千葉県浦安市の松崎秀樹市長(66)は25日、来年4月の任期満了に伴う県知事選に立候補を検討していることを明らかにした。 年内に判断するとしている。自民党の推薦を得たい考えだが、森田知事(66)も出馬に向けて調整しており、知事選の支援体制を巡る駆け引きが活発化しそうだ。 松崎氏は同市内で報道陣に「(出馬を)検討していることは間違いない。熟慮中だ」と述べた。決断時期については、「できるだけ早く。年内に」と語った。 森田知事の県政運営に対しては、「こんなに市町村長に寄り添わない知事は初めてだ。大半の首長は同じ思いだ」と批判。首長が知事に面会予約を取っても会うまで1か月かかったことや、東日本大震災の被災地に足を運ばないことなどを例に挙げた。 松崎氏は県議などを経て市長5期目。「反森田の急 先鋒 ( せんぽう ) 」とされ、一部の首長と数年前から「今の知事でいいのか」と協議してきた。熊谷俊人・千葉市