霞ヶ関も導入する!?クラウドコンピューティングの本質を理解する:ものになるモノ、ならないモノ(30) 連載目次 官庁をクリーンにする「霞が関クラウド」 昨年11月、ある総務省の幹部が筆者に冗談っぽく「霞が関クラウドを作ろうと思っている」と言った。「霞が関クラウド」とは、縦割り行政の壁に分断されて、低効率、高コスト体質に陥っている官公庁や行政のITインフラにクラウドコンピューティングの手法を取り入れることで、高効率化とコスト減を計ろうというものだ。 「役所のシステム」と「クラウドコンピューティング」というと、一見相いれないキーワードが並んでいるように感じるが、社保庁の「宙に浮いた5000万件の年金記録」問題の後始末や、定額給付金の事務処理といった「ピーク対応」「一時対応」にこそ、推進してもらいたい施策だ。 くだんの官僚は冗談交じりに「霞が関クラウド」という言葉を口にしたが、案外、本気モードで
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