宮崎県都城市の人気返礼品で大規模な偽装が発覚し、波紋が広がっています。 産地偽装が判明したのは、熊本県に本社を置き、都城市に工場があるヒムカ食品です。 九州農政局によると、ヒムカ食品はブラジル産またはタイ産の生鮮鶏肉を「宮崎県産」と偽り、「宮崎県産若鶏もも3.3キロカット済」として、ふるさと納税の返礼品取扱業者2社に販売していたということです。 問題はその規模です。販売されたのはおよそ144トン、4万3600件余りです。1件あたりの寄付金額は1万円で、単純計算でおよそ4億3600万円に上ります。 昨年度にはふるさと納税の寄付金額がおよそ196億円で、全国トップとなった都城市。今回の経緯について、都城市の担当者は次のように話します。 都城市ふるさと産業推進局 野見山修一副課長:「ヒムカ食品の聞き取りの話では、鳥インフルエンザの影響で、十分な(宮崎県産の)鶏肉が入ってきていなかった」 事業者へ