ローマ法王フランシスコはイタリア日刊紙ラ・レプップリカ(7月13日付)とのインタビューで、「聖職者の約2%は小児性愛者(ペドフィリア)だ。司教や枢機卿の中にも小児性愛者がいる」と発言し、教会内外で衝撃が広がったが、バチカンのロンバルディ報道官は後日、「法王はそのようには語っていない」と否定した。 ▲オーストリアのローマ・カトリック教会のシンボル、シュテファン大聖堂 同報道官は14日、「法王とラ・レプップリカ紙とのインタビュー(7月10日、フランシスコ法王の宿泊先のゲストハウス、サンタ・マルタで実施)は会見というより、エウジェリオ・スカルファリ記者が法王との対談を再編集した記事だ。法王の発言がその通り再現されていない部分がある」と指摘する。具体的には、「聖職者の2%が小児性愛者」という部分と「小児性愛者の中に枢機卿もいる」という2カ所だ。同報道官によると、「スカルファリ記者は無神論者で教会批