90 特集/「持続可能な福祉社会の構想」 セッション3:国際比較と全体展望 ヨーロッパ福祉国家改革の可能性 ――オランダの視点から 千葉大学法経学部助教授 水島 治郎 はじめに――大陸型福祉国家の独自性 水島でございます。朝はスウェーデン、夕方はオランダと小国のオンパレー ドになります。しかし、むしろ今の状況ではオランダについてお話しする意味 があるのではないかと考えております。今日の午前中にはスウェーデンの福祉 国家、公的サービスのきわめて充実した福祉国家についてお話がありましたし、 また私の後で秋元先生がアメリカにおける福祉国家の変容についてお話されま すが、しかし先進国における福祉国家を考える場合には、英米型の自由主義的 な市場重視の自己責任重視の福祉国家、そして北欧型の社会民主主義主導の充 実した福祉国家と異なる発展系統と構造をもつ、大陸ヨーロッパにおける福祉 国家の構造を見る
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