年齢にもよりますが、特に保育園に入るくらいの子どもは免疫機能が未熟です。 生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんの身体の中でもらった免疫グロブリンIgGという感染防御に重要なたんぱく質をたくさん持っています。しかしこの免疫グロブリンは、生後6ヶ月までに徐々に減少していくのです。 生後6ヶ月〜2歳頃までは人生で一番免疫グロブリンが少ない時期のため、しょっちゅう風邪をひきます。多くの場合1年に6~8回ほど、15%の子は9~12回ほど風邪をひくといわれています(※1)。 おまけに、子どもたちは咳エチケットを身に付けておらず、手洗いも十分にできませんし、鼻をかむこともできません。鼻水をだらだら流したり手でふいたりして、周りの子たちと風邪を移しあってしまいます。 もちろん、徐々に免疫がついてきて子どもが熱を出す機会は減っていきますが、個人差もあってなかなか落ち着かない場合もあります。ほとんどの場合は、
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