所信表明「麻生流」 民主に異例の逆質問(1/2ページ)2008年9月29日15時3分印刷ソーシャルブックマーク 国会開会式に臨む麻生首相=29日午後、松本敏之撮影 麻生首相は29日午後、衆参両院本会議で就任後初めての所信表明演説を行った。(1)国会での合意形成(2)補正予算(3)消費者庁創設(4)日米同盟と国連(5)インド洋での補給活動の継続――の5点について、民主党が代表質問で具体的な対応を明らかにするよう逆質問する異例の内容。与野党の政策協議を求め、応じない場合は衆院を解散する布石を打つとともに、総選挙での争点を明確にする狙いとみられる。 演説はまず、国会運営を取り上げた。通常国会でガソリン税などの暫定税率が一時撤廃されたことを例に、「民主党は政局を第一義とし、国民生活を第二義、第三義とする姿勢に終始した」と批判。「合意形成をあらかじめ拒む議会はその名に値しない」と述べ、「政治とは国民