企業のシステム管理者にとって、ネットワーク監視などの日々の運用は欠かせない。企業システムはインターネットやLANの利用を前提としており、ネットワークにトラブルが発生すると業務に支障を来してしまう。 そこでシステム管理者はネットワークの疎通を調べたり、機器の挙動を確かめたりする。そのために手順書を用意し、手作業で実施するシステム管理者も少なくない。例えばネットワークコマンドを順番に入力して、毎回手順書に従って機器の死活監視などを実施するという具合だ。 しかし手作業でネットワークコマンドを実行していると、管理対象の機器やコマンドの種類が増えるにつれて手間や時間がかかるようになる。さらに手作業ではミスも発生しやすい。 こうした面倒な手作業はプログラムによって自動化するに限る。人気プログラミング言語のPythonには、ネットワーク管理のためのモジュール(ライブラリー)が用意されている。これを利用し