東京都心に置いた粘菌(上)は、エサを求めて広がり(中・8時間後)、鉄道網のような姿になる(下・26時間後)=手老さん提供 「粘菌」と呼ばれる単細胞生物が鉄道網のような高度なネットワークを構築する能力があることを、北海道大学の手老(てろう)篤史研究員らが突き止めた。 実験で、粘菌が首都圏鉄道網のミニチュア版そっくりに変形していく様子を確認した。22日付の米科学誌「サイエンス」に発表する。 粘菌は、胞子から小さなアメーバが生まれ、アメーバ同士が融合して、変幻自在に伸びるネバネバの集合に育つ。実験では、関東地方をかたどった容器(縦21センチ、横17センチ)の中で、横浜や千葉など首都圏の主要36駅に当たる位置にエサを配置。東京都心に粘菌を置いた。粘菌はエサを求めて広がり、次第に実際の鉄道網のようになった。 粘菌が変形した「鉄道網」を分析すると、輸送効率やアクシデント時の迂回(うかい)路の確保といっ
【北京=矢板明夫】米インターネット検索大手のグーグルが、中国当局による検閲に反発、中国での事業撤退検討を発表してから約一週間がたった。中国のネット世論には当初、「欧米の価値観を強引に押しつけようとしている」と、愛国主義的な若者を中心にグーグルの方針を批判する声があふれたが、最近は「中国のネット環境改善のために闘ってほしい」と知識人らによるグーグル支持の声が大半を占めるようになっている。 グーグルの撤退検討が発表された翌日の13日ごろから、北京市中心部にある産経新聞中国総局からグーグルの中国語版サイトにアクセスすると、民主化運動を弾圧した1989年の「天安門事件」や反政府の気功団体「法輪功」など、規制対象だったキーワードの検索結果が表示されるようになった。 しかし、数時間で消え、深夜に再度表示される事態が繰り返されるなど、閲覧規制を解除したいグーグル側とそれを阻止する中国当局が激しい攻防を繰
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く