村正、それは伝説の日本刀。 徳川家に仇なす妖刀として名高いものが桑名市博物館で展示されていると知り、久しぶりに地元へ帰ってきました。 伝説の妖刀と対面する。 名古屋から近鉄に乗って20分。 変わってしまった駅前と、活気の少なくなった風景に戸惑いながら歩く事30分。 目的の桑名市博物館へ到着します。 ※撮影禁止の為、村正の写真はありません。ご了承ください。※ ガラスケースの中には1振りの日本刀。 爬虫類を思わせる、どこかぬめりを帯びた光を放っています。 目当ての展示物を前にして『ちっちゃ』と呟いてしまう私。 歴史に疎く、村正=セフィロスと貧弱な認識しかない自分が憎いです。 豹のようにしなやかで優美な曲線をした刀身。 触ったら凍ってしまいそうな、冷たく美しい金属の塊。 数百年の時を経ているとは信じられない、圧倒的な存在感を愚かなゲーム脳の女に与えてくるのでした。 ※セフィロス:FF7のラスボス