カタツムリ、どこへ? 近畿では半数が絶滅危機―市街地化や乾燥原因と識者 時事通信 編集局2024年07月13日13時34分配信 滋賀県レッドデータブックで、絶滅危惧Ⅰ類に指定されているカタツムリ「ヤコビマイマイ」(中井克樹研究員提供) 梅雨の時期、公園などでよく見掛けられたカタツムリの姿が少なくなっている。識者は市街地化の進展や乾燥化が原因と指摘。近畿地方では半数の種が絶滅の危機に直面しているとされ、移動能力に乏しいため、新たに緑地を設けても移るのが困難という。 福岡の高校生、世界水フォーラムで発表 地元河川の環境改善訴える―インドネシア カタツムリは貝の仲間で、日本には約800種生息する。滋賀県立琵琶湖博物館の中井克樹特別研究員は、各地で市街地化が進むことで、身近な場所でカタツムリが減少していると話す。粘液を使ってゆっくりと進む特性から、「近くに植樹などをしても、自力では移動できず、すみ