来春入試 受験予定者分を確保 大阪私立中学校高等学校連合会(大阪中高連)は6日、来春の高校入試で外部募集を行う私立高92校のうち、収容人数に余裕がある69校で計2439人の増員を行うと発表した。府教委の要請を受けて、公私合わせた総募集定員が受験者数を下回らないよう配慮したもので、すでに発表分の募集定員と合わせた私立の定員数は2万3875人となった。大阪中高連は「受験生を動揺させないようにできるだけ協力した」としている。 今回の増員で、公立4万5320人を含めた公私の総募集定員は、計6万9195人。府内の受験予定者6万7380人分を確保した。 この問題の発端は、今年度拡充された私立高授業料無償化策。今春入試で、私立高に人気が集まり、府立高で定員割れが相次いだ。このため、府立高の多くが来春の定員削減を求め、公私合わせた募集定員が受験予定者より約2000人不足することが10月末に判明。府教委