舛添厚生労働相は19日の閣議後の記者会見で、成田空港などで新型の豚インフルエンザの水際対策として実施している航空機の機内検疫ついて、週内にも終了する可能性があると表明した。関西を中心に患者が増加している現状を踏まえ、新型インフルエンザ対策を水際対策から国内対策に移行する狙いがある。 厚生労働省は週内をめどに、新型インフル対策の緩和策を検討している。この緩和策の一つとして、舛添氏は機内検疫を週内に終えるかについて、「その可能性もある」と話した。ただ、「今日からゼロという訳ではない」として、最終的には首相の判断が必要との認識を示した。 機内検疫は、世界保健機関(WHO)が新型インフルの警戒レベルをフェーズ4にひきあげた先月28日に開始。米国、メキシコ、カナダからのすべての到着便に検疫官が入り、体温の確認などをしている。 だが、通常の態勢では検疫官が足りず、18日時点で成田、関西、中部の3