やまゆり園の事件が起きた時、私はお腹の大きい妊婦でした。「酷い事件だな」と胸は痛めたがどこか他人事で、テレビに映る非現実的なニュースをただただ観ていたのを覚えています。 その頃お腹にいた娘はもう6才になり、今年の春から小学1年生になりました。娘は、重度知的障害者です。言葉はないけれど、いつもニコニコしていて、魔女の宅急便を流すとキキの真似なのかリビングのキックバイクにまたがったり、プールの水遊びが好きで、よく食べ、良く寝る女の子です。 障害者関係の勉強をしていた時にふと、やまゆり園のことを思い出し、記憶にあった美帆さんの写真をもう一度見たくなりこちらに辿り着きました。事件当時とはまた違う、当事者に近い目線で、お母さんの記述を辿りました。美帆さんの雰囲気もうちの子にどこか似ていて、お母さんの心からの言葉に胸がギュッとなりました。本当に、なぜ19人は殺されなければならなかったのかと、犯人に対す
The Rainbow Pride rally in Tokyo in 2017. Sugita wrote that same-sex couples ‘lack productivity and do not contribute to the prosperity of the nation’. Photograph: Shizuo Kambayashi/AP The Rainbow Pride rally in Tokyo in 2017. Sugita wrote that same-sex couples ‘lack productivity and do not contribute to the prosperity of the nation’. Photograph: Shizuo Kambayashi/AP
【プロフィール】常見陽平(つねみようへい) 身長175センチ 体重85キロ 千葉商科大学国際教養学部准教授/いしかわUIターン応援団長/働き方評論家/社会格闘家 北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業、同大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)。リクルート、バンダイ、ベンチャー企業、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師(現:准教授)。専攻は労働社会学。大学生の就職活動、労使関係、労働問題、キャリア論、若者論を中心に、執筆・講演など幅広く活動中。平成29年参議院国民生活・経済に関する調査会参考人、平成30年参議院経済産業委員会参考人、厚生労働省「多様な選考・採用機会の拡大に向けた検討会」参考人、「今後の若年者雇用に関する研究会」委員、第56回関西財界セミナー問題提起者などを務め、政策に関する提言も行っている。 執筆・講演のご依頼、お問い合わせなどはy
人を呪わば穴二つという諺がある。他人に害を与えようとすれば、自分にもいつかは降りかかってくるという意味だが、菅野完というジャーナリストもその言葉が身にしみていることだろう。 菅野は日本会議の研究や森友問題追及でその名を知られた。私は面識はないが、なかなかいいところに目をつけるジャーナリストだと思っていた。今週の週刊現代は、菅野がアメリカにいるとき、女性に対する暴力事件で逮捕されていた「過去」があると報じたのである。 1997年8月、テキサス州キリーン市内のセントラル・テキサス大学に通っていた菅野は、交際していた同級生の日本人女性を電話料金を払え払わないで揉めて、電話機を彼女に投げつけケガを負わせたというのだ。彼は逮捕され市の拘置所に収監された。その後、罰金650ドルと12カ月の保護観察処分がいい渡されたという。 だが、判決直前に菅野は先の彼女を再び殴り逮捕されてしまうのである。菅野は保証業
2年後のきょう、8月2日に、東京五輪の女子マラソンが行われる。日本列島は連日、猛烈な暑さに覆われているが、その中で走るのはどれぐらい過酷なのか。スタート時刻の午前7時に合わせて、実際のコースを10キロ走ってみた。 ■10キロ分挑戦 午前7時。気温31度、湿度65%。建設が進む新国立競技場の前…
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)が先日出演した米TV番組『The Late Late Show with James Corden』の名物企画「Carpool Karaoke」。車の中でトークとカラオケを繰り広げる企画で、その名場面の日本語訳をユニバーサルミュージックジャパンが公開しています ◯ペニー・レインと聖歌隊(2:16~) ジェームズ: ここどこだと思う? ポール: ペニー・レイン。 ジェームズ: 見てよ! ポール: 来たね。 ジェームズ: ここに来たらやっぱりこの曲を聴かなきゃ。どうかな? ポール: そうだね。 ♪ペニー・レイン ジェームズ: 誰もここに本人の名前があるなんて思わないよ。絶対信じないだろうな。 ♪ペニー・レイン ポール: 僕は昔、あの教会の聖歌隊にいたんだ! ジェームズ: あの教会? ポール: 聖バーバナス教会だ。 ジェームズ: 聖歌隊にいた
「さよならミニスカート」は女子の中で唯一スカートを履かず、スラックスで高校生活を送っている少女・仁那を主人公に描く物語。第1話では“女の子であることをやめた”仁那が抱えている、誰にも言えない秘密の一端が明かされる。なお本作の連載開始に合わせ、集英社は動画や試し読みを楽しめる特設サイトを公開。サイト上ではりぼん新編集長の相田聡一氏からのコメントも掲載されており、相田編集長は「異例。この連載は、何があろうと、続けていきます。あなたに届けるために」「このまんがに、無関心な女子はいても、無関係な女子はいない。今こそ、読んでください。今こそ、すべての女子に捧げたい」と語っている。 このほか今号では、「丹羽くんはただの友達です!」の木下ほのかによる新連載「ハツコイと太陽」も始動。同作は男勝りな小学6年生・小春子の初恋を描く恋愛ものだ。
「なんだったんだ、あれは……!」 ステージが終わり、周囲の人たちは、衝撃をどう整理していいかわからない様子で、口々にそう呟いていた。 7月28日、『フジロックフェスティバル '18』でのスクリレックスのステージに、YOSHIKIがサプライズ出演を果たした。フェス来場者だけでなくSNSやメディアにも大きな話題を巻き起こしたこのコラボを、筆者は会場前方でまじまじと観ていた。 終わったときの率直な感慨は「とにかくすごいものを観た」というもの。圧倒的なパフォーマンスではあったのだが、それ以前に「何がなんだかわからない」というすごさがあった。この日の様子はYouTubeでも生配信され、SNSやネットニュースではYOSHIKIがスクリレックスのステージに登場することは事前に告知されていた。なので画面越しに観た人は、いろいろわかった上でこのパフォーマンスを楽しんだことだろう。 しかし現場では、そもそもそ
トリフィド時代 (食人植物の恐怖)【新訳版】 (創元SF文庫) 作者: ジョン・ウィンダム,中村融出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2018/07/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る英国SF界にその名を轟かすジョン・ウィンダムの代表作『トリフィド時代』の新訳版が出た。僕も三本足の動く植物がまあなんかスゲーんだよ!! という雑な評判は知っていたのだが読むのは今回がはじめて。第二次世界大戦の爪痕が色濃く残る1951年に刊行された作品だけれども、今読んでもめちゃくちゃおもしろい。 基本的には終末世界をわずかに生き残った人間がロードームービー的に旅をしていくのだが、その世界には人間を食べる凶悪な植物〈トリフィド〉がいて──と、今でいうと終末ゾンビ物のゾンビがトリフィドに入れ替わったような感じか(内容はずいぶん違うが)。ゾンビだと「死」の象徴としての側面が強いし、手垢が
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