2008年06月27日00:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech Ugliness is only skin deep - 書評 - BONES 動物の骨格と機能美 早川書房三浦様より献本御礼。 BONES 動物の骨格と機能美 湯沢英治撮 / 東野晃典文 / 遠藤秀紀監修 初出2007.06.26; 販売開始まで更新 いきなりツボをつかれた。うっとり。 本書「BONES 動物の骨格と機能美」は、軟骨魚類(にも硬骨がある!)から哺乳類まで、実にさまざまな骨を白黒で載せた写真集。これほど白黒が似合う被写体が、他にあるだろうか。 その一部は、 BONES:ハヤカワ・オンライン からも確認することが出来る。一枚だけ拝借。これが何の骨だかおわかりになるだろうか。 かと思えば、すぐに姿形がわかるどころが、骨ではなく皮膚に見えるものすらある。表紙になっているワニがそうだ。これがワニであることは、
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 「学ぶこと」とは、自分につながる人々との関係を「壊すこと」でもあり、「葛藤を抱えること」でもあります。 「学ぶこと」を「みんな仲良しハッピーハッピーのような社会状況」の中で起こるものと捉えたりすると、「学ぶこと」の本質を、ひとつ見逃してしまうのではないでしょうか。 最近、僕は、このことが気になって仕方がありません。 --- たとえば、メンタリング。 これはピアツーピア(上司 - 部下 / 先輩 - 部下)といった社会関係の中で営まれる「学び」の形態とも読みとることもできるかと思います。そして、これにも、「葛藤」が含まれます。 キャシー=クラムによると、メンタリングの進展とは下記のようなプロセスをとります。 ●開始段
マッドマンさんから、BBCに関する良い資料のことを聞かれましたが、成り立ちの経緯に関しては、前に、「XREFER」(今は別名http://corp.credoreference.com/index.php) という検索資料サービスの会社があって、調べものをしていた時、無料サービスで利用したことがあります。その時の説明が頭に残っているのですが、プロパガンダみたいな部分はずっとある感じがする、というと言い過ぎでしょうか。つまり、どこからどこまでをプロパガンダと考えるのか?パブリック・ディプロマシーという考え方がありますよね。ブリティッシュカウンシルも、決してプロパガンダではないけれど、広い意味でパブリックディプロマシーの一環と聞いたことがあります(取材にて)。BBCのとプロパガンダの関係、政府の関係はまた後日、書かせてください。 調べ物をした時のBBCに関する資料を全部持っていなかったので、ト
日経ビジネスオンラインに高橋伸夫先生が出てきて、成果主義批判をされています。 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nbonline.cfm?i=2008063000770cs&p=1 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nbonline.cfm?i=2008063000770cs&p=2 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nbonline.cfm?i=2008063000770cs&p=3 内容は『虚妄の成果主義』そのままですので、いちいち引用しませんが、3頁目のこの一節は目にとまりました。 >成果主義の導入を巡って、企業のトップ、管理職、そして労働組合までもが無責任になってしまった。「誰も守ってくれない」と社員は不安を募らせています。これはトヨタ自動車の人事部の方に聞いた話ですが、同社の人事部の仕
→紀伊國屋書店で購入 石油や穀物の暴騰が、実態経済とあっていないことは明らかである。にもかかわらず、歯止めがかからないのは、「金融権力」がそれを容認しているからにほかならない。その「金融権力」とは何なのかを知りたくて、本書を開いた。 「本書は、一九七〇年代に始まり、九〇年代に加速化した「金融革命」を解剖し、二〇〇七年、サブプライム問題で露呈したリスク・ビジネスの行き詰まりを明らかにすることを課題としている」。そして、著者、本山美彦は、「金融に秩序を取り戻すために何をすべきかを真摯に問う」ている。 著者によると、グローバル化の過程で「権力」を握ったのは、アメリカ証券取引委員会(SEC)が1975年に「お墨付き」を与えたNRSROだという。NRSROとは、「全国的に(Nationality)、認められた(Recognized)、統計処理をする(Statistical)、格付け(Rating)、
→紀伊國屋書店で購入 「社会起業というフロンティア」 リストカット、自殺願望者たちの命を救うために伴走してきたライター&エディターの今一生氏。この数年間、ビジネス取材にかけずりまわっている。ニート、ひきこもりの当事者たちが、スモールビジネスを起業していく様子をルポした『親より稼ぐネオニート』(扶桑社新書)、社会問題を解決するための手法のひとつ社会起業とは何かを紹介した、『プライドワーク』につづく、最新刊が本書『社会起業家に学べ!』だ。 この3作には連続性がある。 『ネオニート』では、ニート、ひきこもりと社会から蔑視されてきた若者達が、自分の力でスモールビジネスをつくっていくことで、生きる自信を身につけていくという物語。ネオニートたちの稼ぎは、独身の若者が食べていく程度の金額であるが、そのつつましい収入を自力で稼ぎ出すことに、今一生は大いなる希望を見いだした。生き甲斐のない労働を余儀なくされ
→紀伊國屋書店で購入 →紀伊國屋書店で購入 スーザン・シャークの『危うい超大国』に中国は先進国の仲間入りをする前に高齢社会をむかえるとあった。所得が増えるにつれ出生率が低下するのは世界的な傾向だが、中国の場合、一人っ子政策によって人口の抑制をはかったために人口構成が人為的に歪められ、社会の高齢化が急速に進んでいるというのだ。 重要な指摘だが、それ以上の言及がなかったので、この二冊を読んでみた。 まず、藤村幸義氏の『老いはじめた中国』である。高齢化をあつかっているのは第一章だけだが、よくまとまっており、中国の高齢化がいかに深刻かがよくわかる。 国連が出している "World Population Prospects" では65歳以上を「高齢者」とし、高齢者が全人口の7%に達すると「高齢化社会」、14%を越えると「高齢社会」と呼んでいるが、上海は2004年に「高齢社会」になり、重慶、北京、天津
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、デジタル著作物の権利保護を目的とした公益法人だが、著作権の啓発・普及活動を行うにあたって“情報モラル”の重要性を訴えている。情報モラルとは何なのか? それを子どもたちに理解させるにはどうすればいいのか? ACCS専務理事の久保田裕氏に聞いた。 ● “ルール”と“モラル”の違いとは 「情報モラルという言葉は1987年、文部省の臨時教育審議会最終答申で使われたのが最初とされていますが、定義は何もありませんでした。そこで、ACCSは、情報モラルとは何であるかを独自に考えてきました。」 現在、ACCSは情報モラルを「情報社会において安全・適切に活動をするために私たちが身に付けるべき知識と行動」と定義している。「この“モラル”という部分が大事」と久保田氏は強調する。“ルール”ではなく“モラル”なのだ。 「ルールとモラルは別物なので、取り違えて
倉本聰氏「これが最後」テレビ局に絶望 人気ドラマシリーズ「北の国から」などで知られる脚本家の倉本聰氏(73)が「テレビへの絶望がある」としてドラマ脚本の執筆をやめる可能性を明かした。脚本を担当するフジテレビの10月スタートの連続ドラマ「風のガーデン」(木曜後10・00)で、舞台となる北海道・富良野で会見。「これが最後という気持ち。テレビ局が視聴率だけを考え、現場が悪くなった」と憂えた。 倉本氏は「風のガーデン」の主人公の家族が育てているという設定の庭の前で、主演の中井貴一(46)、緒形拳(71)らとともに会見。黄色や白い花が咲く中「これが最後だなという気がした。連続ドラマはしんどいし、作っているスタッフもどんどん世代が違ってきているし…」と打ち明けた。 日本テレビ「前略おふくろ様」(1975〜77年)フジテレビ「北の国から」(81〜2002年)など多数のヒット作を生み出してきた脚本
ポニョ見たけど、師匠も男友達もいない宗介と、オタク的に都合の良い「聖なる女性賛美」が強すぎて駄目でしたポニョみて「これでいーのか」と思ってうっかり真似しちゃうような迂闊な駆け出しの人には、たいへん有効な良薬的エントリ。 ただし、いちいちごもっとも、ではあるものの、このツッコミが全部クリアされてる脚本だからといって、おもしろい、がどうかは別のような気が。せいぜい「納得」のレベルなのでは。じつは自分、観る前の予断として、乙木さんの書かれてる、海の中からポニョが崖の上で光る宗介の家に憧れていたってのを、彼女の家出の動機にするていうのがたぶん出てくるんだろうな、段取りにしてもうざいな、と思ってたらそゆこと一切無視し尽くしてたんで、心ん中でガッツポーズ決めてました!www にしても(ブクマでも突っ込まれていたけど)、異性婚という禁断の恋愛が、乗り越えるべき試練に満ちた冒険になりえていないっていうのは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く