カメラを止めるな! 映画館で『カメラを止めるな!』を観ていたのだけど Amazon Prime で無料になったのでもう一度見直した。当時はリピーター客が多くて序盤の伏線で「分かっている笑い」をされてちょっと嫌だったのだけど、確かに二回目こそが面白い映画ではある。 中川家が第一回M1グランプリの最終決戦で導入をミスるネタをやって、本当にミスったのかネタだったのかよく分からない空気になってしまったのだけど、初めての観賞はそのような空気を含めての体験となっている。 野戦昇進映画としての『カメラを止めるな!』 映画としての構造だとかは散々語り尽くされているのだけど、個人的にこの映画は「野戦昇進」を描いた映画であると感じている。 例えば戦闘の初期において、戦艦の艦長幕僚が全滅してしまい生き残った最高位の人間が少尉というケースだが、この場合、軍隊はその少尉を一時的に大佐の階級につけて艦長にする事によっ