■「小沢氏の身代わり」「議員辞職を」 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体をめぐる土地取引事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で起訴された石川知裕衆院議員=道11区=が11日、離党届を提出した。保釈されて7日目。この判断に対し、地元の有権者の間では賛否が交錯した。 石川氏は11日夕方、帯広市で記者会見した。国会審議への影響を憂慮し、「党にこれ以上の迷惑をかけてはいけないと考えた」と離党届提出の理由を説明。「議員としては職責を全うしたい」とも述べ、議員辞職せずに無所属で活動する考えを示した。 昨年の総選挙で石川氏を支持した帯広市の元公務員の男性(62)は「(事件は)秘書時代のことだから、離党や議員辞職は必要ないと思う」と擁護。同市の会社員の男性(62)も「小沢氏の身代わりになったようなもの。離党しても議員活動は続けられるのだから、臆(おく)せずにやればいい」と理解を示した。 自