劉翔棄権、世論「許せぬ」 メディア・当局は火消し躍起2008年8月20日3時1分印刷ソーシャルブックマーク マークの写真や図はクリックで拡大します 18日、北京の地下鉄駅で、劉翔の棄権を伝えるテレビを見つめる人たち=林敏行撮影 北京五輪陸上男子110メートル障害をけがで棄権し、ハードルを1台も跳ばないまま姿を消した中国の国民的英雄・劉翔(25)をひぼう、中傷する意見が一夜明けた19日になっても中国国内で広がっている。一方、世論の暴発を抑えようと、メディアは劉擁護一色だ。 「許せない。五輪前に自分の世界記録を破られて、おじけづいたに違いない」。北京市内のタクシー運転手は19日朝の新聞を読んでも、劉のけがを信じなかった。 新華社通信は習近平(シー・チンピン)国家副主席が劉にお見舞いの電報を打ったことや「劉翔は神ではない」などと評論する記事を配信。劉も18日夜の中国中央テレビで「国民のみなさんに