『ザ・ゲノム・ビジネス―DNAを金に変えた男たち』の主人公クレイグ・ベンター博士の身辺が、また騒がしくなってきましたねー。 ヒトゲノムプロジェクト(ヒトと言っても博士本人の遺伝子が75%、残りは助手2人のものですが)の商利用で物議をかもした博士が、今度は研究チームと共同で完全なる人工合成染色体を作ることに成功、人工生命体の創造に新たな一歩を踏み出したと騒いでおります。 ベンター博士と言えば5年前にも新たな一歩を踏み出したと騒いでた記憶があるんですが、あのとき予告した実験計画が成果をあげたようですね。英ガーディアン誌が週末伝えました。 氏所属の研究機関から2週間以内に成果の発表があるようです。これが本当なら、医学治療、環境保護、エネルギー生成、高度バイオ兵器など幅広い応用が考えられるだけに目が離せません。博士はこの研究のこと、どう語っているんでしょう? 「人類史上、極めて重要な哲学上の一歩。