オバマ米大統領が「核のない世界」を追求すると表明した4月のプラハ演説に対し、共産党の志位委員長が「歴史的な意義を持ち、心から歓迎する」との書簡を大統領あてに送ったところ、米政府から返事が届いた。共産党は米国を「独占資本主義、帝国主義」と批判、冷戦期からたびたび米大統領に核廃絶を求める書簡を送ってきたが、米側からの返事は初めてという。 米政府からの異例の返事を紹介しようと、党は志位氏の臨時記者会見を18日午後にセットした。ただ予定の約2時間前になって「公表について先方との調整が終わっていない」(党広報部)との理由で会見は先送りに。返事の中身は明らかになっていない。