬だったろうか。「日経ビジネス」の編集部から、現在話題になっている新国立競技場案についての寄稿を求められた。その依頼と同じ頃、日経ビジネス10月28日号が送られてきた。 その中では今回、新国立競技場のコンペに当選した建築家、ザハ・ハディド氏、そしてその周縁でコンペに参加した人々の案をめぐる話が、建

    緊急寄稿:今、新国立競技場に何が求められているか:日経ビジネスオンライン
    blackspring
    blackspring 2013/11/28
     槇文彦
  • 「セザンヌ展」から読み解く「近代絵画の父」の素顔:日経ビジネスオンライン

    小川 敦生 多摩美術大学美術学部芸術学科教授 日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社後、日経アート編集長や同社編集委員を経て、日経済新聞社文化部へ。美術担当記者として多くの記事を執筆。2012年4月から現職。専門は美術ジャーナリズム論。 この著者の記事を見る

    「セザンヌ展」から読み解く「近代絵画の父」の素顔:日経ビジネスオンライン
    blackspring
    blackspring 2012/04/14
     これからっていうところで終わってしまってる・・・
  • 「パチンコ王・岡田」の美術館を覗きにいった:日経ビジネスオンライン

    しかし、国道1号線に面する3メートルほどの高いフェンスと、険しい山の斜面に阻まれ、建物の概要を把握するのは難しい。見上げるとクレーンが忙しそうに動き、着々と工事が進んでいる様子がわかる。警備員の目を盗んで、フェンスの隙間に目を凝らした。すると――。 視界には、鉄筋むき出しの巨大建造物が飛び込んでくる。「屋根」がついているところから察すると、完成後は和風の美術館になるのだろうか。鉄筋の分量もかなり多い印象だ。箱根が地震多発地帯だから、堅牢に作っていると推測される。 「一体、何ができるんだ」「もしかして、巨大リゾートホテルが建って、客が奪われるのではないか」。着工当初は近隣の旅館の間でそんな噂が広まった。道路を挟んで隣には、箱根小涌園ユネッサンもある。ただでさえ不況で客足が鈍くなっているところに、大きなライバルが登場することが危惧された。 しかし、ここにきて施設内容がみえてきて、一転、歓迎ムー

    「パチンコ王・岡田」の美術館を覗きにいった:日経ビジネスオンライン
    blackspring
    blackspring 2012/04/14
    「所有している美術品のリストには…円山応挙や…横山大観、菱田春草、上村松園…の作品がずらりと並んでいるという」「『…こんな美術品が日本に眠っていたのかと、あっと驚くような作品もある』」 ホントなの?
  • 抵抗はパフォーマンスだ、アートだ:日経ビジネスオンライン

    特に知名度が高い中国人アーチストの1人、艾未未氏が、またもや強烈な参加型抵抗パフォーマンスアート(?)を展開している。 「艾未未に無理やりカネを貸し付けて債権者になる運動」。あえて、言ってしまおう。アートであると。なぜなら、少なくとも私はそれを見て、面白がっているからだ。 私と同じような人は多いように見受ける。自らに降りかかる災難、不幸をも、人を面白がらせ唸らせ感嘆させる“表現”というのは、やはりアートだろう。私小説家が自分の不幸をネタに、感動的な小説を書くのを文芸と呼ぶように、ネガティブな事象を大勢の期待や感動に変える力というのはアートの1つの効用である。 脱税容疑で逮捕 経緯を簡単に説明しよう。北京市税務局は11月1日に艾未未氏に1522万元、日円で1億8000万円以上に相当する巨額の追徴課税の支払いを命じた。 艾氏は実のところ民主化活動とも「中国式ジャスミン革命」とも直接関係ないが

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  • 「農業の守り方を間違った」元農水次官の告白:日経ビジネスオンライン

    はTPP(環太平洋経済連携協定)交渉に参加するのか。今週、米ハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に、野田佳彦首相がいまや国論を二分するこの問題に結論を出そうとしている。日経ビジネスは11月7日号の特集「TPP亡国論のウソ」で、世間に渦巻くTPP亡国論に流されず、通商国家ニッポンの針路を示すには、まず誤解や曲解を排し、冷静な情勢分析と的確な判断に徹する必要があることを主張した。この企画と連動し、今日からシリーズで内外の論客にTPPの意義を論じてもらう。 第1回は元農林水産事務次官である高木勇樹氏(現・日プロ農業総合支援機構副理事長)。 TPPが農業に壊滅的な被害をもたらすというTPP亡国論の最大の論拠は、農業生産額が半減し、コメの生産が9割減るとした農林水産省の試算だ。日の農政を司る農水省は、関税障壁によってコメなどの重要品目を保護する一方、減反政策で米価

    「農業の守り方を間違った」元農水次官の告白:日経ビジネスオンライン
    blackspring
    blackspring 2011/11/09
     「情報がないのが問題なら、まず交渉に参加しろということだ。交渉に参加して情報を取り、日本の強み、弱みを踏まえて交渉する。協定の中に自分たちの考えを反映させるよう、一番国益に沿うものを勝ち取る」
  • 原発もあの戦争も、「負けるまで」メディアも庶民も賛成だった?:日経ビジネスオンライン

    池上彰さんの新連載、スタートです。池上さんが、さまざまな分野の学者・研究者を訪ねて、日と世界が直面するさまざまな問題を、各界を代表するプロの「学問の目」でとらえなおす。いわば、大人の大学、それがこのシリーズです。 第1回でご登場いただくのは、東京大学で歴史学の教鞭をとる加藤陽子教授。加藤先生は、以前も日経ビジネスオンラインにご登場いただき、ベストセラーとなったご著書『それでも日人は戦争を選んだ』をテキストに、なぜ日人が負けるとわかっていた第二次世界大戦に突入したかを検証しました。 いま加藤先生にお話をおうかがいする理由。それは、東京電力福島第1原子力発電所の事故で明らかになったように、日の原子力発電にまつわる行政、政治、企業、地域社会、そしてメディアの行動パターンがおそろしいほど、第二次世界大戦のときのそれとそっくりだったからです。 日人はどうして同じ過ちを繰り返すのか? どうす

    原発もあの戦争も、「負けるまで」メディアも庶民も賛成だった?:日経ビジネスオンライン
    blackspring
    blackspring 2011/08/10
     池上彰・加藤陽子
  • お父さんが「眠れない」のは、心の問題ではない:日経ビジネスオンライン

    「我が国では、年間自殺者が3万人を超えるなど、『国民のこころの健康の危機』と言える状況が続いています」(2010年4月3日、厚生労働省「こころの健康政策構想会議発足式」リリースより)。3月には「お父さん 眠れてる?」というポスターがあちこちに貼られました。「2週間以上続く不眠は、うつのサインかもしれません」。あなたは、そしてあなたの親しい人は、よく眠れているでしょうか。 この自殺数の異常な高止まりは、まさしく緊急事態です。日で精神救急医療を立ち上げた精神科医、計見一雄さんに、この事態に対してなにかできること、知っておくべき事はなんなのか、伺ってきました。余談ながら、私は氏のべらんめぇな語り口が大好きなのですが(味わいたい方は『統合失調症あるいは精神分裂病 精神病学の虚実』などでどうぞ。このは書名の印象に反してとても面白くて分かりやすい!)、今回は状況の深刻さを反映してか、静かで、迫力が

    お父さんが「眠れない」のは、心の問題ではない:日経ビジネスオンライン
  • 「どうだ」と言わないオトナの美術館:日経ビジネスオンライン

    山下 ええ、館長の原俊夫さんが1979年に開設して、現代美術を中心に展示している美術館です。今日は、館長室広報の松浦彩さんに建物を案内していただきながら話を伺います。 赤瀬川 まず、ここは建物がいいですよ。なんとも言えず上品というか……。 山下 とても趣味がよくて、贅沢な建物だと思います。この建物を造ったのは、館長の原さんの先代ですか? 松浦 いえ、祖父の原邦造(注1)が昭和13年に造った家です。 山下 赤瀬川さんとほぼ同世代ですよ(笑)。 赤瀬川 あ、ホントだ。僕よりひとつ下ですねぇ。その頃にこの家を個人で……。 この趣味の良さをなんと言おうか 山下 もう少し後だったら戦争に向かう時期になるから、これだけの家を造るのは難しかったでしょうね。設計したのは誰ですか? 松浦 渡辺仁という建築家です。銀座の和光(旧服部時計店)や上野の東京国立博物館館も設計した方です。 山下 え、あの東京国立博

    「どうだ」と言わないオトナの美術館:日経ビジネスオンライン
    blackspring
    blackspring 2009/11/20
     原美術館:渡辺仁
  • “100万円道路”の村が古代史の里に:日経ビジネスオンライン

    したがって、あらかじめ投宿先を決めておくことはなく、いつも、行き当たりばったり、体力と気分で宿を取る。このときも、いきなり、むさくるしい格好で玄関に立ち、一晩の宿をもとめた。 車から下ろした大仰な機材を見た女将が「何かの撮影ですか」と訊ねた。「蛍です」と応えた。たったそれだけの短い会話が、この村の、神門という土地の、想像を絶する奥深い風土に触れることになるとは、思いもよらないことだった。 壬申の乱、古代朝鮮、百済と新羅、白村江の戦、百済王族の亡命、そして西の正倉院建設、韓国元首相や歴代韓国駐日大使の来村…。 日向から椎葉へ至る国道は、狭く、曲がりくねっていた。1時間ほど走ったところで、おやっ、と思い、車を急停車させた。バス停の名が「卸児(おろしご)」となっている。さらに行けば「ながされ」「児洗」とつづく。「うぶの」という集落もあった。不思議な感慨を抱いて看板を撮影していった。やがて国道脇に

    “100万円道路”の村が古代史の里に:日経ビジネスオンライン
  • 首都圏1409駅、あなたの駅の通信簿 自由が丘に住みたければ、町田を選べ:日経ビジネスオンライン

    新年度も早1カ月。ひとり暮らしや家族との新しい生活を始める際、皆さんはどのようにして今の物件を探しただろうか。恐らく、通勤先や学校との位置関係、物件の賃料やスペック、街の雰囲気などを加味して決めたのではないだろうか。 もっとも、街には街の顔がある。「住めば都」というけれど、街が持つ“特徴”と自分のライフスタイルが合わなければ、どこかしっくりこないもの。この先、給料が増えるとは思えないこのご時世、懐具合と相談して、やむなく賃料相場の安い街を選んでしまう場合が大半だろう。そんなあなたに朗報がある。“憧れの街”と同じ特徴を持っている半面、相対的に賃料が安い――という街がいくつも明らかになったのだ。 今回、日経ビジネス オンラインではライフスタイルを軸に、駅の特徴を10のカテゴリーに分けた。物件の賃料、築年数、最寄り駅からの距離、追い炊き風呂や風呂トイレ別、ペット可などといった物件のスペックはあえ

    首都圏1409駅、あなたの駅の通信簿 自由が丘に住みたければ、町田を選べ:日経ビジネスオンライン
  • 東京駅前・ブリヂストン美術館で西洋美術を応援する!:日経ビジネスオンライン

    上京したら、まずは美術館 山下 実はブリヂストン美術館は、東京で戦後いち早くできた美術館なんです。案内してくださった学芸員の貝塚健さんが1952年の開館と言ってましたね。 赤瀬川 上野の国立西洋美術館ができるずっと前でしょ。 山下 ということは、格的な西洋美術を見られる所は、当時の東京ではここしかなかったんですね。まだ赤瀬川さんが上京する前ですが、東京にこういう美術館ができたということは知ってたんですか? 赤瀬川 たしか「美術手帖」で読んで、ああ、東京に見たい美術館ができたって。 山下 じゃあ上京してすぐに……。 赤瀬川 ええ、たしか1955年かな。 山下 ここは、今でも常設展示がきちっとしている数少ない美術館ですけど、これが個人のコレクションが元になっているからね。すごい。 赤瀬川 当時これだけ集めたというのは大したもんですよ。 山下 そうですね。ブリヂストンの創設者である石橋正二郎氏

    東京駅前・ブリヂストン美術館で西洋美術を応援する!:日経ビジネスオンライン
  • 裁判員制度は、世界に類を見ないモンスターになる:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    「平成21年5月21日から裁判員制度が実施されます。裁判員制度とは,国民のみなさんに裁判員として刑事裁判に参加してもらい,被告人が有罪かどうか,有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決めてもらう制度です。国民のみなさんが刑事裁判に参加することにより,裁判が身近で分かりやすいものとなり,司法に対する国民のみなさんの信頼の向上につながることが期待されています」 最高裁のホームページでは裁判員制度についてそう説明されている。あれよあれよというまに採用が決定され、実施も目前にせまっている裁判人制度は、独特の法システム社会である日に果たしてなじむのだろうか。 *  *  *  * 郷原 まず国民の司法参加は、やった方がいいのか、やらなくてもいいのか、二分法なんですよ。そうしたら、やった方がいいということになる。なぜなら、外国の多くの国でやっているから。 武田 最高裁のHPでも「国民が裁判に

    裁判員制度は、世界に類を見ないモンスターになる:NBonline(日経ビジネス オンライン)
    blackspring
    blackspring 2008/11/20
     まあこの人はヤメ検だからねえ、こんな言い方になるよな、と。現役検察官はこんなふうに思っている人は多そうだ。
  • 大事なことはおおむね鉄道から教わった~『鉄道地図の謎から歴史を読む方法』 野村正樹著(評:近藤正高):日経ビジネスオンライン

    鉄道ブームといわれて久しい。同じくブームだといわれる新書とのリンクも多く、最近でも野田隆『テツはこう乗る』(光文社新書)、宇田賢吉『電車の運転』(中公新書)などがベストセラーとなった。手前味噌で恐縮ながら、僕も『私鉄探検』(ソフトバンク新書)というを出させてもらっている。 書もまた鉄道をテーマにした新書だが、その冒頭には、鉄道とは一見関係がないと思われるデータが出てくる。 それは、昨年、文科省が全国の小学6年生を対象に行なった社会科の学力テストの結果だ。都道府県名から地図上の位置を選ぶ問題では、全体の正答率が55%しかなかった。また、歴史上の人物を業績から選ぶ問題では、大久保利通、木戸孝允、大隈重信などの正答率が30%以下だった。 このことは、いまの子供たちが、日の地理や歴史、とりわけ明治以降の近現代史に弱いということの一つの証明ともいえるだろう。著者は、歴史を学ばなければ、現在を語

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  • 昭和モダン建築巡礼 ビジネスマン必見編:日経ビジネスオンライン

    このコラムについて 「日経アーキテクチュア」の人気連載「昭和モダン建築巡礼」の新シリーズが日経ビジネス オンラインに登場。戦後のモダニズム建築、特に高度経済成長期につくられて活躍してきた名建築が猛烈な勢いで取り壊されていくのは「何とも口惜しい」との思いが筆者の中で膨れ上がる。人知れず失われつつある昭和モダン建築の価値に光を当て、その現状を愛情たっぷりのイラストと文章でリポートします。 *イラストは単行『昭和モダン建築巡礼』に掲載したものを引用しています。 記事一覧 宮沢 洋(みやざわ・ひろし) 日経アーキテクチュア編集長 1967年東京生まれ。1990年早稲田大学政治経済学政治学科卒業、日経BP社入社。日経アーキテクチュア編集部に配属。以来、建築一筋。現在は日経アーキテクチュアにて「建築巡礼/プレモダン編」を連載中。 プロフィール詳細 記事一覧 2008年11月13日 続・戦前の建築が

    昭和モダン建築巡礼 ビジネスマン必見編:日経ビジネスオンライン
  • “イライラ”を生む“ノロノロ”のしくみ:日経ビジネスオンライン

    その昔、「高速道路の渋滞で、先頭の車は何をやっているんだ」とぼやく漫才師がいた。ノロノロ運転の高速道路を走っていると、不快感からついそう言いたくもなる方も多いだろう。 そうした現象は道路に限らない。満員電車や空港のカウンターといった具合に、私たちは日常的に渋滞や混雑といった現象によるストレスを感じている。 だが、案外どういうしくみで起きているかまでは知らない。渋滞のメカニズムがわかれば、無闇にいら立つことも減るだろうし、また、渋滞を避ける対策も立てられるだろう。少しはストレス解消になるのではないだろうか。 そこで今回登場いただくのは「渋滞学」を提唱している東京大学工学研究科の西成活裕さんだ。西成さんの研究対象は、車の渋滞からアリの行列まで幅広い。渋滞に巻き込まれると、誰しも焦りやいら立ちを感じるが、西成さんもまた渋滞によるストレスが発端で、解明に乗り出した。 取材に訪れた日は、折しも研究室

    “イライラ”を生む“ノロノロ”のしくみ:日経ビジネスオンライン
    blackspring
    blackspring 2008/10/29
     渋滞学(asin:4106035707) 読んだ
  • 東京の北北東にある都市は? リオデジャネイロ!~『地図もウソをつく』 竹内正浩著(評:稲泉連):日経ビジネスオンライン

    書を読み終えると、地球儀を使って「あること」がしたくなった。 そこで近所の雑貨店で小さな地球儀を買い、著者のすすめに従い用意したのは一の糸。これを使って、東京とブラジルのリオデジャネイロを最短距離で結んでみる。すると糸を南東に伸ばすよりも、想像に反して北北東へ伸ばした方が距離は近いのだった。 そうか、リオデジャネイロは日から見て北の方角にあったのか──ブラジルと言えば太平洋を越えた「右下」の方にあると何となく思っていた私は、ちょっとしたショックを受けた。普段は当たり前と深く考えることもない世界像が、実は自分が思うほどには確固としたものではなく、とても曖昧な認識に基づいていることを突きつけられた気がしたからだ。 〈地球はその名の通りほぼ完全な球体をしている。来、球形である地球を平面で表現する世界地図は、どんな図法を用いようと、どこかに無理が出てくる〉 にもかかわらず日を中心とした平

    東京の北北東にある都市は? リオデジャネイロ!~『地図もウソをつく』 竹内正浩著(評:稲泉連):日経ビジネスオンライン
    blackspring
    blackspring 2008/10/29
     地図(地形図)の「嘘」や、思ったよりも「アバウト」に作られてる(山の標高値が地図の改定ごとに変わったりとか)という話は「地図に訊け!」(asin:448006365X)も参考になる。
  • 第34回:「対決」は買わない消費者を動かす:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    いつもの美術展とは、かなり会場のムードが違っていました。東京国立博物館で開かれている「対決・巨匠たちの日美術展」。 まず、観客のおしゃべりが多い。しかも、“かわいい!” “ヘンテコリン?” “カッコいい!”など、通常の美術展では聞かれない言葉が飛び交っていました。ご想像のとおり、若い観客が連れ立って、ここかしこに。もちろん、年配者や美術愛好家の方は多いのですが、両グループが決して分離せず、何だかいい感じで会場の雰囲気をつくっていたのです。 つまり、ほとんど日の古典美術の展覧会へ来なかったような人たちが見に来ていた。いわゆる、美術展のトライアルユーザーたちです。 キーワードは、「対決」でした。「運慶VS.快慶」、「宗達VS.光琳」、「若冲VS.蕭白」、「歌麿VS.写楽」など、国宝、重要文化財作品がずらり。 美術展にときどき行かれる方はお気づきでしょうが、巨匠作品の対決というような展示の仕