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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (19)

  • 人質殺害事件に寄せて

    人人質事件は、残念な結果になった。 昨年六月に登場して以来、その残虐さで国際社会を震撼させてきた「イスラーム国」が、いかに深刻な問題かを、日は遅ればせながら実感したことになる。 この問題について、筆者はあまり語ってこなかった。少ない情報で、しかも人命がかかっていることで、あれこれ語ることがいいとは思えなかったからだ。この事件に関する日の報道を見ていると、解決に逆効果をもたらしたのではないかと懸念する。 そもそも、国内の普通の誘拐事件だったら、ここまで情報や憶測を垂れ流しにしただろうか。こうすればよい、ああすればよい、といったコメントが、いちいち日側の手の内、対応を犯人に晒しているとの自覚はなかったのだろうか。 犯人が海外だから、日国内で交わされる議論は聞こえないとでも思っているのかもしれない。だが、ネットに掲載される情報は日語でも簡単に自動翻訳にかけられるし、テレビ画像でもY

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2015/02/01
    報道が日本以外でみられてることを意識していたか/ヨルダンの巻き込まれ感/日本におけるイスラームへの偏見が強まるという結果に
  • 嫌イスラームの再燃を恐れるイスラーム世界

    シャルリー・エブド誌襲撃事件は、世界を震撼させている。欧米諸国を、というより、世界中のイスラーム教徒を、だ。 フランス版9-11事件ともいえるほどの衝撃を与えたこの事件に対して、イスラーム諸国は即刻、テロを糾弾し、フランスへの哀悼を示した。フランスと関係の深い北アフリカ諸国や、経済的なつながりの強い湾岸諸国はむろんのこと、ほとんどの中東の政府、要人が深々と弔意を示している。エジプトにあるスンナ派イスラームの最高学府たるアズハル学院も事件への非難声明を出したし、欧米諸国から「テロリスト」視されているレバノンの武装組織ヒズブッラーですら、惨殺されたフランスの漫画家との連帯を表明している。 意地悪な見方をすれば、この事件がイスラーム教徒の「踏絵」と化しているともいえる。ちょっとでも犯人側をかばうような発言をして、今後吹き荒れるのではと懸念される欧米での嫌イスラーム風潮に巻き込まれて、「テロリスト

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2015/01/09
    2012年には欧米がシャルリーに自制を呼びかけることも可能だったが、イスラーム国の台頭などでまたイスラーム=テロという図式ができてきた。そして今回ダメ押しが
  • 仏紙の風刺画は被災者を傷つけたか

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔10月8日号掲載〕 2020年東京五輪が決まった直後、フランスの週刊紙カナール・アンシェネが日で五輪が開催されることを皮肉った風刺画を掲載した。福島第一原発の放射能汚染で手や足が3になった力士が相撲を取る漫画だ。これを受けて、菅義偉官房長官は「東日大震災で被災した方々の気持ちを傷つける。汚染水問題について誤った印象を与える不適切な報道だ」と述べ、この風刺画に対し公式に抗議した。 フランスのメディアが日政府の怒りを買うのはこれが初めてではない。昨年10月にもフランスのテレビ番組が福島原発事故に関連する同様のジョークを放送し、物議を醸した。 フランスには長い風刺の歴史がある。1881年の出版自由法以来、フランスでは滑稽でひどく残酷な風刺画が発達してきた。誰かの悲劇や苦境をからかうのも表現の自由の一部と考えられている。権力者を皮肉るだけにとどまらず

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2013/10/18
    で、結局傷つけてないの?/「ここで攻撃されているのは、飢餓の惨状であって人々ではない」「同紙に言わせると、あの風刺画は被災者をコケにしたのではない」これは便利な理屈だ。今度誰かをおちょくるときに使おう
  • 「建築のジェノサイド」に気付かない日本

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔9月3日号掲載〕 鎌倉を世界文化遺産に登録しないように──ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)がそう勧告したことを受け、松尾崇・鎌倉市長と黒岩祐治・神奈川県知事は会見で無念さをにじませた。 鎌倉市当局は中世の都市としての「物的証拠が不十分」と指摘されたことを認め、私にこう説明した。人類の遺産として保護する価値があると世界に認めてほしいのは、鎌倉を取り囲む山々とその麓に点在する寺院や遺跡だ。そこに日独自のサムライ文化があると自分たちは考えているが、イコモスにはその意図が十分伝わらず、「武家の古都」とする根拠が不十分だと判断された、と。 黒岩知事は今回の勧告に「目の前が真っ暗になるような衝撃を受けた」と語った。こんな妥当な判断に衝撃を受けているようでは、知事の体が心配になる。そもそも県の誇る珠玉・鎌倉がじわじわ破壊さ

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2013/09/10
    伝統なんぞ無視して金儲けしたり外国のものや新しいものを欲しがったりする精神が意図せずに生んだものが「クールジャパン」だと思っていたが、外人からしたら伝統と切断された日本文化など無意味なのかも
  • 猪瀬発言:「イスラーム初」か「アジア初」か

    猪瀬都知事の発言が原因で、オリンピックの東京招致に影が差している。 「イスラム国はけんかばかり」という侮蔑的表現が取り上げられることが多いようだが、その発言を弁解するときに「雑談のつもりだった」と言った、「イスラム圏初ってそんな意味あるのかなあ」という発言のほうが、筆者は気になる。なぜなら半世紀前に東京でオリンピックが行われたときの、最大のウリが「アジア初のオリンピック」だったからだ。 そこで思い出したのが、1964年の東京オリンピックの際のゴタゴタである。 問題が起きたのは、オリンピック開催まであと2年強となった1962年8月、インドネシアで開催されていたアジア競技大会でのこと。この大会に、イスラエルと台湾の参加がインドネシアによって拒否されたのである。インドネシアは、インドのネルー首相やエジプトのナセル大統領と並んで、1955年以降アジア、アフリカ諸国を席巻していた非同盟諸国運動の中核

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2013/05/02
    東京五輪におけるインドネシア問題/64年のときはナショナリズムにとどまらず、もっと大きい意義があると主張できたのだが、今回の招致は日本の国威発揚、というより東京の都威発揚以外は特にないからなぁ
  • 政治家を育てる質問

    12月16日の衆議院選挙投票日。テレビ東京の開票特番「池上彰の総選挙ライブ」を担当しました。 放送中から思わぬ反響をいただき、テレビ東京にはいまも再放送やDVDの発売を求める声が寄せられているそうです。 テレビ東京の人たちはもちろんのこと、外部スタッフが総力を挙げて制作・放送したものですから、当然の評価とはいえ、その一翼を担った私も嬉しく思います。 いつも「いい質問ですね」が口癖の私としては、視聴者に「いい質問ですね」と言ってもらえる内容を目指したからです。 ただ、党首や候補者への私のインタビューは、ジャーナリストとして当然のことをしたまでで、これに関する評価は面映ゆいものがあります。 というのも、たとえばアメリカテレビ政治番組なら、政治家に対しての容赦ない切り込み、突っ込みは当然のことだからです。 日なら「失礼な質問」に当たるようなことでも、平然として質問をしますし、質問を受けた側

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2012/12/24
    例の選挙特番。「テレビ東京にはいまも再放送やDVDの発売を求める声が寄せられているそうです」w/「これまでの政治番組や選挙特番が、政治家に対して、厳しい質問をしてこなかっただけなのではないでしょうか」
  • 日本メディアに叩かれた加藤嘉一君への2通目の手紙

    今週のコラムニスト:李小牧 〔12月12日号掲載〕 親愛なる加藤嘉一君へ──。 中国でコラムニストとして活動し、「中国で一番有名な日人」とも呼ばれる君に、このコラム上で「手紙」を書いたのは昨年6月。人生の先輩として、また一人の中国人として、君が日人の耳に届かないのをいいことに、中国で日の悪口を言っていると批判しました。 その後、君は私に直接「今後は李さんの貴重な意見を参考にしたい」というメールを送ってくれました。ただ、残念ながら私の苦言は君の心に届かなかったようです。 先日、週刊文春が「『中国で一番有名な日人』の経歴詐称を告発する」という記事を大々的に掲載しました。加藤君が中国メディアで「東大に合格したが、それを蹴ってあえて北京大学に入学した」と語っていたのは周知の事実。この記事は、それが真っ赤な嘘だということを、君の出身高校への取材で暴いています。君をよく知っている私のところにも

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    bt-shouichi 2012/12/17
    李小牧氏
  • イスラエルのガザ攻撃が持つ意味

    14日に始まったイスラエルのガザ地区への空爆は、一週間経ても収まる気配を見せない。パレスチナ人の被害は100人を超え、オバマ政権もクリントン国務長官に仲介を命ずるなど、対応に動き始めた。 なぜ突然、パレスチナでの戦闘が激化したのか。日の報道の大半が「ガザを実効支配する"原理主義"組織ハマースがイスラエルにミサイルを撃ち込み、首都まで射程に入ったから」、それに対応してイスラエルが強硬手段に出た、と解説する。「ハマース=先に手を出した=悪者」との構造が、前提にある。 こうした切り取り方は、日の報道のいつもの陥穽だ。その背景や長期的に続けられているガザに対するイスラエルの政策がどうなのか、考慮することなくごく短期間だけ取り上げて、どちらが先に始めたか、で判断しようとする。実際のところ、2008-9年にイスラエルがガザを大々的に攻撃して1300人以上のパレスチナ人の死者を出して以来、戦闘は繰り

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    bt-shouichi 2012/11/21
    「イスラエルの今回の攻撃は、アラブ諸国に対する一種の試験である」強硬な政策を取らない場合→イスラエルは「春」以前と同様に優位を保てる/反イスラエル路線→あいつら「原理主義」暴力集団ですよと主張できる
  • 「竹島・独島」騒動で伝えられない日韓の実像

    今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク 〔9月19日号掲載〕 ソウル大学での講義を終えて、2カ月ぶりに東京に戻ってきた。「日韓の境界人」を自任してきた僕だが、今回は初めて日に戻るのが怖かった。新大久保では反韓デモも起きたようだし、大学での授業もやりづらいことだろう、と。 ところが飛行機から眺めた日の風景に、思わず胸が熱くなってしまった。秀麗な山並みときれいに整備されたつつましい田園風景に妙に感動したのだ。 韓国で国家主義的な報道に浴していると、日在住25年の僕ですら、日にはナショナリストを装った原理主義者や韓国への反発を利用するポピュリスト的政治屋が闊歩しているかのような幻覚に襲われてしまう。だがこんな美しい風景を見ると、そこで暮らす普通の人々の良識を信じずにはいられない。実際、僕の周囲の人たちも前と変わらぬ態度で接してくれた。やはり何事も直接行ってみて、触れてみることが大切だ。 と

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2012/09/28
    「要は、日韓とも中国には強く言えない鬱憤を互いにぶつけ合っているのだ。実に情けない構図だ。日韓の衝突を喜んでいるのは誰だろう」
  • アピール下手の東京は再び五輪に素通りされる

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔3月28日号掲載〕 日は間もなくオリンピックの金メダルを手にするかもしれない。種目は「招致失敗」。88年(名古屋)、08年(大阪)、16年(東京)の夏季大会の開催地に立候補して落選した日の代表として、東京が20年大会の招致失敗に向けて果敢に準備を進めている。 前回の招致活動では150億円(うち100億円は公金)が無に帰した。コカ・コーラの社が唯一の自慢というアトランタが96年大会に選ばれ、東京のように素晴らしい都市がいつも素通りされるのだから驚きだ。 アトランタにあって東京にないものは何か──政治的かつ国際的な招致戦略を熟知しているかどうか、だ。日オリンピック委員会(JOC)のホームページは、今この時期に世界を意識していないことを何より物語っている。日語版はカラフルで躍動的で情報満載だが、英語版は社交辞令で作ったにすぎない。 東京の招致関連

    アピール下手の東京は再び五輪に素通りされる
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2012/04/09
    市民の支持が弱いだけでなく「それ以上に問題なのは、招致委員会がオリンピックの開催を、3・11の地震と津波を経験した日本の復興にとって重要だと強調していることだ」…だよねぇ
  • 明治期の翻訳パワーを今こそ取り戻せ

    今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク 〔12月14日号掲載〕 世界で最も古くからあり、人類進歩の原動力になった仕事なのに、携わる人の社会的地位は年々低くなっている職業は何か──答えは翻訳だ。翻訳・通訳といえば、単なる「言葉移し」で「機械的な作業」との認識が一般的だろう。 だが、僕はこのたび『イ・サンの夢見た世界──正祖の政治と哲学』(キネマ旬報社)という韓国歴史書の翻訳に携わってみて初めて知った。翻訳という世界の奥深さと快感を。 翻訳者はある意味で医者だ。原文の間違い、文法的におかしな表現、意味不明な表現もすべて直す。訳注を加えてより完成された形で世に出すという意味で、スタイリストでもある。 アメリカの文学研究者ハロルド・ブルームの理論に基づけば、「すべての読書は誤読であり、すべての翻訳は誤訳である」。そのとおりかもしれない。完璧な翻訳など不可能であり、原作の美しさや表現は損なわれること

    明治期の翻訳パワーを今こそ取り戻せ
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    bt-shouichi 2011/12/21
    ま、こういうふうに「内向きw」と煽る話に乗せられたら今度は「まだ出羽守なのかよw」と嘲笑されるんですけどね
  • 無料航空券バラマキでは外国人は呼べない

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔11月2日号掲載〕 日旅行業界は新時代に突入しようとしている。かつて航空会社といえば日航空(JAL)と全日空(ANA)ぐらいだったが、今ではピーチアビエーションのような格安航空会社が参入。そして、今度は外国人旅行者をタダで運ぶ組織まで登場したのだ。その名はJTA──日の観光庁だ。 これはアイドルグループの嵐を「観光立国ナビゲーター」に任命したのに続くJTAの観光振興策だ。1万人の外国人を対象に、日への往復航空券を無料で提供するという。 嵐の起用とは異なり、この思い切った計画は世界のメディアの注目を少なくとも一瞬は集めた。大胆さでは世界でも例のないプロジェクトだ。フランス政府観光局のある関係者は私にこう言った。「新規顧客の開拓のためにフランス政府から航空券を50枚手に入れるのだって大変なのに、1万枚とはすごい数だ。今でも日はよほどリッチなん

    無料航空券バラマキでは外国人は呼べない
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    bt-shouichi 2011/11/11
    食の不安の話がいつの間にかゼネコンが~といった愚痴でうやむやに。フランス人ってだけでこのレベルの記事でも載せてもらえるんだから幸せな奴だ
  • 米国人ラッパーが作った最強の東京PRビデオ

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔10月12日号掲載〕 東京という街を宣伝する史上最高の広告。これを作ったのは日人ではない。ギリシャ出身の無名の監督とアメリカの超人気アーティストだ。 霞が関のお役人の中で、ファレル・ウィリアムスの名を聞いたことがある人はそう多くはないだろう。だがウィリアムスは世界的なスター。73年生まれで、知名度においても影響力においても、同世代のアーティストの中では抜きんでた存在だ。多才な人物で、ラッパーであり歌手であり、ヒット曲を数多く手掛けたプロデューサーであり、作曲家であり、デザイナーとしての実績もある。 要するに、ウィリアムスは流行の最先端にいる人間ということになる。一歩先を見て、べ物や音楽旅行先のトレンドを動かす「世界のトレンドセッター」であり、世界中の若者たちが彼の意見に耳を傾ける。宣伝マンとしてはこれ以上望むべくもない存在だ。 そしてありがたい

    米国人ラッパーが作った最強の東京PRビデオ
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    bt-shouichi 2011/10/18
    嵐のPRビデオにずれた批判をしてたおフランス野郎か
  • ネクタイも背筋も緩めて「ルーズビズ」の夏を

    今週のコラムニスト:マイケル・プロンコ 〔7月20日号掲載〕 先日、中央線に乗ったときのこと。私の目は1人の女性にクギ付けになった。目を引くような美女だったからではない。あまりに「きちっと」していたのだ。新宿までの30分間、彼女は微動だにせず座っていた。背筋をぴしりと伸ばして胸を張り、そろえた足は20度の角度に傾けている。芸者かバレリーナの卵だろうか。いや、ひょっとしたらニンジャ?! ハンカチで額の汗を拭ったときですら、そのしぐさはきちんとしていた。 しかし東京では、こうした自制の利いた所作に出合うことなど珍しくない。ロンドンの人々はパブの壁にもたれ、背中をたたき合う。パリではセーヌ川に架かる橋の上で他人の目を気にせずピクニックをする。ニューヨーカーは街角で何時間でもだべる。だが東京では一服する喫煙者さえ、兵隊のような「気を付け」の姿勢だ。 東京のボディーランゲージは厳格で控えめ。外国の人

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    bt-shouichi 2011/07/25
    外人うぜー。でもこういう外人は日本で需要あるんだろうな~
  • それでもお上に従順な日本の「おしん」たち

    今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク 〔6月8日号掲載〕 統治者にとって日ほどのパラダイスはないだろう。未曾有の大震災に見舞われても被災者は先の見えない避難所生活に耐え、子供たちはけなげな笑顔を忘れない。水が売り切れたスーパーの棚を見ても、なぜ海外から早急に輸入しないのだと政府に不満の声が上がることもなく、代わりに人々は買い占めや風評被害、国外や西日への「逃亡者」を糾弾する。 原発事故の深刻さを海外メディアに指摘され、お上と東京電力に情報公開や迅速な対応を求めながらも、彼らを信じて「耐えるしかない」と自分に言い聞かせる。 しかし、ドラマ『おしん』さながらの忍耐力を世界から称賛されてきた日人の我慢も限界を迎え、不安と怒りが徐々に臨界点に達しようとしている。情報の透明性をより強く求めるようになり、放射能に関する国の基準にも異議を唱えるようになった。これはむしろ、ようやく日人が震災のショ

    それでもお上に従順な日本の「おしん」たち
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    bt-shouichi 2011/06/16
    「不満や怒りはため込まずに放出して冷却させたほうがいい」←憂さ晴らしは政治家や東電に向けてやれってか
  • 東京の人と街を彩る完璧な服装という「鎧」

    今週のコラムニスト:マイケル・プロンコ 東京ではよく完璧な女性に出会う。電車の中や道で擦れ違いざまに、うっとりするほど完璧な女性を見掛ける。といっても、この人と生涯を共にしたいと思うわけじゃない。一分の隙もないほど完璧な服装の女性という意味だ。東京にはそんな女性があふれている。 驚くほど完璧なファッションの女性を一日に何度も見掛ける。細部まで計画し配置し磨き上げたかのようだ。ハンドバッグももイヤリングも服もばっちり決まっている。携帯電話の色までぴったりだ! 東京のは世界一ぴかぴか。東京では何でも「完璧であること」が重要だ。 完璧に決めた女性を見るたび、どのくらい時間がかかるんだろうと思う。冬は帽子やスカーフやコートも加わるから、さらに大変だ。なのに360度どこから見ても完璧。後ろはどうやってチェックするのか。きっと自宅に複雑な仕組みの鏡があるに違いない。たとえ地震で鏡が割れても何のその

    東京の人と街を彩る完璧な服装という「鎧」
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    bt-shouichi 2011/04/12
    だらしない外人には東京の人のカジュアルですら完璧に見えるという話。下らん
  • エジプト:祭りの後、でもまたいつでも祭りは起きる

    とうとうムバーラクが辞任した。 1月25日の大規模デモ以来、繰り返される民衆の抗議に押されながらも三週間弱、権力に固執し続けたが、くしくもイラン革命と同じ日、ムバーラク政権は民衆に倒される形となった。 暫定政権を担うのが軍であることには代わりがない。憲法や議会など、政治システムの変革がどう進められるかは、未知数だ。長い目で見たら何も変わらなかった、という結果にならない保証はない。 だが、今後どのような変化が訪れるにせよ、今回民衆運動の勝利が、決定的にエジプト社会の政治意識を変えたことは間違いない。 第一には、普通の人々が体制に挑戦することを恐れなくなったことだ。アラブの長期政権のほとんどが生き延びてきた理由は、現政権が倒れたときに訪れるであろう混乱と変動に、人々が恐怖を抱いたからである。慣れ親しんだコネ関係、暗黙のうちに了解される「超えてはいけない一線」――。長年のゲームルールがなくなった

    エジプト:祭りの後、でもまたいつでも祭りは起きる
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    bt-shouichi 2011/02/14
    いくらでもひどいことになる可能性はあった中で、こういう現状に至っている理由がこれを読んでなんとなくわかった/こういうのはお気楽とは言わないと思うんだけどね
  • チュニジア・ジャスミン革命の「意外」性

    チュニジアの政変には、驚いた。 中東に長期独裁を問題視する声は多かれど、その崩壊劇がチュニジアで起きるとは、予想していた者は多くはなかったに違いない。 報道では、フェースブックを始めとするメディアの役割に、今回の政変の意外性を見る分析が多い。だが、ネットが民衆運動に劇的な役割を果たしたのは今回が初めてではない。一昨年の六月、イランで大統領選挙の後、従来になく大規模な反政府デモが展開されたが、そこに集まった人々はツイッターやショートメールで情報交換した。2008年年末のイスラエルによるガザ攻撃の際、砲撃に晒されて家を出られないパレスチナ人がブログで伝えた「実況」は、世界を駆け巡った。 中東は、近年ネットユーザー数の急増が、世界でも顕著な地域である。いまや国民の三人に一人はネットユーザーで、その数は十年前に比べて30倍以上に増えた。特にイランやシリアなど情報統制の厳しい国での増加率は100倍以

    チュニジア・ジャスミン革命の「意外」性
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    bt-shouichi 2011/01/21
    どうなることやら
  • スカイツリーは東京衰退のシンボルだ | TOKYO EYE | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー パリにモンパルナス・タワーが完成したのは1972年。フランスで一番高い超高層ビルとして、街の中心部に誕生した。この建物は当時、現代化への道をひた走る「新生フランス」をリードする「新生パリ」のエスプリのシンボルして期待された。それは「ほかの先進工業諸国に遅れを取るものか」という意思表示だった。 だがその外観はといえば、六木ヒルズよりはややマシという程度の醜悪さ。時とともに、モンパルナス・タワーは大きな過ちだったことが明らかになってきた。パリの景観を壊しているのだ。 パリは歴史的に「平ら」な都市だ。太陽の光はまっすぐ地面に届き、木々はすくすくと育つ。たちの悪い旅行会社にそそのかされでもしない限り、モンパルナス・タワーを訪れる日人観光客などいないだろう。パリにはこんなジョークもあるくらいだ。「パリで最も美しい景色は、モンパルナス・タワーからの眺め。なぜか

    スカイツリーは東京衰退のシンボルだ | TOKYO EYE | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
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    bt-shouichi 2010/12/20
    ディベロッパーに対する懸念には共感するが、それ以上にやっぱ西洋人は日本を見下してんだなーと感じさせる文章。いまだに高さを「進歩」と捉える日本人て野蛮ねwと。西洋人に言われると真に受ける人いるしなー
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