韓国LG Electronicsと米VMwareは、仮想化技術による「公私両用携帯」機能をAndroidスマートフォンに実装、「2012 International CES」のプレイベント「CES Unveiled」で2012年1月8日(現地時間)公開した。これは、両社が2010年12月に発表していたものだ(2010年12月の発表資料)。 VMwareの仮想化技術を使うことにより、1台のスマートフォン上で業務用アカウントと私用のアカウントを利用できる。アイコンをタップすることで、別のホームスクリーンに簡単に切り替えられる(写真)。「これまでは業務用と私用の2台を持っていたユーザーは、この1台で済ませられる」(会場の説明員)。
仕事用とプライベート用に2台のスマートフォンを持ち歩かなくてはならないことにうんざりしている人向けに、この悩みを解消し、どこへ行くにも複数の端末を持っていく必要がなくなるような選択肢が登場しつつある。 そうした製品の1つが「VMware Horizon Mobile」というソリューションだ。簡単に言えば、このプラットフォームを使うと「電話の中にもう1台の電話」を持てる。つまり、1台の端末上に仕事用とプライベート用のモバイル環境を別々に持てるということだ。ユーザーは1台のスマートフォン上に2台分の電話番号とデータアカウントを持つことができるようになる。 コンピュータのハードドライブにおけるパーティションのようなものと考えればいいが、仮想化のおかげで仕事専用に使用する容量はずっと少なくてすみ、2つのユーザーインターフェースを切り替えるのもはるかに簡単だ。 仕事用の環境は完全に暗号化され、電話番
2011/08/31 将来の業務用IT環境は、現在のように端末に依存するものであってはならない。ポストPCの時代には、ユーザーが多様な端末を場面に応じて使い分けながら、一貫したアプリケーションやデータの活用ができるものでなければならない ――。米ヴイエムウェアのCTOであるスティーブ・ハロッド(Steve Herrod)氏は8月30日(米国時間)、VMworldでこの目的に向けた同社のさまざまな取り組みを、基調講演のなかで説明した。その中にはスマートフォンの仮想化、アプリケーションの「HTML5化」、エンタープライズ版のDropboxともいえるデータ同期サービスなどが含まれている。 スマートフォンの仮想化とは、スマートフォン自体にハイパーバイザを導入し、複数の端末として使えるようにする技術だ。「Mobile Virtualization Platform(MVP)」と呼ぶ仮想化技術を、モバ
Cisco Systems、EMC、VMwareは共に、新たな統合データセンター製品の販売を手がけるジョイントベンチャーの立ち上げを米国時間11月3日に発表した。 同ジョイントベンチャーでは、「V-Block」と呼ばれる製品のメンテナンスおよびサービスサポートの販売提供が計画されている。V-Blockは、EMCのストレージ製品、Ciscoの仮想化サーバおよびネットワーク機器、VMwareの仮想化テクノロジを統合したものとなる。 今回の提携は、The Wall Street Journal(WSJ)が9月にCiscoとEMCの「Alpine」というコード名で呼ばれる協業に関して報じて以来、うわさになっていた。また、先週末から今週にかけて、その提携の実現をめぐるうわさが熱を帯びてきていた。 ジョイントベンチャーでは、製品メンテナンスの販売と提供が行なわれる。しかしながら、クラウドのインフラスト
米ヴイエムウェアの社長兼CEOであるポール・マリッツ氏は9月16日(米国時間)、9月15日に米国ネバダ州ラスベガスで開幕したVMworldで基調講演を行い、クラウド・コンピューティングに焦点を当てた同社の今後数年間にわたる戦略を紹介した。 今後、企業内では情報システム部門がクラウド/ユーティリティ・コンピューティング的に、業務部門に対してITインフラ運用をサービスとして提供する傾向が強まってくる。一方、企業に対してCPUやストレージといったコンピューティング・リソースを提供するクラウド・コンピューティング・サービスが普及していく。ヴイエムウェアはこの両者がそれぞれクラウド環境を構築できるITインフラ運用プラットフォームを提供するとともに、これら相互を統合する機能を提供していく。ヴイエムウェアは、自社製品の将来像を「Virtual Data Center OS」(VDC-OS)というコンセプ
米VMwareは米国時間2008年9月15日,同社が米ラスベガスで開催中の「VMworld 2008」で新しい仮想化製品と技術を発表した。これらの製品と技術により,サーバー,ストレージ,ネットワークといったハードウエア・リソースを社内の“クラウド”に集約して運用する仮想データセンターOS「Virtual Datacenter Operating System(VDC-OS)」の構築を目指す。 VDC-OSは,ハードウエア・リソースを効率的に社内クラウドに集約し,さらに多くの処理能力が必要とされる場合に外部のクラウドを利用できるようにするもの。従来のOSは,単一のサーバー向けに最適化され,そのインタフェースに合わせて書かれたアプリケーションしかサポートしないが,VDC-OSは「データセンター全体のOS」としての役割を果たし,Windowsアプリケーションから混在OS環境向けアプリケーションま
米VMwareは9月15日(現地時間)、現在米ネバダ州ラスベガスで開催されている「VMworld 2008」において、データセンターのインフラそのものを仮想化する「Virtual Datacenter Operating System(VDC-OS)」構想を発表した。VDC-OSは既存の製品ラインを整理・拡充し、ソリューション別の体系化を行ったもの。既存のOSとは異なり、サーバ、ストレージ、ネットワークなどのリソースを仮想化してプールすることで、一種の"クラウド"のようなインフラをデータセンター内外に構築できる。リソースの効率化を促すとともに、可用性や柔軟性の向上、さらには管理の自動化を実現するものとなる。 今回発表されたVDC-OSでは「vServices」の名称で3つの製品カテゴリが定義されている。1つは「Infrastructure vServices」で、サーバやストレージ、ネット
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