熊本地震の被災地で医療支援を行うグループが、2000人余りの避難者の検診を行った結果、およそ1割の人の足に「エコノミークラス症候群」を起こすおそれのある、血のかたまりが見つかったと発表しました。避難生活を送る人は水分を取って運動するなど予防に努めるよう呼びかけています。 その結果、およそ1割に当たる185人で血栓が見つかったということです。70歳以上で睡眠薬を服用し、足に腫れやむくみがある人は血栓が見つかる割合が特に高かったということです。 熊本県によりますと、県内でこれまでに入院が必要とされたエコノミークラス症候群の患者は51人いて、このうち1人が死亡しています。 医療グループによりますと、東日本大震災では発生後4か月から5か月たって仮設住宅への入居が行われるころ、再びエコノミークラス症候群の患者が増えたという報告があり、医療グループは引き続き支援を行うことにしています。 橋本医師は「水