検索エンジンスパム、つまり、順位を人為的につり上げることを目的としたページや仕掛けを作ったり、コンテンツのソートに使用される順位決定アルゴリズムを悪用したりする行為は、1990年代中頃から盛んに行われるようになった。見返りが非常に大きいから、検索エンジンを操作しようとする行為がウェブで横行するようになったのも当然だ(あるSEOの同業者から聞いた話によると、「buy viagra」というクエリで1日だけグーグルの検索結果第1位を取ったら、アフィリエイトの利益が2万ドル以上になったという)。 でも、スパム行為を行うのはますます難しくなっていて、次に挙げる2つの理由から見返りも一層少なくなると、僕は考えている。 検索エンジンは、ユーザーがスパムを嫌うことを知っている。 これは取るに足らない当たり前の話に思えるかもしれない。だが事実、マクロな立場から検索業界を研究した人たちの考えによると、サービス