前回は、新クライアントOSとしてのWindows Vista(以下Vista)の位置づけ、エディション構成、OSのサブシステム構成などを概観した。引き続き第2回となる今回は、Vistaの主要な特徴のうち、改良されたユーザー・インターフェイスに注目しよう。 最初はとまどう新ユーザー・インターフェイス 前回ご紹介したとおり、Vistaでは、従来は一部のゲーム・ソフトウェアなどだけが使っていたアプリケーション・インターフェイスのDirectXを使用し、透明表示や3D表示など、表現力の高いグラフィックス表示を随所で活用する新ユーザー・インターフェイス、“Windows Aero”がサポートされた(ただし、Aeroをフル機能で使うには、高機能のグラフィックス・デバイスが必要)。また見た目上の見栄えだけでなく、スタート・ボタンやエクスプローラ、コントロール・パネルの各アイテムなど、メニュー構成や操作手