日経新聞に、「ローマの休日」差し止め仮処分申請の地裁の判断について、甲野文化庁著作権課長の発言が掲載されていると聞いたので、日経gooで記事をダウンロードして読んだ。 「ローマの休日」など1953年作品、東京地裁、格安DVD販売認める。 2006/ 07/ 12日本経済新聞 朝刊p.38 甲野著作権課長の発言は次の通り。 文化庁としては、一九五三年公表の作品の著作権を守る目的で法律を作った。内閣法制局にも確認のうえ、立法趣旨にかなう制度設計をした。七一年にも一月一日施行の著作権法改正で保護期間を延長したが、こうした問題は起きなかった。 業界関係者をはじめ、問い合わせにはすべて五三年の公表作品の著作権は守られると回答してきた。今後の司法判断を見守りたい。 映画の著作物の著作権保護期間が50年から70年に延長されたのは、平成15年(2003年)の著作権法改正によってだ。 その法改正が成立したの
「ローマの休日」東京地裁決定に関する議論が あちこちで盛り上がっているようで。 筆者の12、13日付けのエントリーも随所で引用していただき、 気恥ずかしい限りである。 ネット上では、 「強すぎる著作権」への懐疑的態度が支配的なこともあって、 もっぱら「高部コート万歳!」という論調が強いようであるが、 そんな中、興味深い指摘を見つけたのでご紹介したい。 ◆◆ まず、『おおやにき』でのコメント。 (http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/archives/000331.html) 「「ローマの休日」著作権切れ 文化庁見解 地裁が否定 激安DVD認める」(Yahoo! News)というニュースがあったわけだが、これが一部で著作権法の問題として取り扱われていることに違和感を禁じ得ない。」 と指摘される大屋先生は、 その理由を以下のように指摘されている。 第一に、訴
ブルックスの知能ロボット論―なぜMITのロボットは前進し続けるのか? 作者: ロドニーブルックス,Rodney Allen Brooks,五味隆志出版社/メーカー: オーム社発売日: 2006/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (22件) を見る MITの教授にしてiRobot社*1創設者、ロドニー・ブルックス教授のロボット論。人工知能畑出身の博士だけに、メカトロニクス先行の日本のロボットとの設計思想の違いが面白い。 プロレタリア文学はものすごい (平凡社新書) 作者: 荒俣宏出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2000/10メディア: 新書購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (12件) を見る たぶん、多くの人が読んだであろう「蟹工船」や「セメント樽の中の手紙」等に代表されるプロレタリア文学の歴史というか解説。想像以上にぶっ飛ん
昨日、Amazonで10位まで上がったようです。Amazonから追加注文があった旨、出版社から連絡がきました。予約販売においてこのようなランキングまであげていただき読者の方々に大変感謝します。 本の内容はぜひ読んでいただきたいと思いますが、なぜこのような本を弊社で担当して出させて頂いたのかを「監修者による序文」という形でまとめています。本の巻頭に入れていますが、現在の弊社のミッション、Ad Innovatorが伝えようとしていることも含めて、現在の広告・メディア業界の位置づけをまとめた文になっていると思うので、長いですが全文掲載させていただきます。 はじめに 日本語版の監修者による序文 『ドン・シュルツの統合マーケティング』の著者であり、統合マーケティングの権威であるノースウエスタン大学の名誉教授ドン・シュルツ氏は、本書について「これは、私が書いていればと願ってやまない本だ」と述べている。
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