自民党の石破茂政調会長は17日、菅直人首相が「当面の消費税率は自民党が提案する10%を一つの参考にする」と述べたことについて、「子ども手当や高速道路無料化など、選挙目当ての政策を今後どうするのか語らないままなら、『抱きつきお化け』のようで無責任だ」と批判した。国会内で記者団に答えた。 石破氏は「我々の10%は、民主党の効果が疑わしい政策を撤回する前提で積算した。もしこれを見直さないなら、税率は20〜25%になるはずだ」と強調。民主党が具体的な政策の修正方針を明らかにしない限り、与野党協議に応じない考えを示した。