携帯電話の通話記録からポリグラフ(うそ発見器)の検査まで。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が11日、衆院安全保障特別委員会で告発した海上自衛隊のものとみられる身辺調査書類は、つながりのあるありとあらゆる人間の情報を吸い上げています。プライバシー侵害の実態を見てみると―。 「記入要領」(写真1)では、「あなたの経歴を左右する大切な書類です」として、「記入に不備事項等が多い場合、申請の却下、あるいは適格性の取り消しとなることがあります。安易に省略したり、不明とせず、よく調査し、慎重に記入して」と、余さず個人情報を書き込むことを求めています。少なくとも2人以上の“友人”の名前や住所、生年月日や職業を必ず書くよう求めています。 「誓約書」(写真2)では、携帯電話通話記録などの提出やポリグラフ検査への協力を誓わせています(別項)。 「補助者」とされる上司が調査対象について評価する「調査票」(写真3)では
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